2021年1月6日水曜日

中国及び米国での新型コロナと大統領戦の関係

現在、トランプと米国共和党の大部分と彼らと協調する側(以下トランプ側)と、共産主義勢力とグローバリスト及びその協調者(以下民主党側)の間では、最早言葉は通じないレベルの関係になっている。

 

大統領選挙の2020年は、新型コロナ肺炎(Covid-19)の流行で始まったが、それはトランプ潰しに有効に利用された。今回は、Covid-19の治療法として有望視されたヒドロキシクロロキン(HQ)と亜鉛イオンを用いる治療法を巡るトランプ側と民主党側の争いについてレビューする。

 

今回の記事は、トランプ側のリンウッド弁護士へのインタビュー動画(The Epoch Timesによる)を視聴したのがきっかけとなった。その話の中のHQ治療法に関する話に、情報を追加する形でまとめた。

 

 

 

 

1)新型コロナ肺炎の発生隠匿とウイルスが武漢市から世界に拡散した後の武漢市の閉鎖

 

中国武漢で流行が始まったのは、2019年の10月より前だろう。何故なら、10月に開催された世界の軍人スポーツ選手の競技大会でかなりの選手がウイルス(SARS-C0V2)に感染したと考えられるからである。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-11/QA4W1GDWLU6B01 

 

中国政府は、発生地である武漢市で大流行するまでCovid-19の流行を隠匿した。武漢の眼科医の李文亮医師が、この流行に関する情報をソーシャルメディアを利用し医師間で共有しようとしたが、武漢市当局に口止めされ、その後新型コロナに罹患し死亡した。https://www.bbc.com/japanese/51366940

 

更に中国は、人・人伝染を否定する声明をWHOのテドロス事務局長に出させるなど、世界をコロナ攻撃の対象にした。(補足1)それらは、国内外の対策遅延の原因となった。武漢市が人・人感染の可能性に言及して都市封鎖(ロックダウン)したのは、春節休暇(2020年は124日から)で500万人が武漢から出発した後のことである。https://www.wsj.com/graphics/how-the-coronavirus-spread-jp/ この時、約11050万人が海外に出たと言われている。

 

 

2)有力な治療法の隠匿

 

ヒドロキシクロロキン(以下HQ)を中心としたCovid-19の治療法は韓国や中国で有力な治療法として実施されてきた。それに亜鉛イオン及び抗生物質を併用する治療法は、心臓病の在る方を除いては有力な治療法と思われていた。(補足2)

 

それを有望だとして推奨したのがトランプ大統領であった。民主党側にとって、トランプを攻撃する良い切掛だと思ったのか、マスコミや一部の学者がトランプ批判とHQの有害性のプロパガンダを、著名学会誌を用いて始めた。https://www.bbc.com/japanese/52717710 

 

その中で決定的役割をしたのが、有名雑誌LANCETに投稿されたHQ無効且有害説(2020522 on lineで発表)である。この論文の著者は、Mandeep R Mehra, Sapan S Desai, Frank Ruschitzka, Amit N Patel4名である。https://www.thelancet.com/pdfs/journals/lancet/PIIS0140-6736(20)31180-6.pdf 

 

そして、615に、米国食品医薬局(FDA)は、HQCovid-19治療薬としての緊急許可を取り消した。私のブログも、この論文を見て、ヒドロキシクロロキンと亜鉛の共用による治療法の有効性についての態度を改めることにした。

https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/coronavirus-covid-19-update-fda-revokes-emergency-use-authorization-chloroquine-and (615日の記事)

https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12599135324.html (524日の私のブログ記事)

 

しかし、このLANCET論文発表とその後のFDAHQ認可取消は陰謀の可能性が高い。現在、上記online論文の発表ページには、大きく赤字でRETRACTED(取り下げられた)と上書きされている。この論文は、202065日 つまり発表から2週間目に取り消されたのである。FDAによるHQの緊急認可取消とその経緯のメディアによるプロパガンダで、役割を終えたのだと解釈される。(補足3)

