2015年9月9日水曜日

潘基文国連事務総長は北朝鮮を軟着陸させる努力をすべき

トルコを経由してギリシャに向ったシリア難民の小舟が転覆し、トルコ側に漂着した3歳児の写真が衝撃を伴って、世界中に伝搬した。また、シリアやアフリカの政情不安の国々からヨーロッパを目指す難民の船が難破するニュースが連日報道されている。ヨーロッパはギリシャ危機以上の難問を抱えることになった。大勢の難民を受入れるドイツでは、今後賛否両論とどれだけどの地方が受入れるかで国が揺れる事態になるかもしれない。

同様の問題が東アジアでも起こる可能性がある。朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮)の政情が不安定になれば、韓国、日本、中国に大勢の難民が押し寄せることになるだろう。難民として国を出るのは命懸けであり、それは国に残るのも命がけということを意味している。北朝鮮がそのようになる事態を防ぐのは、シリアなどに比べて或いは簡単かもしれない。それは、米国、韓国、日本などが北朝鮮の現政治体制を認めて、それを良い方向に進めることである。

北朝鮮は国連に1991年に加盟している。従って、国連事務総長の潘基文氏は北朝鮮を正式な国として認めている筈である。そうであるなら、北朝鮮と韓国との戦争を終結させ、講和の為に働く絶好のポジションにいることになる(補足1)。

21世紀になって、どちらかが戦争で統一することなど非現実的であるし、もしそのような企みがあれば、両国民の多数を悲惨な運命に導くことになる。従って、差し当たり両国間に講和条約を結ぶこと以外にないのではないか。そして、米国も正式な北朝鮮と国交を樹立したなら、北朝鮮が核兵器に拘る必要も減少する。その一連のプロセスは、北朝鮮の核兵器放棄実行を条件とするべきである。核兵器放棄は重要であるだけ、北朝鮮にも重い決断である。従って、一連のことを一挙に行なう必要があると思う。

更に、日本も北朝鮮を承認し、日朝基本条約を締結できるだろうし、その際に韓国に対して行なったような経済協力金を支払い、北朝鮮経済の復興を助けることが可能になる。そこまでが見通せる形で北朝鮮に提示し、国連が必死に調整の努力をすれば、可能かもしれない。そうなれば、拉致問題は自然に解決するだろう。

北朝鮮が中国型の自由経済を取り入れて経済的に豊かになれば、中国よりも簡単に金正恩は主席から大統領という名前になり、北朝鮮民主主義共和国に国名を変えることの可能だろう。韓国も、そうなればUnited States of Koreaへの道を考えればよい。

補足:

(1)これまで潘基文氏は国連事務総長と言う立場に相応しい行動をしてきたとは言い難い。あるメディアは次期韓国大統領を目指しているのではないかと報道したと記憶している。そんなことを考えずに、北朝鮮の安定に寄与しノーベル平和賞を目指したらどうか。
 これまで潘基文氏に関して批判的に書いて来たが、何とか現在の地位を利用して大きな仕事をして欲しい。以下にこれまでの潘基文氏について書いたブログをあげておく。

http://rcbyspinmanipulation.blogspot.jp/2013/09/blog-post.html
潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の日本批判について

http://rcbyspinmanipulation.blogspot.jp/2015/09/blog-post_3.html
村山元総理と潘基文国連事務総長の中国軍事パレード参加について

http://rcbyspinmanipulation.blogspot.jp/2015/09/blog-post_6.html
抗日戦勝70周年記念、世界同時株安、五輪エンブレム;一週間の出来事

== これは理系人間の素人の意見ですので、批判等歓迎します。==

1 件のコメント:

Q-kazan さんのコメント...

ヨーロッパの難民の現状から、翻って、アジアにおける難民を未然に防ぐために北朝鮮との講和を説いているこのブログの視点は良いと思う。この際、北鮮の主席世襲制度の容認または保証を提案することが、糸口になるかも知れないと,私は思うのですが。