今日朝、テレビ朝日の羽島慎一モーニングショーにおいて、大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏の銀行詐欺罪についての米国連邦検事による記者会見の様子とその解説が放送された。同じニュースの概略がANNnewsチャンネルでも速報としてyoutubeにアップされている。https://www.youtube.com/watch?v=Q4SAnfHf31E
米国連邦検察所・カリフォルニア州中部事務所検事のマーチン・エストラーダ連邦検察官の捜査結果に関する詳細説明によると、水原一平氏が大谷選手の銀行口座開設を手伝い、その後自らが直接アクセス出来るように大谷選手に成り済ましたという。
連邦検察は、その水原氏と銀行との間の電話記録と、水原氏が銀行側に大谷氏本人であると思わせるように大谷氏の個人情報も送っていた事実等についての証拠も入手したようだ。そして、このスポーツ賭博で勝った掛け金が大谷選手の口座には振り込まれたことはなく、水原氏の個人口座へ振り込まれたという。これらが、大谷氏がこの賭博には関わっていないことの証拠でもある。更に、水原氏は野球とばくには一切関わっていなかったと言う。
以上の事実から、大谷選手は完全無実であり被害者であると、連邦検察官は明確に話していた。これは我々日本人のファンとしては大変喜ばしいニュースであり、今後、大谷選手の応援を心置きなく出来ることになる。
因みに、掛け金の総額は、水原氏が勝った分として220億円、負けた分として280億円に上った様だ。その負けた金の穴埋めに大谷選手の口座から振り込まれたお金は24.5憶円(1600万ドル)以上に上るという。
また連邦捜査官は、大谷選手は連邦検察にたいして一貫して協力的であり、デジタル装置や彼の個人情報へのアクセスに協力したと述べている。
尚、本件は立件の途中であり、数日中に水原氏は連邦裁判所に自ら出頭する可能性が高いという。裁判所が立件を認めれば、連邦検察所は起訴状を作成し起訴する様だ。このあたりの手続きは若干日本と異なるかもしれないが、日本でも逮捕状は裁判所が作成するので、考え方としては同じだろう。
また、窃盗罪ではなく銀行詐欺罪での立件を目指すことになったのは、米国は連邦制であり窃盗罪の起訴はカリフォルニア州の検察の仕事だからである。窃盗や詐欺罪に関する裁判は、連邦の仕事では無いとテレビでは話していた。
銀行詐欺罪の連邦検察による捜査は、日本では馴染みの無い罪状だが、金融システムの健全性維持は連邦の仕事であるということと関係しているからだろう。特定の銀行が被害者ではないので、関係した銀行が損害賠償を訴える権利が発生してないかもしれない。
テレビに出演の米国の司法に詳しい弁護士によると、この犯罪は重罪であり、最高で禁固30年という刑が課される。また、水原氏の場合、その金額が例外的に大きいので、禁固10年程度の実刑の可能性があるとが言っていた。
終わりに:
以前の記事で、大谷氏が水原氏の損害を補填するという形で、賭博幇助罪が問われる可能性が高いという風に書いた。これは完全に間違っていたことをここに報告させていただく。このことは、以前のブログにも外れれば嬉しいと書いた様に、大変良かったと思っている。また、このようなケースで最悪の場合まで裾野を広げて考察することは、悪くはないことだ今も思っている。
ネットでは、同じように悪い方向で予想したヒロユキが批判されているとの呟きが出ている。当時の感想としては、決めつけてはいけないが、博之氏がそのように言う気持ちはわかる。もし、以下のyoutuberの方が、当時の感想としてヒロユキしを批判するのなら兎も角、答えが出てから批判するのは間違っている。
将来の正解しか予想したことばを発してはならないというのは、言論封殺であり、そのような風潮が社会を支配するとしたら、それは一般市民にとって危険な社会である。
(終わり)(翌朝、話の流れを重視して編集)
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