2017年10月13日金曜日

今回の選挙は民進党解体だけの国際的恥さらしの選挙で終わるのか、それとも選挙後保守大再編が行われ歴史の節目を迎えることになるのか?

1)安倍総理は国難へ向かうにあたって、国民の意見を確認する意味で衆議院を解散したのだろう。その選挙戦を見ていると、野党第一党の民進党から候補者が公認されず、希望の党に多数流れたことや、党首討論での野党の貧弱な議論など、国難の真っ只中にある国の選挙だとは思えない。まるで、悲喜劇(喜悲劇と呼ぶべきか;補足1)を見ているような気がする。

更に、このような状況になっても尚、国民の関心は北朝鮮や中国の核兵器には全く向かっていない。信じられないことだが、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した(憲法前文)」という文章をそのまま信じているのかもしれない。(補足2)

しかし、小池百合子氏や前原誠司氏らが、かなり真面目に日本の将来を考えて動いたという解釈もあり得る。下に引用した動画前編で26分頃からの議論だが、馬渕睦夫氏が言う様に「選挙後に希望の党なども含めた保守の再編」が行われれば、それが証明されたことになる。勿論、最初から前原氏や小池氏が最初そのように考えていたとは思えないが、選挙の結果と日本の置かれた状況から考えて、保守再編路線に導かれる可能性はかなりある。それが日本の安全保障を考えると、より良い方向だろうと思う。
(前篇)https://www.youtube.com/watch?v=vT91VGyxHzg 
(後編)https://www.youtube.com/watch?v=7TGAdW1uT7E

2)冷戦中には現実的政党としては、自民党一党しかなかった。そのため、かなり幅広い考えを持った人たちが自民党を形成してきた。冷戦の終結で社会党がなくなり、自民党からはなれるた人たちなどが集まって民主党が作られ、その後みんなの党や日本維新の会など様々な政党ができては消えるなど、政党再編がまだ終わっていないのである。

今回民進党の前原氏が党への支持があまり期待できないことが切っ掛けで、大胆な工作を行った。https://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/43427828.html その工作を小池氏に持ちかけたことから、野党の大規模な再編がスタートし、馬渕氏の考えによれば、それが選挙後に自民党にまで及ぶだろうというのである。

元々この再編は、民進党で右派を形成していた前原氏が、民進党の左翼的政治姿勢(安保法制反対など)では、今回の選挙に勝てないと思ったことと、小池氏が元々憲法改正を考えており、前原氏とは比較的近い考えの政治家であったことが背景にあって起こったことである。それを考えると、今回の選挙により希望の党が数十人の当選者を得て、憲法改正を9条第二項の完全な書き換えという形で行うことで、世界に日本もまともな国家になりつつあるとの印象を与えるチャンスが到来するかもしれない。(補足3)

3)憲法改正の為に、国民投票で過半数を得るには、国民が夫々の属する社会において真面目に議論する事が大事である。NHKが今年3月に調査員の訪問によって行った世論調査によれば、憲法改正が必要だと答えた人の割合が43%あり、世論の動き方次第では過半数を得ることは可能である。https://www3.nhk.or.jp/news/special/kenpou70/yoron2017.html

朝日新聞など左翼系メディアに対して、同様のメディアを通しての宣伝だけでは、国民は自分の意見を持つに至らないだろう。現在もっとも有効だと私が思うのは、全国に張られた自治会ネットワークを用いて、防災訓練のような形で議論することである。そこでは、外部の人間を一切除き、純粋に住民だけで議論してもらうのが良い。危機感を持ち、十分な時間をとって議論すれば、まともな結論に至る筈である。

国民の意見をまとめるに当たって、深刻な障害となっているのは憲法学者達の反対である。日本の憲法学者の殆どが憲法9条に賛成だという、非常に奇妙な状況にある。私も既に、東大の憲法学の石川教授が、憲法9条を改正して独自軍を持つことに反対していることは、非常に奇妙なことであると既に指摘している。http://rcbyspinmanipulation.blogspot.jp/2017/06/blog-post_21.html

上記動画の後編(三節目に引用の二つ目のサイト)で高山氏が、その理由は憲法9条に賛成しなければ、まともな憲法学者と学会に認められないからだと言っている。つまり、憲法学会が未だにGHQの洗脳政策と左翼政党支援策の影響下にあり、まともではないのである。この種の問題は、法学の学会も国際的に開かれたものとして、海外との交流を十分行っておればおこらなかっただろう。日本は、今当に大改革の時期とすべきである。

補足:
1)悲喜劇というのは、最終的にはハッピーエンドの悲劇と喜劇を融合させたフィクション作品だそうである。今回のケースは、ハッピーエンドとは思えない。
2)京都大学の哲学教授であった田中美知太郎氏が、「憲法に平和を唱え挙げて平和がもたらされるというなら、台風は日本に来てはならないと憲法に記すことだけで台風が防げるか」という趣旨の言葉を何かに書いているという。これは、この種の議論で引用される有名な言葉のようである。
3)憲法9条の第一項と第二項をそのまま残して、第三項として「自衛隊を置く」という文章を入れるという案が安倍総理によりだされている。しかし、それは明らかに第二項と矛盾する。

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