 

その解釈は、最初に引用したトランプ応援団の中心部分に存在するリンウッド弁護士がEpock Timesのインタビュー(日本語吹替版 https://www.youtube.com/watch?v=ZLUaX3o4xcM11日に公開;1250秒〜)で明言したことでもある。

 

この間の出来事をもう少し丁寧に説明する。

 

上記LANCET論文は大きく宣伝し小さく取り消された。医学研究者でLancetを日常的に眺める人以外は、殆どの人は気付かないだろう。Lancet掲載の取り消しの文章は、簡単なネット検索では出てこないからである。(googleやTwitterも民主党側である。)

https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(20)31324-6/fulltext#back-bib1


5月22日公表のLANCET論文は、第二著者Sapan S Desaiにより供給されたデータが全く信用できないとの理由で、Mandeep R MehraFrank RuschitzkaAmit N Patel3人の名前で6月5日、同じ研究雑誌に取り下げの手紙(Letter to the editor)が掲載された。(補足4)

 

その10日後、FDACovid-19用としての緊急許可を取り消した。臨床研究を行っていたWHOも、それを612日に中止した。大々的にHQの危険性が指摘された著名雑誌の論文が出た3週間以内の出来事なので、(取り消しを知らない)一般人は当然と感じるだろう。

 

しかし、522日の論文を書いた人は、この企みに協力したとして裁判になっても、FDAWHOの政策変更が、論文が取り消された後のことなので、罪には問われないだろう。このようなよく出来た「トランプ攻撃」の筋書きが、陰謀でなくて何だろう。

 

HQと亜鉛を共用する治療の効果は、Covid−19治療薬として認可されているレムデシベルと同程度以上の効果がある。それは、上記私が書いた記事の前半に紹介した膨大なデータの裏付けがある。それを、その分野の専門家で筆頭著者の教授が知らない訳がないだろう。(補足5)

 

グーグルでhydroxychloroquinecovid-19で検索すると、HQ有害説を発表した上記LANCET論文に調子を合わせる記事が多数ヒットするが、大体7月以降には、取り消された事実を含め、HQ治療法の記事はほとんど検索されない。

 

トランプは7月、HQの有効性を再び主張しても、米国大手マスコミが民主党グローバリストらのプロパガンダ機関である以上、逆効果しかない。https://www.bbc.com/japanese/53576156

 

3)リンウッド弁護士インタビュー

 

新型コロナから始まる中国の“米国乗っ取り計画”について、リンウッド弁護士はThe Epoch Times のインタビューで熱く語っている。最初に紹介したように、そこでリンウッド氏はトランプが推奨したHQ治療法に対する民主党や政府内既存勢力による攻撃について解説している。

https://www.youtube.com/watch?v=ZLUaX3o4xcM

 

リンウッド氏は、「CDC(疾病予防管理センター)とFDA(食品医薬品局)を調べたが、かれら(上層部?)は医学を専攻していない」と言っている。彼らは、専門で無いにも関わらず、一つの有力な新型コロナ治療法を、トランプを大統領選で落とすために異常な攻撃を繰り返したのである。そしてメディアは、それに沿って国民を洗脳していると語る。

 

一例として、リンウッド弁護士は以下のケースを語った。「シモーヌ・ゴールド医師は、ヒドロキシクロロキン(プラス亜鉛イオン)が新型コロナに効果があると話した。その話をしたあと、彼女は検閲されるようになった。そして、ヒドロキシクロロキンに関する情報はネットから削除された。」

 

このリンウッド氏の言葉を裏付ける記事を見つけた。その記事の中の一文を紹介する:

Since President Trump promoted hydroxychloroquine as a beneficial treatment, the media, big tech, and Democrat officials have been adamant about not allowing anyone to speak in favor of the drug. President Trump announced himself that he has been taking it as a prevention measure from catching the disease.

