2022年8月28日日曜日

安倍元首相を殺害した背後に米国中央情報局?

追補:奈良県立医大の福島教授の記者会見の情報から、致命傷となった傷を与えた弾丸の弾道をCG画像を用いて解説している動画を見つけましたので、追補とします。(8月29日午後9時) https://www.youtube.com/watch?v=0qdiNXIEGd4

 

 

表題は国際政治評論家である田中宇氏の記事の結論からとった。https://tanakanews.com/220808abe.htm

 

この事件に関心を持つ日本人の多くは、未だこの事件を心の中で消化しきれないでいるだろう。それは事件の詳細が納得のいく形で殆ど発表されていないからである。特に不思議且つ不満なのは、安倍元首相を銃撃した弾の弾道と致命傷が納得のいく形で提供されていないことである。

 

当日救命治療に当たられた奈良県立医大の福島英資教授の話は明確であった。体表面には3つの銃によると思われる傷があった。二つは5cm程離れて右鎖骨上の頸部であり、もう一つは左肩にあった。致命傷は、心臓の心室に空いたかなり大きな穴であった。銃弾はみつからなかった。(補足1)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=kbjp3F0eA38

 

しかし、福島教授の当日の記者会見の話と、その後警察による司法解剖の結果とその解釈の間には、深刻な矛盾がある。そして警察当局は福島教授の明快な説明を完全否定し、心臓に傷など全く無かったと言い(補足2)、それを真実として強要しているのである。その結果、日本のテレビは警察発表を玉音放送のように垂れ流している。

 

次に取り上げるのは、参議院議員(自民)の青山繁晴氏が国会議員として警察により聞き取った、この弾道と致命傷についての警察庁の考えである。それは【ぼくらの国会・第378回】の前半に紹介されている。

https://www.youtube.com/watch?v=bSPTq5WBbXo

 

それによると、安倍氏は8日午後53分に死亡が確認された後、同病院において司法解剖が同日午後1040分から6時間半にわたって実施された。その結果、左上腕と首に銃弾が1発ずつ入った痕(射入口)が確認された。このほか首に別の傷があったが、銃弾によるものかはわからないという。

https://www.asahi.com/articles/ASQ793Q6WQ79PTIL006.html
 

死亡原因は、右上腕部から入った弾が水平方向に進んで、鎖骨下動脈を損傷したことによる失血、弾は司法解剖前に紛失していた。医療廃棄物なども調べたが発見できなかったという。ただ、右頸部より入った弾は、右上腕でみつかったという。その弾丸は、直径10ミリの球状で、成分は体内で消失する類の金属ではない。尚、心臓に傷はなかった。

 

以上が現在判明している銃撃の詳細である。警察庁と救急医の判断の違いは深刻であり、青山繁晴参議院議員によると、公判の維持は困難となる可能性がかなりあるという。つまり、証拠不十分で殺人未遂罪に終わる可能性があるということである。(補足3)


 

2)救急医の観察と警察庁の発表の深刻な矛盾

 

疑問点のまとめは以下のようになる。

 

致命傷は救急医である奈良県立医大の福島教授によれば、右頸部前(鎖骨の上中央より少し右)方から入って心臓の心室に穴をあけた一発で、傷は小さいという話である。

 

一方、警察の発表では弾丸は右上腕部(肩ではない)から入って、鎖骨下動脈を傷つけたことによる失血死である。この食い違いは、深刻である。

 

消えた銃弾の謎:解剖などの所見から、弾は体内に残っている筈だとされてきた。しかし、弾は消えている。救急医療の範囲内で見つからないのは、治療が目的なのだから別に不思議ではない。しかし、司法解剖で見つからなかったのは深刻である。

 

3)国際政治評論家である田中宇氏によるそれら疑問に対する解釈

 

この②の疑問点について、田中宇氏は以下のように書いている:https://tanakanews.com/220808abe.htm

 

安倍の体内から取り出された銃弾は、そのとき病院にいた警察によって隠匿されている。それは、警察の組織的な行為ではない。警察の組織としては「銃弾は貫通しておらず、安倍の体内から取り出されたはずだが(行方がわからない。事実確認中)」という、不可解さを認める姿勢になっている。

 

警察の中に、他の組織とつながった筋・勢力があり、その勢力が警察の指揮系統を無視して動き、安倍の体内にあった銃弾を医師が取り出した際に受け取って隠匿したと考えられる。

 

安倍氏の遺体は、12日の告別式のあと荼毘に付されている。これにより、暗殺の最重要な証拠が消えたことになる。

 

このような暗殺事件では、X線CT画像をとり、銃創の詳細な調査をすべきだが、そのような発想は、何らかの予断が強く働いたようで、浮かばなかったのだろう。

 

その一方、もし重大な秘密が警察庁及びその上部である日本国政府にあるのなら、そしてそれが重大な国際的問題になることが確実なら、隠蔽に走る可能性が高い。それは田中宇氏の解釈の通りである。

 

田中宇氏の上記記事では、上記捏造モデルを仮定して、日米関係が最近微妙に変化していると解説している。岸田氏もこのやり方は無いと腹を立てたというのである。

 

終わりに:

 

消えた弾丸というが、司法解剖中にもし体内からライフル銃の弾が見つかったらどうなるだろうか。恐らく、大騒ぎになって、銃弾を隠すことなど出来なかっただろう。つまり、田中宇氏の解説は、計画段階から日本政府と奈良県警に通知があったということが前提となる。

 

もしそのように考えるなら、杜撰な警備も何もかも全て納得のいく形に説明可能となる。銃弾は右頸部から入って心臓の心室を直撃する。その弾は、救急医療の段階の範囲の場所に無く、例えば骨盤近くで発見されるとか。全て承知している奈良県警は、弾丸を回収して隠匿するのである。遺体は、その後早々に荼毘に付す。

 

田中宇氏の最近の岸田政権の微妙な変化が、もう少し明確になるかもしれない。ロシアの天然ガスプラントのサハリンー2への日本の関与も、これまでの岸田政権では考えられなかったかもしれない。高市早苗氏の内閣総理大臣臨時代理就任順位第2位という高い地位も注目される。

 

最後に、山上が撃った一発目と二発目の間に、どこかからの弾丸が安倍総理の右鎖骨上の頸部を射抜いたという解説が、札幌医大の高田純名誉教授により分解写真を用いてなされている。https://www.youtube.com/watch?v=gJVo-8iuqnE

 

 

 

これをメインな所で解説できなかったのは、この動画を撮影した場所が、現場からどれだけ離れているかについて明確な言及が無かったからである。もしそれが30m以内の場所であれば、山上以外のものが安倍氏を殺害した明確な証拠となる可能性がある。

 


補足:

 

1)銃弾が見つからなかったというのは、当然救急医療に必要な範囲で調べた結果である。つまり、司法解剖で銃弾を探すのと、全くレベルが異なることに注意してほしい。

 

2)心臓が無傷で鎖骨下動脈からの失血で、現場で心肺停止となるのだろうか? この辺りはお医者さんの意見をいただければ幸いです。

 

3)裁判が通常のものであればの話である。日本の裁判所は、行政におもねる形で判断を大きくゆがめる。それは砂川事件で自衛隊が憲法違反であるとの判断を避けたケースでも明らかである。政治の影響をあまり受けない東京地裁では、自衛隊違憲としデモ隊の行為に無罪判決を出した。

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