2017年9月26日火曜日

希望という名のあなたを訪ねて、北から吹く風に乗り宛てなき旅にでる

若狭と細野は、バカにされても小池に付いていくだろう。旗揚げの時に備えて新党の綱領を必死に考えても、そしてその草稿を見た瞬間に所詮この程度の文章しか書けない無能の輩と言われても、小池には逆らえない。無能であることは、小池がリセットという荒技を使うことが読めなかったことで、完璧に証明された。若狭や細野を選んだ選挙民も一緒にバカにされたことになるのだが、それには気がつかないだろう。

その「希望の党」に、松原も、柿沢も合流するという。小池を政治家として選ぶことが危険な賭けであることは、探偵気取りで豊洲移転問題を掘り返したことで明らかだ。しかし小池には、ヤクザの女親分の風格はある。惚れ込む男どもの気持ちも、全くわからない訳ではない。しかし、若狭と細野の醜態を見た後に馳せ参じる二人には、いったい小池のどこを見ているのか聞いて見たいものだ。

「風がない時には、自分が崖から飛び降りて風を起こせ」という小沢親分の言葉だったということだが、所詮「風まかせ」の政治屋の発想だ。風に乗ることばかり考える政治では、国家を破滅させる。「希望の党」という名前は面白い。希望とは実現しそうにないほどの希な望みだから、国が滅んでも「新生日本は、今後の国際的な風向次第ですね」という言葉が、彼らには残されているのだろう。

明治から昭和初期の日本も同じ様な風まかせで進み、70年前に国を潰したのではないだろうか。西洋が起こした植民地主義の大きな風の最後のひと吹きにのり、朝鮮、満州、中国へと進んで行ったのだが、地道に自分が育てた力、つまり実力で進んだのではなかったのだ。

逆風に乗るのが高く揚がるコツだという人もいるが、北風がきつい昨今の嵐の中で母屋が倒れるかもしれない時に、自分の凧揚げに悦にいる姿は醜い。無役の国会議員、地方の首長、市会議員と雖も、今は国家の存続を必死に考える時ではないのか。今度潰れれば、日本民族はディアスポラの哀歌を歌うことになる。

希望という名のあなたを訪ねて、遠い国へとまた汽車にのる。あなたは昔の私の思い出。。。私の旅は終わりのない旅。。。。
https://www.youtube.com/watch?v=mzHqDtcPBvw

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