最近の米国の様子から、ウクライナ戦争だけでなく、これまで世界を戦争に巻き込んできたネオコンの支配体制も、終結に向かう可能性が高まった様に見える。その一つの切欠は昨年の中間選挙で共和党が多数を占めたことであり、そしてもう一つは政策の不満に人々は黙らなくなったことである。
この背景として、インターネットに親しむ人が増加したことで、世界の政治経済の支配を企むマイノリティの存在が一般大衆にも明らかになってきたことがある。そして、ウクライナ戦争のからくりから、米国の世界支配の方法に気づき目覚めた人が増加したのである。
この最近のネオコン勢力の企みについて、チャネル桜の討論番組で山口敬之氏が要領よく語っている。その部分を切り取った動画を拡散させることが、本ブログ記事の目的の一つである。https://www.youtube.com/watch?v=81lFrPLkAQQ
この解説の中でマイノリティである米国のネオコンの手法が紹介・例示されている。それらはウクライナ戦争において地方都市ブチャで捏造された虐殺事件(補足1)とクリントンの外交政策を変更させたモニカルインスキー事件(補足2)である。
個別的には、卑怯で悍ましい事件の捏造に加え、日本のヤクザも中国共産党政権も利用する古典的な方法:色仕掛け(ピンクトラップ)、金仕掛け(マネートラップ)、そして脅しであり、更に大衆全体のコントロール法としては、マスコミの占有とそれを用いた虚偽の宣伝とプロパガンダである。
それらの仕掛けでも彼らの真意がバレるのは、インターネットによる情報拡散という対抗手段が生まれたからである。日本でもインターネットに限定すれば、これら米国ネオコン勢力の企みが明らかにされるようになってきた。米国では更に多くのスキャンダラスな出来事が最近明確になりつつある。
例えば、ファイザー社が新型コロナウイルスの変異種とそのためのワクチンをセットで開発していたという話が、プロジェクトベリタスにより暴露された。これは、ネットを中心に権力者による様々な捏造を暴露する小さな組織である。
その後、ファイザー社から機密を持ち出す際に協力した女性は何者かにより脅され命の危険に晒されることになり、その創始者ジェームズ・オキーフがプロジェクトベリタスから追い出されることになった。それらの出来事も当局によって事件化はされていないが、ネット空間で伝搬されている。
ファイザーからの機密持ち出しに協力した女性とジェームズオキーフが、最近開催されたCPAC(補足3)の年次総会にともに出席して、感動的なスピーチを行ったことが及川幸久氏の動画で報告されている。その紹介が本ブログ記事の二番目の目的である。https://www.youtube.com/watch?v=lRpLuGDMPAo
このようなネット上のニュースから、世界の政治は激動期を迎えたことが分かる。
第二次世界大戦後、世界中で戦争を引き起こして自分たちの軍需産業を育て武器を開発し、そして世界の一極支配を続けた米国の終焉かもしれない。
今後は二極の世界に移るのか、多極支配の世界に変わるのか、混乱と人類絶滅の時代を迎えるのかは明らかではない。あらゆる可能性が考えられるが、何れのシナリオでも日本の将来は暗いことが非常に悲しい。 日本では、政界など表舞台に目覚めた人がほとんど居ないからである。
以上の「世界が迎えつつある時代の周り角」を語る馬渕睦夫氏の動画を紹介したい。そこでは特に、最近のバイデン米大統領のウクライナ訪問の目的を読むことで、ウクライナ戦争が終戦に近いとの解説が為されている。https://www.youtube.com/watch?v=ZT3SuQcA9d4&t=10s
馬渕氏は、これから米国バイデン政権は停戦交渉に動くだろうと予想する。この読みは多分正しいと思うが、馬渕氏がいうほど確実ではないと思う。それは、バイデンが何故列車で訪問することになったかという馬渕氏の論理に今一つ説得力がないからである。
私は、この点で馬渕氏の最終解釈(つまり停戦が近い)に沿う形で以下のようなコメントを書いた。それを再録:
いつも有益な話を伺っています。バイデンが列車で行ったのは、ロシアにたいして表から戦争を仕掛けるつもりは毛頭ないことを示すためだったと思います。ウクライナ上空の制空権をロシアが持っているので、飛行機でキエフにいくことは、ロシアに対して「撃つなら打ってみろ、全面戦争は望むところだ」という挑発と受け取られる可能性を恐れたのだと思います。バイデンの弾劾の準備として、さまざまなスキャンダルが既に出されています。米国もロシアも当然全面戦争はしたくないので、万が一の誤解を避けたかったのだとおもいます。
このコメントの根拠は以下の通りである。中東でのイランとイスラエルの間で戦闘になる可能性が日ごと増してきたことを考慮すると、今後中国の台湾進攻が勃発した場合、それを懲らしめる作戦で米国は3方面で戦う羽目になる可能性が高い。
https://www.youtube.com/watch?v=GzDrDzubDCE
三面作戦を戦う力はたとえ日本と韓国を巻き込んでも、米国にはないので、計画を変更した可能性が高いと思うのである。
(15:30 編集)
補足:
1)この事件は、ブッチャでの民間人虐殺はウクライナによる自作自演なのか?で、紹介している。上記動画では同種の事件として、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中にボスニア・ヘルツェゴビナのスレブレニツァで1995年7月に発生した大量虐殺事件を取り上げている。
2)クリントン大統領がネオコン勢力の筋書から外れそうになった時、軌道修正させるために用いたのがモニカルインスキーとの不倫騒動であった。ここで私はジェフリー・エプスタインの事件を思い出した。多数の少女を人身売買で手に入れ、自分の所有する孤島で政界の大物を招待してよからぬパーティを開いたという話である。この解説記事には、クリントンは自家用機で若い女性とともに何度もエプスタインの別荘に出入りしているとか、アリ・ベン=メナシェによれば、エプスタインはイスラエル諜報特務庁の工作員だったと主張しているとかの記述がある。(ウイキペディア参照)
3)CPACはConservative Political Action Coalition (保守的政治行動の為の同盟)の短縮形。毎年最後にトランプ元大統領がスピーチを行うと及川氏により紹介されている。
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