2020年6月10日水曜日

英米の中国非難声明に名を連ねることを拒絶した日本

5月28日中国の全人代で国家安全法が採択されたことに対して、米英加豪の4カ国で非難声明を出す際、日本にも参加が打診されたが、断った。そのことが驚きと批判の対象となっている。この件、共同通信のスクープとして流れ、理解できないとの声が多かった。https://www.youtube.com/watch?v=ff0Zvu6CAM0&t=397s (及川幸久氏)

 

この記事のオリジナルは、共同通信の世界向けの下の記事のようだ。そこには、日本の拒絶に米国などは落胆したと書かれている。日本が、安全保障上の同盟国の米国との関係と、隣国で大きい経済力と軍事力の中国との関係のバランスを考えてのことだろうとも書かれている。

https://english.kyodonews.net/news/2020/06/a29165a6df55-japan-opts-not-to-join-us-others-in-rapping-china-for-hong-kong-law.html

 

5月29日にだされたトランプ大統領のスピーチでは、中国を経済面、香港の問題、新型コロナ肺炎の問題の全ての面から非難している。中国に対する宣戦布告にも等しい内容だという人も居る。しかし、2021年1月にバイデンが米国大統領になる可能性がある。この連続線上に米国は歩むだろうか? おそらく、徐々に路線を変更するだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=EIzc0f8daGA

 

水間政憲氏の動画も、香港の国家安全法の適用決定を非難する、米英らの声明に参加しなかった日本政府を批判した。

菅官房長官は6月8日、記者会見か何かの時に質問に答える形でこの件に触れて、「5月28日に全人代で国家安全法の香港への適用が決議されたとき、日本政府は関係国に先駆けて深い憂慮を中国政府(大使)に伝えた」と言ったとして、英米当のアナウンスに参加しなくても国際的に発信しているとの発言があつた。

https://www.youtube.com/watch?v=TpuAN7QD3ME&t=300s (水間政憲氏)

 

日本政府を批判する言葉が多いが、私はこの水間氏の動画に以下のコメントを書いた。

 

この問題の根底には、日本は中国と対峙するだけの軍事力がないという厳然たる事実があります。つまり、日本の国防の原点が未だ構築出来ていない現状で、まともな発言をしろと官房長官に要求するのは無理があります。

 

もう一つには、英米加豪の4カ国と日本の組み合わせでは、日本は生贄として参加せよと言われているように感じ取れます。更に、トランプ大統領には反中の旗を立てたものの、「習近平は良い人間だ」というのが習近平に関するもっとも新しい言葉です。信頼出来る世界のリーダーではありません。

 

従って、日本がすべきは、日本国民に「国家の安泰なくしてはあなた方の命の保障すらできないのだ」ということを知らしむること、更に、日本政府を、日本国民の総意に基づく信頼でき政府として作り替えることです。

 

現在の政府は日本国民を奴隷として300万人対米戦争で死に追いやった政権の延長上のものです。我々日本人が自分の命をかけて守るべき政府(国家組織)ではありません。それが「戦争は大敵、平和が大事、非武装中立の憲法を守るべき」という国論になっている。ヤマト民族が住む日本国とそれを統治する日本国政府の整合性を取り戻すのが、問題解決の原点です。(引用部分の一部編集;翌朝日本語編集)

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