2016年2月27日土曜日

北朝鮮制裁国連決議案

アメリカは敵にすれば恐ろしい

北朝鮮に対する国連の制裁案が米中の会談で決まったらしい。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160226/k10010422651000.html航空燃料の輸出禁止、石炭の輸入禁止など、これまでにない厳しい内容だという。制裁案は、北朝鮮の出口を考えて作っているのだろうか?厳しければ最終的に暴発するだけであり、その様な制裁案は東洋人である私から見て正しい制裁案とは思えない。

戦争前、くず鉄禁輸から石油禁輸と逃げ道を封じられ、最後に中国での権益を一切否定する覚書を突きつけられて、負ける戦争に突入した日本を思い出す人が多いのではないだろうか。もちろん、日本の近衛総理の無能さや松岡外相の愚かさが日米開戦の第一の原因だと思う。しかし、英米など能力のある一神教の国は、愚かな国に対しては容赦なく叩くことしか頭に浮かばないのだろうかと思ってしまう。しかも、二度と立ち上がれ無い様に。日本なら、力も能力もある者は、弱い者や愚かで間違いを犯す者がいれば、助けるのが人徳だと教えられて育つのだが。

彼らは人情は傍に置いて(無いとは言わない)、論理で自国の利益を考える人たちである。その論理を用いて、二度と立ち上がれ無い叩き方を優秀な人たちのブレインストーミングで練る。そして日本に用いた方法は、しばらくは戦える力を与えることである。勝てるかもしれ無いと愚者が思い込む程度の力である。開戦前の1年半の石油備蓄がそれに当たるのかもしれない。そして北朝鮮にとっての核兵器だろう。アメリカまでミサイルで打ち込むことは出来ないだろう。せいぜい在韓国か在日本の米軍基地だろう。その時点で米国に傷を負わせることは可能だが、打ち込んだ方の命はなくなる。皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を折るのだ。北朝鮮もこれでいよいよ終わりだ。拉致被害者の命もよど号乗っ取り犯の命もこれで消える可能性が高いと思う。

全力で戦いに臨む相手ほど負けた時の打撃は大きいし、その後の調教も簡単なのだ。北朝鮮から核を排除することは、20年前(ソ連崩壊後)に朝鮮戦争を終わらせることで出来たと思う。http://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42622974.html それは、米国に蚊に噛まれる程度のことを許す度量があればである。周りが狩猟民から牧畜民へとなったキリスト教圏の国々ならそうしただろうと思う。しかし、日本も中国も彼らにとって異教徒の国である。農耕民族であり、独特の粘りと団結がある。東アジアに打ち込んだ杭である北朝鮮を失うと、家畜化した日本が再び野生の狼に戻る可能性がある。東アジア共同体つまり昔の大東亜共栄圏は、米国が最も嫌がるシナリオであり、それが進行しない様に犬を繋ぎとめる重要な杭なのだ。(補足1)

中国はバカじゃない。米国を知り尽くしているだろう。今回の米国との対北朝鮮制裁に関する合意は、本物だろう。ロシアにとっても、北朝鮮はそれほど大きな存在ではない。今回の国連決議は採択されるだろうと思う。

補足:
1)この考え方は、僻み根性の極みかもしれない。日本には三方一両損という話がある。「お互い人間じゃないか。あんたには富も能力もあるのだから、一両損の大岡越前になってもらいたい」といえば、米国はどういうだろうか。

=これは素人の書きなぐりです。適当に読みとばしてください。=

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