2014年10月11日土曜日

地方創生=ウエークをみていての感想

 ウエークを見ている。同じ事を同じ様に下らん議論をしているので、こちらも同じ事を書く。
 石破地方創生大臣や益田元岩手県知事(元総務大臣)らを招いて議論している。今回の安倍内閣の看板政策の一つである地方創生も、竹下内閣時代のふるさと創生の二の舞になるだろう。

 石破さんは、「役場は忙しくて何も出来ない。そこで、国から大学教授とか知識人などの支援を得るため、地方から人の要求を出してもらい、霞ヶ関で調整を行なう」とか言っている。益田さんや橋本さんも賛成しているが、この方達の発想はこの程度だ。
 地方創生(注1)の為には、要するに、地方分権しかないのだ。中央で、林業とか農業とかについて、幾つかのことを断片的に考えた所で、何の足しにもならないだろう。

 参考にすべきは、江戸時代だとおもう。諸藩が半ば独立して、”行政担当者”(つまり武士たち)もその土地に住み、その土地の人間として生きていた。それが、あの明治維新の際に、長州藩、薩摩藩、土佐藩などからでも、優秀な人材が出て来た理由なのである。今、地方から人が出てくるか?
 政治活動費の不正使用がバレて、号泣記者会見を行なった元兵庫県議を見れば解るに様に、地方に人材などほとんどいないだろう。国がダメになったとして、平成維新だといっても誰も出てこないだろう。

 今のうちに、霞ヶ関を縮小し、道州制などの地方分権を行なわなければ、日本の沈滞は日本の消滅によって幕を閉じるだろう。  ウエークも下らん議論は止めた方が良い。

注釈:
1)創生なんて日本語はない。たぶん地方を元気にするくらいの意味だろう。

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