2020年12月18日金曜日

トランプが戒厳令を布く瞬間が近づいている?

1)連邦上院のヒヤリング:

 

昨日、米国上院で公聴会が開かれた。CNBCの動画がyoutubeで公開されている。この冒頭で司会のRon Johnson議員が、国民の大半が今回の大統領選挙が合法的に行われたとは信じていないと話している。そして、この制度を両党が協力する形で議論し改良しなければならないと話す。

https://www.youtube.com/watch?v=xHtobbugTJU

 

この公聴会の簡単なレヴューはHarano Times でなされている。https://www.youtube.com/watch?v=vF4-HzZNYfY

 

 

それによると、民主党側は時間稼ぎや従来の主張を繰り返すのみだった。先月解任されたサイバーセキュリティ長の(Director of the Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) Chris Krebs氏は、今回の大統領選挙は史上最も安全な選挙だったと言い、ミシガン州アントリウム群での22台のドミニオンの投票機を調査して結論された報告を全く認めなかった。

 

Ron Johnson議長の「次回以降の議会において超党派で議論し、透明で信頼性のある選挙方法に修正する必要がある」という意見も否定されたことになる。つまり、これ以上の議論は無駄であるということである。それでもこのヒヤリングは国民に現状を知らせる上で幾ばくかの効果はあっただろう。

 

2)Lin Wood 弁護士のTWEET

 

Lin Wood 弁護士が以下のようなTweetをしたと言う。「トランプ大統領は、ジョージア州の州知事と州務長官に良い人になるチャンスを与えたが、彼らは拒否した。彼らは近い内に牢屋に行きます」と。これをトランプ大統領は反対の文言を付けずにRetweetした。それは伝家の宝刀を抜く時が近づいたことを意味する。(上記HIRAHO TIMES 9:50 )

 

3)報告書を期限内に提出できないラトクリフ国家情報長官

 

昨日のブログで、ラトクリフ国家情報長官が、今回の大統領選挙に中国等外国の介入はなかったかどうかの報告書を提出する期限が1218日だということを書いた。しかし、どうも遅れそうだという話が漏れ出ているという。

 

及川幸久氏の動画によると、国家情報長官はあまりテレビなどに出ないのが、仕事柄から当然だと考えられるが、最近ラトクリフ氏はやたらとテレビに出ているという。そして、FOX TVの番組で今回の大統領選挙に中国の介入があったのは事実だと明言しているという。

 

それにも拘らず、内部でどの程度の介入があったのか等の議論が割れていて、提出が遅れそうだというのである。https://www.youtube.com/watch?v=R2ZCr9jju_g

 

4)FOX キャスターのMaria Bartiromoさんのスクープ発言「トランプは勝っていた」

 

更に、上記及川氏の動画で、Foxの人気キャスターMaria Bartiromoさんが、国家情報長官の周辺からの取材結果として、今回の選挙で実はトランプは勝っていたという情報を手に入れたと番組で話したという。この部分は実際にリツイートされている。https://twitter.com/rexchapman/status/1338975026444447749

 

5)テキサス州が激戦四州を憲法違反で訴えた件、門前払いの前の最高裁長官の怒号:

 

もう一つの興味ある情報が「カナダ人ニュース」から配信された。それによると、テキサス州司法長官が激戦4州を連邦最高裁に訴えた件、9人の判事の怒号を含む激しいやり取りがリークされたようだ。内容については責任は負いかねるという前提で、紙を見せながら紹介された。

https://www.youtube.com/watch?v=DVHPnRtaHEM (動画の5:20以降)

 

最高裁長官は、以下のように怒鳴ったというのである。

これを取り上げたら、あなた達は暴動の責任をとれるのか?」「ニール(Neil Gorsuch)、君は君の役割をわすれている。ガキ判事(junior judge)二人からの話はもう聞きたくない。」「どのように投票するのか教えてやる」

それを聞いたトーマス判事の言葉:「民主主義は終わりです、長官。」

 

このやり取りの真偽の程はわからない。しかし、この最高裁長官の態度は、1212日の本ブログで推理した通りである。最高裁には、国を割るような政治的決断は出来ないのである。

 

結論:

以上1)−5)のニュースというか情報(或いは偽情報)が如実に語るのは、決断は、その切っ掛けを含めて、大統領一人でしなければならないということである。連邦情報長官は、3)−4)で分かるように、巧みにそして精一杯、その現実をトランプ大統領に送っている。

 

トランプ大統領は自分が刑務所に行くか、バイデンを刑務所に送るかの決断を迫られることになった。Harano Timesさんの考え方と違って、私は早ければ早い方が良い結果を得るだろうと思う。最高裁判所や国家情報局長に、せめて切っ掛けでも作って欲しい気持ちは分からないわけではない。しかし、かれらにその判断を委ねることは、自分が刑務所に行くことになるだろう。(おわり)(改題、18日午後9:00)

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