2015年12月29日火曜日

今回の米国の圧力による慰安婦問題の合意は禍根を残すだろう

今日の日韓外相会議で、慰安婦問題の解決について話し合っていたが、合意に達したという。ニュース記事によると、「日本政府は同問題で「責任を痛感」するとともに、安倍晋三首相が「心からおわびと反省の気持ち」を表明。元慰安婦支援のため、韓国政府が財団を設立し、日本政府の予算で10億円程度の資金を一括拠出する」。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151228-00000048-jij-pol

私はこのような米国の圧力で、原則を曲げた合意をすべきではないと思う。この文書の内容はすでに河野談話にあり、それ以外に何か表明したとすれば、禍根を次世代の日本人に残し、日韓関係における安倍総理の思惑とは全く逆の効果を及ぼす。あのときの約束が十分果たされていないとして、同じことを今後も繰り返すだろう。そんなこと分かりきっている。

その直接的な影響は今後、北朝鮮との講和の際に輪をかけて大きな問題となってしまい、再び今後50年から100年問題として残るだろう。あの時代の売春婦は、貧しい家では普通のことである。そして、韓国は日本の一部であり、慰安婦と呼ばれる人たちは士官たちと同等以上の経済的見返りを得て、国家の戦争に参加していたのだ。http://www.geocities.jp/makizushi33/ 上のサイトにある慰安婦の真実をどう説明するのか。

非人道的というが、徴兵して戦死させることやゼロ戦にのせて“玉砕”させたことよりも、非人道的とでもいうのか。都市部が空襲され子供や女性など何万人が殺されても、戦争を止めず、広島や長崎で原爆の被害者を十数万人出したことについてはどうなのか。

そもそも、
あの戦争は人道的だったのか、
戦争時の悲惨な出来事を人道的と非人道的に分類できるとでもいうのか。
非人道行為だと言って非難する資格のある国はどこにあるのか。
人道に反する罪は事後法ではなかったのか。
米国による都市部空襲やロシア兵による満州や千島列島での野獣か悪魔のごとき行いをどう思うのか。

戦勝国には人道の罪はないかの様な大国のエゴイズムに対する反感が、現在も世界各地で渦巻いているのではないだろうか。

事実を曲げてまで、政治問題化する韓国こそ非難されるべきである。安倍内閣は、原則のない最低の内閣である。

本文章は昨日ヤフー日本のブログに掲載したものの再録です。

0 件のコメント:

コメントを投稿