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2017年4月5日水曜日

北朝鮮のミサイルが米国に届くかもしれないからといって、何故米国は北朝鮮を攻撃しなければならなくなったと言うのか?

日本に北朝鮮からミサイルが届くようになって久しいが、日本は北朝鮮を攻撃しなければならないとは考えていない。中国から米国にミサイルが届くようになって久しいが、米国は中国を攻撃すべきだとは言っていない。

北朝鮮が大陸間弾道ミサイルに核弾頭をつけたとしても、それを米国に打ち込むことは自殺行為だからある筈がない。金正日や金正恩をMad Manだと宣伝しても、誰が信用するのか?直接対話を拒絶している米国を対話のテーブルに招くために、核兵器開発をしていると最初から一貫して言っていたでは無いのか。

何を米国は焦っているのかわからない。米国が北朝鮮の国家承認をすれば何もかも静かになるのなら、簡単なことである。朝鮮半島を自由主義圏として統一する意思など朝鮮戦争でマッカーサーを解雇した時から一貫して無いのだから。

焦ったふりをして、北朝鮮を挑発しているだけだろう。もし、北朝鮮が先に攻撃してきた場合、真珠湾の時と同様、遠慮なく戦争ができる。ボーイングやロッキードなどの方々と肩を並べて、そんな話をしているのでは無いのか?

同盟国とそこに配備された米国軍に対する核の脅威を考えてのことなら、とっくの昔に北朝鮮に対して軍事行動をしていた筈だ。それを考えるのなら、今からでも日本や韓国に核配備をすれば済むことだ。朴正煕を暗殺したのは核開発を考えたからだという説がある。朴正煕が核開発計画に成功していたら、半島を統一した可能性が高いと思う。

この20年間の対北朝鮮政策は失敗だったなんていう発言は冗談だろう。元から、6カ国協議なんか、馬鹿げた枠組みを作って、韓国や日本が北朝鮮の核の脅威に怯えるまで時間稼ぎをしていたのだろう。

もう少しで、核の小型化が成功したところで、米国は西太平洋から引き上げるつもりだろう。それまでに一稼ぎできるのなら、それに越したことはないと、今準備をしているのだろう。最終的な目的は、要するに、日本、韓国、台湾などの経済的競争相手を潰すために、北朝鮮を育てたのでは無いだろうか。

地球は狭い。そこに繁栄できる国の数や人間の数は限られている。欧米人は、ローマクラブの成長の限界のような考えに基づいて、長期の戦略を立てている筈だ。当座の経済的利益からも、遠い将来の競争を考えても、東アジアの台頭は抑えたいと言うのが、基本戦略では無いのか。日本の対米追従の方々、どう思われますか?

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