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2017年8月8日火曜日

米国は北朝鮮問題にやる気をなくしたのか?

北朝鮮のICBMは米国の脅威ではない。北朝鮮がもし一発撃てば、100発返されて、北朝鮮は即潰れる。それに、ICBMに搭載出来るまでには核の小型は進んでいないだろう。しかし、それは時間の問題だろうが、米国はあまり重要視していない可能性が高い。

昨日放送のテレビニュースでは、北朝鮮の外相は笑顔で国際会議に出ている。自信をもって核開発に邁進できそうな雰囲気を感じ取っているのだろう。ASEAN関連外相会談の合間に日米韓の外相が会談し、河野外相が「今は北朝鮮に圧力をかける局面であり,日米韓で緊密に連携していきたい」旨を述べ,両長官から賛同を得た。河野さんもサラリーマン外相だから、オリジナリティなど何もないことを明確に示した。

これまで、米国が北朝鮮に空母などを派遣し、大げさな対応をして来たのは、日本及び韓国(特に日本)が北朝鮮の核の脅威を理由に、核装備を言い出す可能性を恐れたからだと思う。

しかし、日本は沈黙をしており、憲法改正の声すら上がらない。そのような日本相手だから、北朝鮮のICBMに核弾頭が乗っても、米国政府は”米国の核の傘は有効だ”と言えば良いのだ。それで安心した米国は、真面目に北朝鮮に対応する気持ちがなくなったのだろう。形だけは北朝鮮の脅威を宣伝し、それを日本へのプレゼントとしている。

中国は、「米国の制裁だけのやり方ではこの問題は解決しない」と発言している。それは、北朝鮮にこれ以上の核開発をやめさせるには、米国が北朝鮮と朝鮮戦争の終結と、米国による国家承認の話し合いをスタートすることだという意味だろう。その時期はやがてくるだろう。

その後の北朝鮮の経済復興の為の財布は、日本にある。日韓基本条約と同じプロセスで、日朝基本条約の締結交渉と拉致被害者の返還交渉、更には日本で引き起こした犯罪の実行犯の引き渡しの交渉をすれば良い。韓国の文在寅政権は、そのための日韓基本条約の修正交渉に喜んで同意する筈である。(補足1)

現在の北朝鮮と太平洋戦争直前の日本との違いは、北朝鮮には中国という親分とロシアという親戚が味方していることである。それに、北朝鮮は防衛力を付けているだけで、他国を侵略している訳ではない。核保有国である米中露にとって、放置しても何の問題もないのだ。唯一の気がかりは、それを口実に日本が核開発の意思をもつことだった。

中国にとって、北朝鮮に対する援助の肩代わりを日本にさせるのは、非常に経済的だ。戦前併合していた朝鮮半島に対する手切れ金を2度支払うことになるが、そんな理不尽に気付く日本の政治家は居ないだろうし、居ても諦めて支払うだろう。外国に対する金の払いっぷりは立派だ。

北朝鮮は核兵器を持つので、その後何度も慰安婦問題とか何とか適当に難癖をつけて、金を要求することになるだろう。

日本の政治の実力は、江崎真澄の息子が沖縄北方領土担当大臣になった直後の発言で明確に諸外国に発信された。(補足2) 小池東京都知事の下に、日本ファーストという国政向けの政党を作ることになったが、若狭弁護士のアナウンスも面白かった。あの小池知事の都政を見て集まる連中にろくなのは居ない筈。

非常に残念なことだが、日本ファーストが国会に数名の政治家を送るころには、日本からの逃避が金持層や国際的に進出している企業に起こるのではないかと思う。(以上、素人の意見として読み飛ばしてください。)

補足:
1)日韓基本条約では、韓国を朝鮮半島唯一の政権としている。その部分の修正が、日朝基本条約を締結する場合必須となる。
2) 「国会答弁ではしっかりと役人が作った原稿を読む」と記者会見で言った。冗談ではなく、本当にそう言ったのである。そのような大臣が日本には存在するのだ。これは安倍総理が作った奇跡である。http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000107134.html

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