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人類史の本流は中華秩序なのか、それとも西欧型秩序なのか

1)米国が露呈させた中国共産党政権の真の姿と日本の課題   日本が抱えている最重要な課題は、コロナ問題や拉致問題等ではなく、表題の問に対して明確な答えと姿勢を持つことである。短期的な経済的利益に囚われないで、現在が世界の歴史の方向が決定される時なのかどうかを考えるべきである。...

2014年5月7日水曜日

世界のインチキ雑感:

 中国裁判所が、戦前のトラブルに関して、当事者としての会社ではなく、既に代替わりした会社である商船三井に賠償金を支払う様判決を出した。時効という近代的制度も日中共同宣言も、どこふく風。これでは、中国から漢字の使用料を請求されるかもしれない。
 習近平主席はドイツで、日本軍が先の大戦で中国人3500万人殺したと演説したという。毛沢東と日本軍を取り違えているのではないかと川口マーン恵美氏はWillの六月号に書いている。(注1)
 韓国が、従軍慰安婦の悲惨な姿を宣伝するときは、当時の韓国の悲惨な経済状態や軍の将校の何倍も収入を得ていた慰安婦の方々の話はスッポリ抜けている。もちろん現在の視点からは、非常に悲惨な情況であることには異論は無い。しかしその責任を日本だけに帰すべきではない。これでは、「何もかも私の不幸はあなたの責任よ」と離婚直前のアホな女の言いぐさとそっくりだ。
 ウクライナの紛争の原点は、ソ連からロシア、ウクライナ、カザフスタンなどの国に別れる際、ウクライナはEUに入らずに、緩衝地帯的な位置にとどまるという了解があったと何処かで読んだ。(注2)そして、合法的なウクライナの政権担当者がテロリズムで国外に追い出されたあとの政権が、クリミヤなどでの独立運動家をテロリスト呼ばわりする資格があるのか? そんなことはおかまい無しの経済制裁とウクライナ暫定政権の支援は、米国の独善的態度ではないだろうか?
 日本でも、体を健康にする或いは保つという根拠など何もないものを、堂々と多くの会社が高い値段で売りつけている。また、プラズマクラスターとかマイナスイオンとかいう化学専攻の私には全く判らない化学用語を用いて、エアコンなどを売っている大企業。行政はなんにもしないのは、梅の木のカイガラムシか(注3)。
 何もかも世の中インチキだらけ。研究者のインチキが話題になっているが、そんな小さいインチキなど当事者に任せておけばよいのにと思う。(注4)

注釈:
1)同じ号に、西村真悟氏の「中韓の武器は嘘と捏造」と題して、面白い文章を書いています。
2)田中宇氏のブログ(一部有料)だろうと記憶している。
3)カイガラムシは木の幹にびっしりとくっ付いて、樹液を吸い取る害虫。
4)STAP論文の問題は、このブログでも何度も書いた様に、学会内で解決すべき問題である。また、一般人には理解困難で、且つ、ほとんど理解不要と言って良い。ただ、人件費(該当研究者の雇用)と研究費に関連する、税金の適正使用という側面だけで、一般社会と関係を持つ。

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