2023年9月7日木曜日

グローバル化の3つのフェイズと人類の最終戦争

 

グローバル化の考え方は、大航海時代に生まれただろう。実行に移されたのは、20世紀の国際共産主義革命の企みだったが、それは失敗に終わった。その後、経済のグローバル化が先ず進められ、そして21世紀になって政治と文化を含めたグローバル化全体の動きとなった。(補足1)

 

経済のグローバル化の基礎にあるのは、決済通貨としての米ドルの地位の確立(FRBの設立)、金融や物品の国際取引の円滑化の為のIMFやWTOなどの設立であった。そのプロセスで、アジアが経済的に大きく発展した。

 

経済のグローバル化システムが出来上がると、グローバリストは続いてその版図拡大を行なった。先進国を一通りそのシステム下に置くと、次に政治と文化でも世界を自分たちの支配下に置く企みを開始した。米国政府だけでなく世界経済フォーラム(WEF)も同じグローバリスト勢力だろう。

 

欧米のユダヤ資本を中心とするグローバリスト勢力は、主権国家と民族文化を破壊して、社会主義的地球の実現を目指している。それが政治と文化のグローバル化の中身である。具体的には、国境破壊と価値観の統一である。
 

国境破壊の例は、メキシコ国境から米国への不法移民や、北アフリカからヨーロッパへの難民の大量流入である。ホンジュラスからの移民キャラバンの支援をしたハンガリー系ユダヤ人のジョージ・ソロスは、グローバル化の中心に居る。

 

価値観の統一の為には、各国の伝統的価値観の破壊が無くてはならない。その為に工夫された武器がSDGsLGBTQなどの論理である。

 

国境破壊や文化のグローバル化の道具としては、更に、米国で利用されたクリティカル・レイス理論(critical race theory; CRT)やキャンセル・カルチャー(cancel culture) などの考え方思想も創造された。日本でのアイヌ先住民説もCRT理論がその背景にあるだろう。

 

これら全て、主権国家内の人と人の繋がりに関する伝統的価値の破壊が目的である。米国ネオコンの僕である岸田文雄の政権が続く限り、これからこの種の動きが活発化するだろう。

 

政治と文化のグローバル化に抵抗するのは、世界の民族主義者である。米国のトランプ、ロシアのプーチン、ハンガリーのオルバン、トルコのエルドアンなどである。インドのモディや故人となった日本の安倍もその中に入るのだろう。
 

彼らは、このグローバル化の大きな障害であり、排除されなければならない。トランプに対する恥も外聞もない攻撃は、彼らの生命線上に存在する障害線だからである。ロバート・ケネディJr.も、彼らの手に落ちるか、彼らが負けるかのどちらかだろう。
 

米国外では、その筆頭がロシアのプーチンだろう。ウクライナ戦争は、ロシアの資源の略奪もその目的の一つだが、プーチンを倒すことが主な目的だろう。現在世界は、米国を中心とするグローバリストによって制覇されるかどうかの瀬戸際にある。

 

最近、それに対抗する動きがロシアや中国を中心にして始められた。それに協力するのが、サウジアラビアなどのアラブ世界である。BRICSとグローバルサウスは、この米国ネオコンの企みに抵抗するように、ドル決済システムからの離反を画策している。

 

これらの国々の強味は、資源国だということである。G7など米国の下僕的な国々は、食糧とエネルギーで将来困窮する可能性がある。


 

2)グローバル化のプロセスを歴史の発展に任せられないのは何故か?

