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2014年12月18日木曜日

日本は北朝鮮との国交回復を目指すべき

 今日のニュースによると、オバマ大統領がローマ法王の仲介を得て、キューバとの国交回復を模索しているということである。共和党要人は、キューバが民主化されてから国交を回復すべきとの声明を出したが、それは間違いだと思う。北朝鮮もキューバも経済の発展がなければ、民主化はできないだろうし、現体制下ではその経済発展はなかなかできないだろう。

 米国がキューバとの国交回復を模索しているということは、日本も北朝鮮と国交回復を模索するチャンスであると思う。そして、それが実現すれば、拉致された被害者をはじめ、北朝鮮にいて帰国を希望する日本人をそっくり取り返すことが出来る。11月に私はブログに「北朝鮮をソフトランディングさせるべき」http://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/41810584.htmlということを書いた。北朝鮮問題は、徐々に解決できる問題ではないので、日本、韓国、米国の三か国が協力して、且つ、中国及びソ連の同意を得て、一気に解決すべきであると思う。

 以前のブログで書いた様に、北朝鮮から拉致被害者を取り戻すには、北朝鮮への戦後補償金の意味を持つかなり巨額の経済援助が不可欠である。そして、それを実現するためには日朝間の基本条約締結が不可欠だと思うが、それには二つの大きな障壁がある。それらは、北朝鮮の核兵器問題と日韓基本条約にある“韓国が半島の唯一正統な政府である”とする条文である。

 そこで、北朝鮮が非核化され、且つ、経済発展して民主化の準備ができた段階で統一するというシナリオで、米国と韓国の了解を得る必要がある。米国には、それだけではなく本格的なコミットメントを依頼しなければならない。日本だけの外交力では、北朝鮮の狡猾な外交と対峙することは無理だと思うからである。米国の助けを得て、日本が先頭に立って動く事が出来れば、一兆円レベルの経済支援と引き換えに、北朝鮮は核兵器の廃棄と体制の改革を実行することが出来るかもしれない。如何だろうか?

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