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2015年1月4日日曜日

金ジョンウン暗殺の筋書きを作ったのは米国国務省なのか?

ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント(SPE)の金ジョンウン暗殺をテーマにした映画の謎について、田中宇さんが調査した結果を無料で公開している。http://tanakanews.com/141229sony.htm

それによると、米国国務省がその筋書きに深く関与していたことを示すSPE社のメイルが、ハッキングによりもれていたのだ。この件を報じたThe Daily Beastは、ウィキペディアに記述されているように:http://en.wikipedia.org/wiki/The_Daily_Beast、米国ではよく知られたメディアだと思う。

田中氏は、米国がSPE社の作った映画が北朝鮮に流れ、北朝鮮内で金ジョンウン暗殺が企てられることを期待したのが目的の一つだというのである。

また、何故日本の代表的企業であるソニーの子会社がそれをすることになったのかについて、田中宇氏は北朝鮮と日本が接近する事を妨害する意味もあったかもしれないと記述している。それは、既に別のブログで私が書いたのと全く同じ筋書きである。http://blogs.yahoo.co.jp/mohkorigori/56700446.html

日本と日本人拉致被害者の生命にも拘るこの事件の背景について、日本のマスコミは全く報じないのには、驚きと言うより怒りを感じる。特に視聴者から金をとっているNHKは、本来なら、この件を日本政府や米国政府に遠慮なく報じる立場にある。それにも拘らず、官製の情報のみを垂れ流すことで、済ませている。このNHKの姿勢は、怠慢というより詐欺的である。

2 件のコメント:

  1. 田中宇氏の分析は納得できる。それに対し、日本のマスコミの対応に対する筆者の不満も理解出来る。しかし、其れとは次元を異にするかもしれないが、道義的な視点から、この映画を作った人間、其れを言論の自由を掲げて公開せよと迫った”世論”に、私は深い憤りを感じる。
    北朝鮮の人民にとって金正恩は、その為政の是非はともかく、日本の天皇に匹敵するのでは無いか。日本の天皇や各国の首相、ローマ法王の暗殺を主題とし、しかも其れを茶化すコメディーは、コメディーとして許される物であろうか。
    この点についての議論を聞かないのが不思議でならない。感傷的に過ぎるのであろうか。

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  2. コメント有り難うございます。上記文章で引用しましたサイト:(http://blogs.yahoo.co.jp/mohkorigori/56700446.html) を見ていただけば、いただいたコメント後半部分と同様の考えを述べております。

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