2022年10月10日月曜日

ヨーロッパ諸国は敢えてロシアの核の標的になるのか?

ウクライナ戦争ではロシアの劣勢は確かだろう。それは、クリミヤ大橋のウクライナによる爆破でも明らかである。このまま劣勢が続き、最近併合を発表した東南部4州だけでなく、クリミヤをも失う危険性が高くなってきた場合、ヨーロッパはロシアの核攻撃の的となる可能性がかなり高くなってきた。

youtube動画サイト、香港の役情最前線によれば、米国大統領のバイデンが、「ロシアのプーチン大統領がまともな逃げ道を探すことが出来ず、世界は60年振りに核紛争の危機(補足1)に晒されている」と言った。そして、ウクライナも米国もロシアにより核兵器が投下された場合に備えて、ヨウ素剤などを大量に調達しているという。

https://www.youtube.com/watch?v=_tPDC3PEJp (何故か通常の動画の画面を伴う形の引用ができない)


そうなれば、地球上は核兵器による報復合戦となり、人類は滅亡の危機を迎えるかもしれない。ウクライナのゼレンスキー大統領はそれを想定内のシナリオと考えて居る可能性がある。そうなれば、ゼレンスキーは、ウクライナの救世主などではなく世界平和の敵ではないのか?

何故なら、彼はウクライナの大統領であるにも関わらず、ウクライナ人の命と安全、ウクライナの国家としての安定を考えるよりも、それらを犠牲にして、ロシア潰しの為に働いている様に見えるからである。

世界平和とウクライナ人の命を救う為には、米国元大統領補佐官のキッシンジャーが言ったように、ウクライナは、現実主義の観点から中立国としての地位を受け入れるべきである。最近では、あの米国ウォール街の変人のイーロンマスクも言っている。

 

https://www.youtube.com/watch?v=huyPmNU158E


勿論、ロシアが潰れて自由と民主主義の世界が広がり、その中にウクライナが含まれるのがベストかもしれない。そこまでのシナリオで動いているのなら、①ゼレンスキーは英雄である。しかし、命題①は以下の理由により偽である。

ロシアは世界一の核兵器保有国であり、ウクライナが幾らNATOの応援を得てロシアを追い詰めても、ロシアが潰れるまでには、核兵器の使用が考えられる。もしそうなればウクライナは消滅する。

もし、核兵器の使用を諦めて、プーチンが自分と家族の命の消滅とロシアの崩壊を受け入れるのなら、プーチンは救世主或いは聖人であることの証明ではないのか? 

もしプーチンが聖人なら、彼と彼のロシアを追い詰めた方が悪魔であり、その手先であるゼレンスキーも同様ということになる。それが、上記命題①が偽であることの簡単な証明である。この論理に誤りがあれば、是非コメントを頂きたい。

そして、プーチンと彼の家族の抹殺及びロシア国の消滅を画策する米国のネオコン、それらを牛耳るジョージソロスやゼレンスキーなどのユダヤ資本を中心とする勢力が悪魔的存在であることの証明ではないのか?

ゼレンスキーは最初から「ロシアが潰れるなら、ウクライナなど潰れても良い」と思っていると思う。 彼はウクライナの大統領である前にユダヤ人であり、グローバリストである。それは、イスラエルの議員に対して、兄弟姉妹の皆さんという呼びかけで分かる。(補足2)

彼らグローバリストらは、米国のネオコン勢力や世界経済フォーラムなどと伴に、世界の政治と経済をリセットし、ユダヤ世界帝国の建設を“信仰”していると思う。(補足3)その為の民族主義者、トランプ、プーチン、そして日本の安倍元首相らが邪魔なのだ。


2)核戦争を念頭に動く米国バイデン大統領

繰り返しになるが、米国のバイデン大統領は、ロシアが核を使うかもしれないと言っている。そして、核兵器が米国に投下された場合を考えて、ヨウ素剤の手配を進めている。更にバイデンは、ロシアプーチンが名誉を汚すことなくこの戦争から撤退する道を考えて居ると言う。(上記役情最前線)

この米国による徹底的にウクライナを軍事支援してロシアを潰すという政策の延長上には、そのような平和への道がプーチンに対して用意できる筈はない。つまり、上記太字部分をよく考えれば、バイデンはプーチンの暗殺の方法を考えて居るという意味が浮かび上がるだろう。