 

グローバル化は、歴史の発展プロセスの線上にある。人類の目標としては、やはりグローバルな共産主義世界の樹立があるだろう。人種差別や地域の差別、知能や身体の優劣による差別など、さまざまな差別を乗り越えたところに、それはあるだろう。退屈なユートピアに感じるかもしれないが。
 

20世紀から21世紀の急激なグローバル化は、この左翼思想に沿ってはいるが、かなり杜撰な計画に基づく性急な企みに見える。その最初のバージョンである20世紀初めの国際共産主義革命は、粗雑な計画だったことは既に近代史によって証明されている。

 

その企みに従事した人たちの系統に属する人達、つまりネオコンが、再びチャレンジしているのが現在のグローバル化Generation2(グローバル化G2)である。

 

国際共産主義革命の中心的人物がレーニンとトロツキーという東欧系ユダヤ人(補足2)であった。レーニンの死後、トロツキーがスターリンによって潰されたので、トロツキー派のユダヤ人たちは米国に逃れた。そして、金融資本家とともに米国の政治に参加したのが、所謂ネオコンの由来である。
 

レーニンやトロツキー、マルクスや上記ジョージ・ソロスらは全て、東欧系ディアスポラのユダヤ人たちである。極めて優秀な彼らだが、アイデンティティとディグニティを守る国家が無かった。それ故、この地球を彼らの国家とするという企みが、グローバリズムである。

 

この分不相応な計画の背後には、何かにつけて優秀な彼らの驕りがあるだろうと思う。ユダヤ教に由来する選民思想もあるだろうが、実際優秀な人たちも多い。米国在住のユダヤ人の平均知能指数は、東アジアの人たちよりも高いと言われる。ユダヤの歴史については次の文献が読みやすい。https://www.camri.or.jp/files/libs/1285/201906070908578551.pdf
 

近代の金融資本主義を担うのは確かに彼らだろうが、近代西欧文明の基礎は明らかにギリシャ時代からの西欧のものである。「真実」を大事にして議論で英知を集合させるギリシャ哲学の系譜上に近代科学と近代文明が存在する。
 

金融資本主義の覇者によるグローバリズムは、この西欧近代文明を破壊しようとしている。上述のクリティカル・レイス理論(critical race theory; CRT)やキャンセル・カルチャー(cancel culture) などは、法の不遡及の原理(補足3)を破壊することで成立し、西欧文明を基礎から破壊しようとする暴挙である。
 

この企みに反対する、或いはこの企みから脱落する民族や国家は、彼らの敵である。

 

グローバル化を目指す性急な活動は、米国を中心とした欧米の巨大資本を牛耳るディアスポラ(離散)のユダヤ人たちだが、ユダヤ人一般ではない。それを明確に示したのが米国の前大統領トランプだと思う。(補足4)ユダヤ人一般を批判するのは人種差別であり、源に慎むべきである。

 


 

3)一神教の世界では、異教徒は冷酷に扱われる

 

キリスト教の世界でもユダヤ教の世界でも、一神教の世界における異教徒に対する扱いは冷酷である。従って、グローバル化から脱落した人たちに対する残忍さは、彼らの歴史書である聖書に書かれている通りだろう。日本人にはこの理解が全く欠けている。
 

この金融と経済のグローバル化の版図拡大の為に、世界で数多くの戦争を起こした。最も直接的で話として分かりやすいのが、石油のドル決済破壊を防止する為のイラク戦争である。その他、ソ連の崩壊、東欧のカラー革命、ウクライナ戦争などもその目的は同じである。
 

これらは全て、独自の政治形態で安定に存在する国に対して、自由と民主主義という物差しを当てて悪を創造し、その悪に対抗するという形で内戦を誘発し、そこに“正義の介入”をするのである。
 

ウクライナ戦争でも、彼らは「国際法違反」と言う悪を作り出し、それへの成敗という図式にプーチンロシアを乗せる努力をしている。それは真珠湾攻撃に誘い込む米国Fルーズベルトの努力と同じである。ベトナム戦争でもイラクやアフガン戦争でも同じである。

 

上記アフガン戦争などへの努力が、9.11事件であると、今朝の及川幸久氏のyoutube動画で解説されている。それは、あのタッカー・カールソンによる次期大統領立候補者ラワスワ三(Vivek G. Ramaswamy)へのインタビューの話の内容である。
 

