2016年9月2日金曜日

電気メーカーは何故NHK放送が受信できないテレビを製造しないのか?

1)NHK受信料を何故支払わなければならないのか、不満に思う向きは多いと思う。最近、「ワンセグ受信機でもNHKに受信料を支払わなければならないか?」について、判決があった。判決は受信料を支払う義務はないというものだったが、NHKは控訴するようだ。それに関して、高市総務大臣が、ワンセグと言えども受信料を支払う義務があると発言したようだ。

放送法64条には次のように書かれている。

協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会(=日本放送協会つまりNHK)とその放送の受信についての契約をしなければならない。

従って、地上波や衛星放送のテレビでも、NHKが映らないテレビを製造販売すれば、よく売れると思う。どうせ、日本のメーカーは世間体を気にして、そのようなテレビを作る度胸などないだろうから、外国メーカーにチャレンジすることを勧めたい。(国内でも、アイリスオオヤマならやれるかもしれない) 

2)受信料に関する疑問の根源にあるのは、NHKの放送はくだらないことである。大河ドラマでも、明治以降の近代史については一切やらない。しかし、今の日本人に最も必要な歴史知識は、まさに明治維新以降の近代史であり、関心も高いと思う。 

明治維新は、薩長の若き英才たちを中心にして、尊王攘夷の考えから出発して少ない犠牲者で幕府を倒し、その後の数々の改革により近代的な国民国家を独自につくりあげたと、一般には理解されている様だ(司馬史観という。補足1)。しかしそれは、真っ赤な嘘だろう。武士という特権階級を、武士を使って破壊することなど、独自に出来る筈がない。 

英国が薩長をけしかけて行わせたという考えが有力だろう。そのあたりの理解が、日本の昭和史と戦後史の理解には必要だと思う。また、日本人が自分の民族の歴史を正確に知る上に、近代史のレビューは必須であると思うし、国民は大いに興味がある筈である。 

NHKが、信長、豊臣、家康の時代ばっかり放送するのは、そこが面白いのではなく、近代史を放送したくないという現在の政府の愚民政策の影響だろう。 また、現在の政府は、維新を担った薩長下級武士の末裔が多い。さらに、言い難い別の理由もあるのだろう(補足2)。

また、NHKニュースは政府の代弁者のようであり、国民が世界の情報に触れるという役割を全く果たしていない。例えば尖閣での中国の動きについても、政府の流した情報をそのまま放送するのみである。中国公船が尖閣領海において、中国漁船を取り締まっている(実効支配を示す)ような光景が見られたと外国が放送しても、NHKは一切放送しない。 

国民から受信料を取っている放送局なら、政府が遠慮して言えないことでも、堂々と国民の視点で放送すれば良い筈である。とにかく、NHKは相撲放送以外はくだらない。受信料を支払う値打ちのない放送局である。どうしても受信料を取りたいのなら、テレビ受信税として徴税する方向で法改正すべきである。

補足:

1)現在の歴史書でも、司馬史観は否定されている。http://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42241483.html しかし、外国特に英国の影響が決定的であったという記述はそれらにもない。しかし、貧しい長州による近代兵器の調達は、薩摩援助だけではないだろう。http://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42160759.html
2)日本国の根本的な政治体制に関わる問題を含むと思う。 (9月3日朝、編集)

0 件のコメント:

コメントを投稿