一年以上続いたウクライナ戦争は、ゼレンスキー大統領と米国のバイデン政権が米国以外のG7諸国を巻き込んで、一緒に世界の表舞台から落ちるという自死戦略の一環かもしれない。
フランスのマクロン大統領やEUのフォン・デア・ライエン委員長は、このことに感づいて中国を訪問し、米国のG7連合から抜ける準備をしているのかもしれない。マクロンが中国から帰る飛行機の中で「欧州が台湾問題に速度を出すことに利益があるのか? ない」と自問自答したのはそれを意味している。https://news.yahoo.co.jp/articles/1ad2cd5d0efdcac3716f65e17f1d656b98ce7f2c
因みに上の引用は朝鮮日報を元にしたヤフーニュースの記事であり、“台湾問題に速度を出す”は台湾問題を加速するという韓国語の文章の誤訳だろう。(補足1)マクロンは、米国の手下となって、下らない戦争に参加することの意味を問うているのである。
そして、このまま中国を刺激して台湾進攻に誘い込み、米国の手下となって台湾戦争を戦う羽目に陥るまえに、そこから抜け出す道を考えているのだろう。ドイツ人のEU委員長も同じ考えであり、その考え方は左派のドイツの国会議員にも共有されているようだ。
セヴィム・ダグデレンというドイツ連邦議会議員(左翼)は、「米国の外交政策は、国際法の違反とクーデターへの支援に象徴される。同盟国ではなく、家来が必要なのだ」と発言したという。正鵠を得た発言である。
島倉大輔という方のyoutube動画は、このあたりをまとめている。これらの世界史的動きを、「トランプ同盟がディープステートとの戦い勝利したと捉えるモデル」で説明することにはあまり同意できないが、島倉氏のポイントを押さえた世界史の方向に関する記述に賛成する。https://www.youtube.com/watch?v=IZI_MU7GK90
島倉さんは、上記動画で更に重要なことを言っている。BRICS諸国のGDP合計がG7諸国のGDP合計を超えている。インドと中国の和解をロシアが仲介することになれば、G7のグローバリストは完全敗退するだろうという指摘である。
イスラエルのネタニヤフに対し、諜報機関のモサドが反旗を翻していることも非常に興味深い。(補足2)イランとサウジアラビアの和解とともにネタニヤフ失脚となれば、アラブは平和になるだろう。そして、世界の資源とエネルギーを押さえるアラブとBRICS諸国が団結すれば、G7には勝ち目がないし、悲惨な運命に没落するだろう。
ここで、敗北するのは米国の一部と米国以外のG7諸国だろうが、米国の残り一部(ロスチャイルド系)は勝ち残るのかもしれない。ひょっとして、これはロックフェラー(補足3)のディープステートの敗北という形で総括できるのではないだろうか。
世界経済フォーラムは欧州のロスチャイルド系であり、そこが提唱するグレートリセットは、この米国以外のG7をゴミ箱に捨てる戦略なのかもしれない。世界政治は複雑怪奇である。出来ればよく理解されている専門の方が日本におられたらご教授願いたい。
日本はどうするのだろうか?
補足:
1)韓国の報道機関はまともに世界を見ているようだ。日本のマスコミとは大違いである。韓国は、米国の手下の身分から脱却を狙うだろう。
2)モサドがネタニヤフの司法改革に反対しているというのは、米国CIAの情報のようだ。しかしモサドが公的にはそれを否定するのは当然である。以下の記事にそのあたりが書かれている。
3)ロックフェラーの番頭といわれるキッシンジャー元国務長官は、ウクライナは緩衝国であることを受け入れ、ドネツク地方とクリミヤを放棄して戦争終結に同意すべきと言ったことがあった。(8:30 ;9:10編集; 21:00最終)
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