2020年6月4日木曜日

中国によるゲリラ的反トランプ活動

1)米国での暴動の正体

米国ミネソタ州ミネアポリスで起こった、白人警官による黒人男性George Floyd氏殺害に抗議するデモは、略奪や放火にまで発展した。更に、それが今や反トランプ運動である面も明らかになり、6月1日の記事に書いた推測が正しかった。

 

CNNは、Tim Waltzミネソタ州知事(民主系)の言葉を引用して、黒人男性の警察官による殺人を触媒にして、州外からの人も参加した抗議活動になったと言っている。また、ミネアポリス市議会議員のエレミヤ・エリソンは(ミネソタ州司法長官の息子)、白人のテロリストが略奪、放火、その他の暴動活動に参加しているとツイートで述べている。

 

この主導者として、トランプ大統領は早々にAntifaという組織を非難し、テロリスト集団に指定すると発言した。しかし、それは早まった声明のようである。主要メディアも、Anificaが米国の主要都市での暴動の主な扇動者かどうか、分からないとしている。Antifaという組織は、どうもアモルファス(非定形)な組織のようである。(補足1)

 

時間の経過とともに、このデモの中心が平和的なデモから暴動も含む形に変化してきた。そして、現在でも、平和的で静かな人種差別に反対するデモ、トランプ政治に反対する反政府デモ、それにコロナ不況に苦しむ人の鬱憤発散としての暴力行為などを、含む形の無定形なデモだろう。決して結束の硬い単一動機のデモではない。

 

更に、この白人警官による Floyd氏殺害を糾弾するデモは、全世界に広がっている。どうも変だ。https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93575.php

 

これまで、白人警官による黒人男性の射殺事件は何度もあった。しかし、暴動、略奪、放火を含む騒乱或いは内乱的なものとして、全米から全世界に広がるほど巨大化することはなかった。

 

この大きくなったデモ及び暴動の一角に、そして反トランプ運動に限ればその中心に近い位置に居て、これを扇動しているのは、中国政府の意向で動く中国人たちだろう。その証拠動画を、大紀元という香港系中国系メディアが流している。(補足2)https://www.youtube.com/watch?v=mxfJ7eLE4vI

 

アモルファスなデモの中に、幾つかの明確な目的をもった少数の活動を入れることで、自分たちの望む方向に爆発(暴動)全体を誘導するのである。このコロナ不況と人種差別的犯罪で米国中に溜まった鬱憤という火薬の中に、導火線をいれることで、破壊する対象を決めることができるのである。破壊の対象はトランプ政権である。

 

2)宗教を持たない人たちの犯罪

 

今回の暴動の中で、トランプ大統領など歴代の大統領が祈りを捧げる由緒あるセントジョーンズ教会が放火された。

https://www.youtube.com/watch?v=Cl4K5vdalpU

 

水間政憲氏は、この放火は、もし中国と米国の戦争が起こったのなら、間違いなくその歴史の曲がり角の象徴になるだろうと発言している。更に、これは宗教を持たない人の犯罪だと言っている。つまり、犯人は中国人だろうと。

 

たしかに、2016年奈良で、2017年には京都・奈良・沖縄・大阪・東京で油をかけて寺社を汚す事件が発生し、朝鮮族の中国籍の女2人に逮捕状が発布された。中国は、神も仏も存在しない無宗教の地である。その人達にとって、神社も寺も教会も、単に鬱陶しい存在でしかないだろう。

 

そして、思い出すのが中国の国防動員法と、長野オリンピックの際の中国人の暴動である。https://www.youtube.com/watch?v=4ay_Aa7vQeA この騒動は中国大使館が計画し、在日中国人を動員した騒乱だった。この動員に応じなければ、終生中国政府からいやがらせや虐待を受けるだろう。しかし、応じれば日当が出るのだ。

 

国防動員法は、本来国内法だろうが、その拡大解釈により、全世界に散らばる中国人を動員する事ができるようだ。(補足3)それを確認するためのテストとして、長野五輪の際の「暴動が実施された」と言われている。

 

今回の全米から世界に拡大したジョージ・フロイドさん事件に抗議するデモは、非常に高い確率で、中国政府の意向により動員された在米(在外)中国人たちにより、暴動にまで拡大誘導されただろう。

https://www.sankei.com/premium/news/150827/prm1508270002-n1.html

 

追補:この件で著名人が多く抗議の表明をマスコミで流している。その中に、大谷翔平、大阪ナオミ、錦織圭など日本人がいる。私はこのようなパーフォーマンスに反対である。彼らは著名人で人気ものであるが故に影響が大きい。そして、今回のような騒動を正当化してしまう。これら影響力の非常に大きい人たちには、詳細がわからないなら何も言うなと言いたい。

 

補足:

 

1)愛知県主催で開催された「表現の不自由展」が、昭和天皇の写真を燃やす場面などを展示したことにより批判され、開催中止となった時、それに反対するデモが Antifa-名古屋により主催された。しかし、暴力集団のようには見えない。https://www.asahi.com/articles/ASM845RWLM84OIPE00N.html

 

2)今、香港系メディアを信じるのかと言われそうである。しかし、証拠として挙げられた映像と録音の証拠能力は高い。

 

3)中国の政治文化では、国内法は外国に居る国民をも対象とするのだろう。更に、中国人の意識では、仮に日本国籍をとっても中国人として中国政府の意向で動く人が多いだろう。日本国籍を取った有名人に張景子氏がいる。彼女はテレビ番組に出演中「何故日本国籍取ったのですか?」という質問に、「日本のパスポートは便利だから」と答えた。論理を超えて中国を擁護する発言に不信感を持った司会者の質問だったが、その疑問の意味が分からないほど、無防備に答えてしまったのである。

(午前10時40分編集)

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