2014年7月31日木曜日

拉致問題の解決という疑似餌で安倍内閣をつり上げるという劇の脚本は、中国作ではないのか?

 安倍総理が自分の任期の間に北朝鮮に拉致された人を日本に取り返す様に、交渉を続けている。北朝鮮も拉致被害者などの調査委員会として、日本が信頼感を持つレベルに組織をつくり、順調に交渉が進んでいる様に見える。しかし、拉致された人が数十人特定され、その返還交渉が始まったとすると、大きな困難に出会う筈である。
 北朝鮮は無条件で拉致された人たちを返還するという形はとるものの、その後の、国交回復と日本からの経済協力金(実質的には戦後賠償金)を支払う協定の案をほぼ確定した形で要求することになると思う。その経済協力金の額は一説によると一兆円にも達すると言われており、その金が支払われたのなら、北朝鮮の核兵器開発に向かうことは必定である。そして、絶対に米国はそのような協定を許さない。
 本当の北朝鮮の狙いは、拉致問題の解決を餌にして、日本から一兆円の戦後賠償金をとることではないと思う。それは米国などの反対で、元々不可能なこととして読んでいる筈である。本当の北朝鮮の狙いは、そこまで安倍政権をこの交渉に引きつけることにある。そして、安倍内閣と米国との関係がぎくしゃくするタイミングを、中国にプレゼントすることが彼らのシナリオだと思う。
 つまり、そこで中国が尖閣諸島に上陸するのである。つまり、拉致問題の解決という疑似餌で、安倍内閣を北朝鮮が一瞬であれ拉致するのである。  中国と北朝鮮の関係がぎくしゃくしている様に見せているが、北朝鮮への経済援助の90%は中国からである。http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economic_exchange/389917/ その中国との関係を危うくするようなことは、金ジョンウンもその側近も考えている筈は無い。
日本の安倍内閣はその様な考え方もあると考えに入れているか心配だ。(7/31/18:46)

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