2016年10月22日土曜日

NHKの天皇退位の意向報道が何故新聞協会賞なのだ:日本国家の本質の一端

すこし古い話になるが、天皇陛下の退位の意向を報道したNHKにたいして、新聞協会賞が授与された。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010733781000.html

この記事、スクープというが完全に合法的プロセスによって入手されたとは思えない。本当は宮内省関係者の違法なリークを元に報道したのだろう。その報道内容について、当初宮内庁長官や次官は否定した。しかし、翌日の新聞は全て政府の関係省庁である宮内庁長官の発言よりも、NHKの報道を事実と考えて記事を書いた。まるで日本の報道機関が一枚岩となって、天皇のご意向にそって動いているかの印象を与える。クーデターはこのようにして起こるのだろうか?

以下の佐藤優氏の話をどう考えるのか? 是非聴いてもらいたい。 https://www.youtube.com/watch?v=CKATONOgKqM

佐藤氏は、「民主主義は手続きだ」と言って、この日本政治の重要事項である天皇退位がリークから始まり、いつの間にか正当な手続きに沿って進められている現状に強い違和感を感じている。婚外子がいつの間にか、母屋を乗っ取るような話であるのに、誰も疑問を呈せず着々と進められていく。なんという国なのだ、日本という国は?

新聞協会は、このNHKによるリーク報道に新聞協会賞を与え、上記疑問が具体的な動きにならないように釘をさしたのである。これは民主主義国家の中心である国会や内閣とは関係のないところで、日本政治が動いていることの証拠の一つである。新聞協会の中にも、上記企みに組みしたものがいるのかもしれない。

この件に関連するブログ記事:http://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42935870.html;http://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42933437.html など。

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