自衛隊の元陸将である用田和仁氏が、釈量子氏との対談で「欧州・米国は中国と戦う気などない」と言っている。そして、もしウクライナ戦争へNATOの一角が直接介入すれば、ロシアのメドベージェフ元大統領の言う通り、核戦争になると警告している。つまり世界は今、第三次世界大戦の瀬戸際にある。
この世界政治における情況分析には全く同感である。是非この動画を視聴してもらいたい。https://www.youtube.com/watch?v=6jLn5SCbEi8
用田元陸将は、「日本の政治を握っている保守陣営は、その事に対して全く気がついていない」と嘆く。しかし私は、岸田首相が全く気が付いていないとは思わないし、かれらが日本の保守勢力であるとも思っていない。彼らは、米国ネオコン政権に盲従する売国政権である。
日本の政界で保守と辛うじて言えるのは、参政党などの少数政党だけである。多分、日本保守党もその中に入るかもしれない。参政党は、正しい歴史を国民全てが学ぶということを強調しているので心配ない。百田尚樹氏にも期待したいのだが、皇国史観しか持ち出すものが無くて古い過ちを繰り返すことにならないか心配である。
自民党政権の話に戻ると、吉田茂内閣の1955年以降、自分の地位と引き換えに日本を支配し米国の奴隷国家として管理する売国政権であったと思う。勿論、吉田茂の時代には、それしか日本の生きる道は無かったかもしれないので、非難することに若干の躊躇はあるが、経済復興を遂げた以降で、米国に失脚させられた以外の歴代自民党首相は、売国者だと考えてよい。
特にひどいのは、中曽根康弘、小泉純一郎、そして現岸田文雄だろう。岸田首相は、安倍晋三元総理の暗殺事件の詳細を知っているだろう。奈良県警も、自民党重要閣僚たちも知っている筈である。その後、ウクライナ戦争等への協力命令が、売国者たちへ命令違反の姿を思い出させるように、上の方から下ったのである。
https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12833354394.html<
ところで、世界支配を目指す彼ら英米ネオコンを中心とするグローバリストたちは、どのような戦略ですすむのだろうか? 第一段階で滅ぼすことになっているのは、ロシアのプーチン政権、米国のトランプらMAGA達、欧州やアジアの特に強硬な独立派、中東では反イスラエルの国々だろう。欧州や日本の米国ネオコンに従順な人たちは、その第一段階を生き残るために彼らに盲従しているのである。
彼らがロシアに期待しているのは、プーチン政権崩壊とロシアの幾つなの弱小国への分裂だろう。恐らく、核戦争になっても良いとは、今のところ思っていないだろう。従って、プーチンが生存してロシアを牛耳る以上、この第一段階が終わらない。ウクライナはそのうち消滅して、ノヴォロシア的な領域とポーランド側の領域に分裂して安定化するだろう。
ただ、このグローバリストたちによる世界戦略が第二段階以降に進んだとした場合、欧州各国も中国も、最後の段階までそのまま残ることはないだろう。彼らにとってそれらの国々は、ロシアが分解され、トランプらが滅ぼされるまでの間だけの味方なのだろう。非核保有国は、第二段階以降では傭兵的存在か単なる草刈り場であると思う。
第二段階で、グローバリストたちが対中国戦争を考えているのなら、やはり分裂させて幾つかの弱小国になることを期待しているだろう。日本の岸田政権の相続者には、そこでウクライナの役割(中国分断の際の)を担うことが期待されているだろう。
以上。
0 件のコメント:
コメントを投稿