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2014年7月20日日曜日

丹羽氏は中国に取り込まれている 

 時事放談をみている。今日のゲストとして、前の中国大使の丹羽氏が出ている。 中国の(増加し続ける)軍事費は、米国のそれより十分小さく、それほど脅威でないと言う発言、中国の経済は十分成長しているなど、不可解な発言が多い。
 中国の軍事費は米国の数分の一程度であると丹羽氏は言うが、共産党独裁の国であるというファクターを考えると、増加を続ける中国の軍事費は、日本にとって大きな脅威であると思う。また、安倍氏の集団的自衛権行使を可能にすること(1)は、日本の対中国抑止力に役立たないと言う発言、米国と中国は世界経済一位と二位の国であり、経済的依存が密であり、紛争などあり得ないという発言など、歴史的な視点がある人の発言とは思えない。
 原発問題でも、「規制委員会の責任にして、再稼働するのは良くない。政治が責任をとらないといけない。」という発言だが、原発問題は専門性の高い問題であるから、政治が原子力規制委員会を設けているのである。政治の下にこの委員会があるのは最初から明らかである。
 丹羽氏は名古屋大学の時代、60年安保闘争を率いた人物だということである。だいたい、安保反対と学生運動をやった連中にロクなのがいない。70年安保の時には私は大学にいたので、ある程度解る。60年安保が、その時と同様の運動であったとしたら、安保闘争は反米運動であり、そして、同時に反政府的(或いは、反権力)運動だったと思う。それを主導した連中は、ほとんど全員バランス感覚や直感力に欠陥があったと思う。
 更に、あの反日騒動のとき大使であったこの方は、中国にまともにものを言ったのか? 兎に角、この方の発言を聞くときには、注意が必要である。

注釈:
1)憲法解釈で強引に集団的自衛権行使を可能にするのは良くないと思う。憲法改正すべきである。

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