 

(意訳)トランプ大統領が有益な治療法としてヒドロキシクロロキンを宣伝して以来、メディア、大企業、民主党の当局者は、誰かがこの薬に良い評価をすることを妨害してきた。トランプ大統領は、病気にかかるのを防ぐ手段としてそれを採用していると言ったに過ぎないのにである。

 

https://www.kusi.com/exclusive-dr-simone-gold-discusses-benefits-of-hydroxychloroquine-after-video-promoting-drug-was-censored/

 

4.結語

 

ここに書いたCOVID-19に関する全てのプロセスを、過去から現在の時間軸に並べると、民主党、大資本、中国らが、共同で一つの目的「トランプ排除」から2020年をスタートしているように見える。そのリンウッド弁護士の見方を筆者も共有する。

 

中国共産党にとって、生物兵器も超限戦の一つの武器であり、自国民の命がその戦いの犠牲になっても、何の痛痒も感じないのである。それは、毛沢東が文化大革命の後に言った言葉や、鄧小平が天安門事件の後に言った言葉にも現れている。(補足6)

 

米国民主党やグローバリストの戦略は、上記のような中国の戦略に似ている。それらは米国政府の主要部や民主党など Deep Stateのフロントが、中国から輸入したと考えればよく理解できる。

 

 

補足:

 

1)台湾が人・人感染をWHOに訴えたのが20191231日であり、https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041100322&gt 日本の厚生省もWHOや中国の発表を鵜呑みにして、1月20日現在では、人・人感染の証拠は無いという姿勢をとっていた。

 

2)考えられる主要なメカニズムは亜鉛との併用で、細胞内の亜鉛イオン濃度を高めて、RNA重合酵素を阻害することでウイルスの増殖を抑えることが一つ。。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12583585817.html 更にとヒドロキシクロロキン(HQ)は自己免疫疾患の治療の用いられており、サイトカイン・ストームを抑える効果がある。

尚、亜鉛イオンであるが、Covid-19罹患者に味覚異常が見られること、味覚異常は亜鉛欠乏の人に現れることが知られていることが注目される。明確な証拠は無いが、ワクチンなどが出来ていない時の療法としては、HQ、亜鉛イオン、それに抗生物質を用いる療法は、有効だと思う。ワクチンが変異株のウイルスには聞かない可能性が高いので、オルターナティブな療法として、今後とも有望かもしれない。

 

3)トランプ政権にあっても、米国政府内に多いトランプの敵は、政府のSES(上級キャリヤー官僚)だろう。グローバリストなどの影の政府(Deep State)に協力するように、カーターが作りオバマが完成した。これについては、最近のブログにHARANO Timesyoutube動画を引用してかなり詳細に書いた。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12647937944.htmlなど

 

4)この会社の詳細と、今回のLANCET論文取り下げの件、Wikipediaにも掲載されている。https://en.wikipedia.org/wiki/Surgisphere WHOは、ヒドロキシクロロキン(HQ)の臨床試験をこのLANCET論文が出されたことで中断していたが、6月4日に再開した。これを解説した日本語ウィキペディアにも、上記Surgisphere社の件は書かれている。https://www.afpbb.com/articles/-/3286512

 

5)HQ有害説の中心にあるのは、心臓に対する影響で、心電図のQT間隔の増大として現れる。QT間隔は、心室の興奮が始まってから覚めるまでの時間であり、この延長が見られる患者は突然死の可能性がある。従って、この傾向が心電図で見られる患者には、HQの投与はやめるべきだし、それを考慮した上でのHQの評価がなされるべきである。HQCovid-19への効果に関するトランプと民主党側の戦いの医学面からみた概略は、医学雑誌(循環器)に、編集者からの手紙(editorialとして出版されている。ただし政治面の具体的な部分については書かれていない。“Science, Politics and Hydroxychloroquine”, Cardiology Research 2020, August 1

https://cardiologyres.org/index.php/Cardiologyres/article/view/1140/1105

 

6)鄧小平は、天安門事件のあと「中国では100万人位死んでも、大したことではないのです」とかたった。

 

(2020/1/6/5:20 編集、補足6追加)

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