削除される前にその動画の視聴を推薦したい。(補足5)https://www.youtube.com/watch?v=bTDmc6M4EaY

 

 

 

彼らは米国で金融資本を蓄積し、その力により米国の金融のみならず政治をも支配した。そのために選挙資金を幾らでも使えるという制度(スーパーPAC)を作り上げた。そして、米国民主党と共和党ネオコンを含めての所謂RINO(名前だけ共和党)らを支配下においた。

 

その勢力は巨大である。世界で紛争を引き起こし、それに介入することで、先進国とその周辺での覇権を実現した。残るのはロシアと中国、そして途上国である南方の国々である。

 

インターネット時代に入り、ネオコンが支配する米国(ディープステート、DS)の企みが徐々に明らかになってきている。彼らを縛る法律も常識もない。彼らは必要ならCIAに命じてカダフィでもだれでも殺すだろう。ただ、日本以外の国では、諜報や警備の能力があるので、簡単ではない。

 

トランプは獄につながれるか、殺される可能性が高い。無事選挙に参加できて大規模なインチキ選挙がなければ、2024年の選挙で彼が勝利するだろう。それはこのグローバル化の運動全ての終焉を意味する。それを簡単に受け入れる人たちではない。

 

RケネディJrも非常に危険な状況にあるだろう。彼が攻撃しているのは、人口削減の道具とも言われるウイルスとワクチンである。その様な計画の中心にマイクロソフトの創業者のビルゲイツが居るだろう。https://note.com/sekainoyami/n/n8b761a00c3b4
 

グローバリストらは、WHO条約で疫病の際に国境を越えてワクチン接種を義務付ける体制を世界に作ろうとしている。https://www.youtube.com/watch?v=6Af6b_wyiwI

 

彼らの考え方の中心にあるのは、「事実など存在しない、存在するのは解釈だけだ」というニーチェの言葉だろう。21世紀の民族主義者とグローバリストとの戦いは、この言葉と人類の戦いのように思える。2024年で全てが終わるだろう。

終わりに:

 

以上は筆者が最近の世界を理解するためのモデルであり、必ずしも真実と確認されたことではありません。以上、お断りしておきます。
 

補足:

 

1)国際共産主義革命が失敗したことの証明は、ソ連の崩壊である。中国と北朝鮮の共産党独裁は、中世の皇帝による独裁の変形だろう。表題の三つの相とは、①国際共産主義革命、②グローバル経済体制の樹立、③政治文化に於けるグローバル化である。③を第二次グローバル化として、②をグローバル化のフェイズと見ない人もいる。

 

2)東欧系ユダヤ人とはディアスポラのユダヤ人の内、東欧に棲んでいた人たちでアシュケナジム(アシケナージはヘブライ語でドイツを意味するようだ)と呼ばれている。

https://www.camri.or.jp/files/libs/1285/201906070908578551.pdf

 

3)制定した法律が効力を発揮するのは、その法律制定後の事象についてである。

 

4)イスラエルの嘆きの壁でのパフォーマンスや米国大使館のエルサレムへの移転など、イスラエルのための政策を実行している。アラブの国々とイスラエルとの和平を仲介したのも非常に大きい。

 

5)2001年に21世紀が明けた。911日、ワールドトレードセンター第1と第2のツインタワーに飛行機が衝突し、ビルが自由落下するように崩壊した。三か月ほど前に、古くなりかけたこのビルを買い取り、事故後に多大な保険金を受け取った人物がいた。イスラエルの現大統領ネタニヤフの友人のラリー・シルバースタインという人物である。ツインタワー崩壊後1時間程して、第7ビルも崩壊した。その直前にカウントダウンの声を聞いた人がいるという話である。

 

(17:10、編集;17:45、終わりにを追加:;18:45一箇所修正して最終稿)

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