2020年4月2日木曜日

経済対策:個人には無利子無担保貸付、会社には転換社債でどうか?+付録(病院と人工呼吸器)

新型コロナ肺炎のパンデミックで、世界は混乱の中にある。日本も、同様であり、感染者数を抑えて発表するのもいよいよ限界のようである。有名人やその近辺にまで流行がくれば、民衆は感覚的に理解する。ロシアでもプーチンの主治医が感染したことで、日本同様、隠すことはできなくなっただろう。

 

インドも都市封鎖をしていることから、既に大流行していることは明らかである。アフリカ諸国も、中国人の足跡が多数存在する国では、例外ではないだろう。世界の感染者数は既に1,000万を遥かに超えている筈。

 

安倍総理は、緊急事態宣言を今日にも出すだろう。しかし、都市封鎖はできないし、交通も遮断できない。国家の体をなしていない日本の現状を、かなりの日本人は知る事になる筈。その宣言でも、経済活動に相当悪影響がでることで、コロナ肺炎よりも大きな被害が出ると考え、逡巡していたのだろう。

 

その経済対策で、政府は揉めているようだ。現金を国民にばら撒けば、恐らく大半は貯金にまわるだろう。商品券には準備時間が足りないし、関連団体への利益誘導だと政治家は非難される。

 

私は、国民全てにマイナンバーを配布しているので、マイナンバーカードを取得した成人を対象に、50万円程度を無利子無担保で貸し付ける方法が良いと思う。上場会社に対しても、無利子の5年程度の転換社債として、貸し付ければ良いと思う。オプションは、会社は借金でありながら、純資産に算入できるようにする。(AT1債という話が、及川幸久氏のブログ動画にあった。https://www.youtube.com/watch?v=dNv7MwyLlRo&t=771s

 

そのようにすれば、貯金に回せるような個人は、国に借金を申し込まないだろう。会社も同様であり、転換する株数は、現在の株価で決めておけば、業績回復した会社は全て返金するだろう。国はたとえ100兆円出したとしても、ほとんどは資産として計上できるので、バランスシートは悪化しない。

 

以前、元財務官僚で理系出身の高橋洋一氏が、財務官僚の上層部はバランスシートが読めないと言っていた。本当なら、無理かも知れんが。

 

付録:

 

病院のベッドが足りないのなら、病院を作れば良い。それに、新しく建てても、1ヶ月あれば建つだろう。既に退役している医師や看護師の方々には、しばらく現役復帰してもらうなど、方法は色々あるだろう。隔離施設としては、東京はオリンピック選手村を利用するという案を出した人がいた。

 

人工呼吸器を数千台急いで製造すること、米国では一台を複数の患者に用いる接続機器も使っているという。それらも調達すべきだ。一番大事なのは、人工呼吸器の準備である。人工心肺などは、その操作に多大の労力を使うので、その拡充はあまり中心課題としない方が良い。

 

(以上、理系素人の考えです。政治経済専門の方の反論がいただけるとありがたい。)

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