東京新聞の記事、 (http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014100702000119.html)及び本朝のモーニングサテライトの報道によると、地方の人口減少を食い止めようと、総務省は2015年度に「地方中枢拠点都市圏構想」を本格化させる。人口20万人以上の拠点都市と周辺市町村が協力して雇用や生活環境が整った都市圏をつくり、東京をはじめとする3大都市圏への若者の流出を防ぐという。
下図は総務省の役人が描いた地方中枢拠点都市圏のイメージである。絵に描いた餅という批判が直ちに出てきそうな、知性の欠片も感じられない図だ。
候補都市は全国に61カ所あるが、今年度はモデル事業に9都市を選定している。要するに、地方交付税でそれらの都市を優遇するということであり、地方都市は今後総務省にお参りして、地方中枢拠点都市の指定を獲得しなければならない。私が市長なら、担当する市の幹部にこう言うだろう。”具体的にどうする?そんなこと、適当にこの絵にあわせて作っておけ。それより口先の訓練とお上にたいするマナーを磨け。” 要するに、如何にごまをするか、誤摩化すかが大事である。
こんな政策を考えるのは、余程のバカかと思っても、たいていは東京大学という日本でランクの一番高い大学の出身者だろうから、市民一般に向かって何を言っても説得力はないのかもしれない。維新の会の橋下氏も江田氏も何か言うだろうが、1.4%の支持率ではどうしようもない。明治維新の時には、地方分権していたから、優秀な人材が絞り出されて日本を救った。全てが東京を向いている今の時代にあって、更にその傾向を助長しようとしている安倍自民党では、最終的に日本を潰すことになるだろう。
官僚機構がソフトが搭載されているコンピュータだとすれば、政治家はそのコンピュータを用いて日本国のプランニングをしなければならない。しかし、何もしないと、私のマックのように勝手に自然の美しい絵とか、模様を画面に描く。今の日本そっくりだ。
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