昨夜アップされた石田和靖氏のyoutubeチャンネル「越境3.0」は、ロシア訪問から帰った日本在住のアゼルバイジャン人(モスクワ生まれ)アリベイマムマドフ氏からモスクワ報告を聞く内容だった。
アリベイさんによれば、ロシアは急速に経済発展しており、安全で住みやすくなっているとの話だった。(補足1)何時も越境3.0を視聴している人にはすんなりと受け入れられる内容だったが、始めての方には相当意外だっただろう。殆どの人が菜園付き別荘(ダーチャ)を持っており、週末はそこでゆっくり過ごすというのがモスクワ住人の生活スタイルのようである。
日本では、一時期のマスコミ報道では、ロシアは米国から経済制裁を受けて経済破綻に陥る可能性が高いとの話がなされていたが、それらは全くの出鱈目であった。
この件との関係から、日本のマスコミは情けないとの議論に話は移っている。その中で印象にのこったのが、米国元CIAのエドワード・スノーデン氏の以下の言葉である。
「権力に萎縮して忖度報道を続けるなら、それは報道とは言わない。癒着して権力に都合の良い報道を続けるなら、それは報道とは言わない」
スノーデンは、日本に警鐘を鳴らしていると石田氏は語る。この動画の中で、一瞬だけ何の解説もなく国谷裕子著の「スノーデン 監視大国日本を語る」という本の宣伝紙が表示された。
この動画ではその後、ロシアで高い支持率を誇っているプーチン大統領と比較して、日本の岸田首相は酷いという話になった。そして、石田氏は「今だけ金だけ自分だけ」と岸田首相を形容し、批判している。そこで、私は以下のコメント文を投稿した。
岸田首相は、外からは「今だけ金だけ自分だけ」の人なのだが、多分、彼は自分の命が狙われていると思っている筈。一年前の“襲撃事件”は模擬テストだった筈。もう直ぐ二年になる安倍さん襲撃事件を含め、マスコミは沈黙している。何故、国民は騒がないのか、もっと発信しないのか。
自分の命だけの姿勢では政治家失格なのだが、警察から国会議員、行政官の全てが利己主義になっている。それが吉田茂以降の戦後日本の全てである。一旦社会がこのphaseになると、勇気ある人が出れば、順番に殺されていくだけである。大衆運動のみが日本を救うことが出来るのだが。。。。
権力に萎縮するのは全ての日本人に共通である。現在の日本人が先ずなすべきことは、現状が何かおかしいと思うなら、「今だけ金だけ自分だけ」を乗り越えて、先ずは将来の自分を考えることだろう。将来の自分や金は、将来の日本に係わる。そして、嘘を垂れ流す現在のマスコミを拒否するべきである。
私も、金の無駄遣いを避けるという意味だけではなく、将来の日本を害する新聞を既に購読中止し、ブログ記事を書いている。国民の半分でも新聞購読を止めれば、そして自分の得た情報を井戸端会議ででも話す習慣を着ければ、それなりのインパクトがあるだろう。
補足:
アリベイさんの話のこの部分の要約: ロシアが経済制裁を受けたため、国外に去ったマクドナルドやユニクロの代わりに、ロシア人がそれらの企業のコピーをつくり、それなりに繁盛している。ロシアは、国を閉鎖しても殆ど全てを国内でまかなうような経済を目指しているようだ。
その結果、モスクワなどでは建設ラッシュであり、市民の殆どは複数の家とダーチャを持つ情況となっている。
ただ、日本はこのモデルはとり得ない。それは、食糧とエネルギーを殆ど海外に頼っているからである。この日本経済の特徴について最近議論している:
鎖国すれば、日本には江戸時代の人口である3000万人程度しか住めないだろう。
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