プーチンなら次のように考えるだろう。最初からNATOがロシア敵視政策を不必要だとしておれば、ハルマゲドンだけでなく、このようなウクライナ戦争の危険性も全くなかっただろう。マイダン革命の混乱も、更に遡ってオレンジ革命も無かっただろう。

元々、対ソ連の軍事同盟であったNATOは、ソ連が崩壊した時点で役割を終えた筈。そのNATOが何故、共産党独裁を放棄し、多くの独立国の一つとなったロシアの敵視組織に変身したのか? 仮に、ソ連の亡霊を怖れる国々の組織として残すとしても、何故それをソ連邦だったロシアの周辺国まで拡大するのか?

何故、ロシア帝国の前身であるキエフ大公国の中心であったキエフとウクライナにまで、NATOを拡大するのか?そのNATOの政策により、ロシアは国の存続を賭けて戦うことになった。

 

ロシアを潰すつもりなら、ロシアは持っている兵器を全て用いる。ハルマゲドンへの道を避ける決断をすべきなのは、ロシアではなく米国でありNATOである

それにも拘わらず、米国人にウクライナから離れることを勧告し、米国本土の核攻撃を想定して、ヨウ素剤の購入をしている米国は、ロシアの核による反撃を誘起して、世界をハルマゲドンの中に突き落とす計画を遂行しているように見える。

それは以前から、書いてきたことである。グローバリストらは、世界の破局まで想定して、世界のリセットを考えている。飢餓が世界を覆うのを積極的に進め、大量の人口削減も念頭においている。ハルマゲドンは彼らの計画の中心ではないのか?

3)追加:(15:00)

 

ヨーロッパが米国グローバリストのシナリオに追従しなくなれば、ウクライナはマイダン革命後の境界を受け入れて対ロシア戦争は終結する筈である。ロシアのプーチンもそれを歓迎し、南部二州の併合を諦めることは可能だろう。NATOの役割が大きくなることは何れにしても好ましくないと思う。

 

ヨーロッパがあくまでも米国グローバリストのシナリオに従うのなら、核戦争を現ロシアが躊躇う内に、ロシアでクーデターが発生する可能性もある。その場合、ウクライナ戦争は終結し、ウクライナはドンパスなど4州とクリミヤを取り戻すことになる。

 

その場合、東部二洲の内戦情況は暫く続き、その後ドネツクやルガンスクはしばらくは自治政府を持ち続けるだろう。その後、ロシアは内戦状態になり、いくつかに分裂する可能性が高いと思う。

 

以上が一素人の推理である。このシナリオでは、ハルマゲドンは差し当たり避けられる。ただそれは、世界の混乱の終結ではなく、第一幕の終わりに過ぎないだろう。次の地点は、普通にかんがえれば中国であり台湾だろう。そして、日本の悲劇が始まるような気がする。

 

(14:45 セクション3を修正しました。軽々に極端なことを書いて申し訳ありませんでした。)
 

補足:

1)ソ連がキューバに核基地を設けようとしたとき、米国ケネディ大統領は、海上封鎖でそれを妨害しようとした。米ソの話し合いで、最終的にはソ連が上記企みを諦めることで、核危機は去った。キューバ危機は1962年のことであり、丁度60年前の出来事であった。

2)ユダヤ人であるウクライナのゼレンスキー大統領は、イスラエルの国会でオンライン演説を行った。そこでの最初の言葉は、「兄弟姉妹の皆さん」であった。そして、“なぜ、あなた方の武器(ミサイル防空システム『アイアンドーム』)を受け取れないのか”と、直接的に武器の提供を要請した。兄弟である私を助けるべきであると訴えたのである。

3)そうでなければ、なぜジョージソロスら大資本家たちと米国議会のネオコンらは、米国に大量の不法移民を南米から誘導し、米国を内戦の危機に導こうとしているのか?何故、世界の小麦輸出の3割を占めるロシアとウクライナが戦争し、世界が小麦不足になっているときに、グローバリストらは世界第二の食料輸出国のオランダ(一位は米国)で農業を潰そうと画策するのか?

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