2014年10月19日日曜日

小渕優子経済産業大臣の供応疑惑について=脇の甘い二世議員=

小渕政治会社の二世経営者の無知: 

 安倍総理が女性閣僚登用の看板にした小渕優子氏だが、おそらく本人は何も知らないうちのことだと思うが、政治資金規制法違反の疑惑で経済産業大臣を辞任せざるを得なくなった(注釈1)。小渕優子さんは小渕恵三元総理の娘だったから小渕家政治団体などの持つ神輿に乗っただけであり、小渕氏個人の能力で政治家とか大臣になったのではないことは明らかである。 

 この国では、多くの議員は夫々昔からある“政治会社”の後継社長であり、その廻りに関係する多くの受益者の纏める票によって当選している。政治家事務所と地元後援会という表の顔はあるものの、結局国家から利益を吸い取る闇会社群がトップを国会に送っているのであると思う。斡旋と供応や“寄付という名の賄賂”がセットで、その政治会社の営業の主たる要素となり、それがあるからこのような無法”会社”が存在できるのである(注2)。

 つまり、特別に何の能力も無い小渕氏が40歳の若さで、国会議員から経済産業大臣になったのは、単にその政治会社が名門であり、巨大であったからに過ぎない。そして、今回の供応疑惑もその本来の姿が、少しだけ表に出てしまっただけである。殆ど全ての自民党議員は同様の疑いがあるだろう。小渕氏の場合、何も知らない内に経済産業大臣という大きなポストについたことと、そのような裏のしきたりについて親から十分教育を受けておらず、所謂脇が甘かったことが今回の件が明らかになった原因だろう。

注釈: 
1)辞任すれば無罪放免になるだろう。検察も裁判所も国会も内閣も、全て同じアナの狢である。狢に害が及ばなければ、如何に重大な違法行為であろうが、辞任で幕が引かれる。上記4機関は国民から浮いている。第二次大戦後、日本国民は敵将マッカーサーを熱烈歓迎したことがそれを証明している。つまり、日本には国民の為の政府などない。(何処の世界にそんな政府があるかと言われれば、答えに窮するが。。。) 
2)その為に、政府は地方創生とかいって、予算のバラマキ政策を行なうのである。今朝の時事放談で、丹羽元中国大使が言っていた様に、金と権限を中央が握っていて、地方創生など出来る訳が無い。そんなことは、霞ヶ関も、上記政治闇会社も十分知っている。丹羽さんが特に秀才だから知っているというわけではない。 
=これは元理系研究者の想像であり、独り言です。批判等多いに歓迎します。= (11:30編集)

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