2021年7月31日土曜日

新型コロナは単なる“はやり風邪”扱いになりつつある

既にブログの何処かに書いたように、英国では新型コロナに関する様々な規制は撤廃され、単なる“はやり風邪”扱いになった。その根拠としてジョンソン首相は、既にワクチン接種が進んでいるとか何とか言っているが、実際はデルタ株はたいして重症化しないと考えているのだろう。

 

つまり、英国では毎日、感染者が3−5万人程出るが、重症者や死者数が少ない。その少ない死亡者数の原因は、ファイザー社などのmRNAワクチンが効いていることではなく、デルタ株の性質(つまり弱毒性)によるようだ。限られた範囲での統計だが、ワクチンの接種はデルタ株の感染にも重症化防止にもほとんど効かないという結果を、英国当局が発表している。そのデータ解析は、7月12日のブログ記事の中で紹介した。

 

シンガポールも、多数の感染者を出しているものの、6月下旬「感染者数の集計をせずに重症患者の治療に集中する」と宣言、新型コロナウイルスを季節性インフルエンザのように管理する戦略に切り替えた。

 

 

そして、カナダ人ニュース(youtube動画)が紹介しているように、カナダアルバータ州もそのような対応に切り替えたようだ。ここでも「ワクチン接種が進んでおり、重症者が多量に出る事態は防げる」とか何とか言っている様だが、デルタ株の元々の低い重症化率を念頭に入れているのだろう。

 

 

 

の動画の中で、ワクチン接種を完了した人に感染者が続出しているという、米国CDC(疾病予防管理センター)の発表が紹介されている。更に興味深いのは、下に示したマサチューセッツ州Barnstableカウンティのデータである。

 

サンプル数が469人(全感染者数)と小さいのだが、7月の感染者をワクチン接種との関連で分類した結果がグラフに示されている。それによると、ワクチン接種完了者が感染者数の74%を占め、その郡(カウンティ)ワクチン接種率70%程度であることを考えると、ワクチン接種完了者の方が不完全接種者や非摂取者よりも感染率が高い位である。

 

また、ワクチン接種に重症化率を下げる働きがあったとも言えない。死亡者5名の内、ワクチン接種完了者が4名を占めるからである。確かなのは、現在西欧から世界に広がっているデルタ株は、感染力が非常に強いものの重症化率が低いことである。

 

ここで、日本は今後どうすれば良いかという問題が残るが、それには今のところ答えはない。これまで日本では、感染者数が非常に低かったので、西欧と同じように考えることは出来ない可能性がある。

 

 

従って、日本も、独自にCDCが示したような(感染者数、重症者数、病原ウイルス株)とワクチン接種との関係等を調査すべきである。もともと日本では感染者数、重症者数が少ないので、これらのデータが得られたのなら、不要な規制撤廃が早期に実現出来るだろう。現在の過大視する新型コロナの危険性と、ワクチンに過剰に依存する対策は、日本の国力を低下させ、日本を途上国に落とす危険性があると思う。

 

世界はコロナとともに生活する方向に確実に進んでいる。つまり、新型コロナはただの風邪になりつつある。日本も、コロナに対する認識は、リアルタイムで改訂することが重要である。米国の製薬会社と米国民主党政府は、世界をワクチン漬けにすることを企んでいる可能性があるので、十分警戒すべきである。

 

イスラエルではワクチンの三度目接種を始めたようだが、それが何のためなのか解らない。ワクチン会社に協力する意味なのか、今後流行る毒性の強い新型コロナを予想しているのかも解らない。新型コロナを利用して、世界政治の大変革を考えている勢力(ダボス会議の世界経済フォーラムなど)があるが、かれらと新型コロナの流行の関係もあるのか無いのかわからない。

 

世界は混乱の方向に向かっている。日本は、米印豪日の協力体制を育てることに努力するべきだが、米国民主党政権に盲従するのは危険である。参考になるかどうかわからないが、以下の動画も引用しておく。https://www.youtube.com/watch?v=U3nd9NTA6Yc

==終わり===

(15:50 デルタ株に対しては、日本人に多い白血球の型による免疫が効きにくくなるとの指摘の記事を最後に追加)

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