ヤフーブログから引っ越して3年になる。読者も入れ替わっているので、以前書いた記事の中から“お勧め”を紹介することにしました。今回は、アポロ月面着陸の嘘である。証拠の一つは、月面は真空でありあのようなクッキリとした靴跡はできないという科学的結論、もう一つは月面では歩くには相当の訓練を要するだろうという科学的予測である。勿論、証拠は最初のものだけで十分だと思う。
1)アポロ11号の飛行士が月に残した靴跡の嘘
砂粒子を集めて塊状にするには、粒子間を埋めて多数を集める液状物質が必要である。月面は真空であり、水が存在しない。したがって、真空状態の月面では砂はサラサラであり、あのように押し固めたような靴跡はできない。水に代わる物質も存在するとは思えない。
例えば、ブリタニカのサイトにはクッキリとしたオルドリン飛行士の残した靴跡の写真が掲載されている。深く踏み込んで出来た靴跡だが、真空中にも関わらず、靴をあげても崩れていない。月面で撮影した写真だというのなら、それはインチキである。https://www.britannica.co.jp/blog/apollo/
水を一切含まない微細粒子状の砂を用いて、真空で実験すれば、あのような靴跡などできないことが分かる筈。水分など低分子量の物質は蒸発して無くなっている筈だからである。また、一旦靴跡が出来たとしても、重力ですぐに崩れる。勿論、靴跡とわかるような凸凹は砂地に残るだろうが、くっきりとした靴の突起跡は残らない筈である。
真空下でなくても、砂が乾燥していて、その他親水的(補足1)な液状成分を含まなければ、状況は同じである。微粒子が特別の形状を持っていても、粒子間に凝集力が生じないので、あのような靴跡は出来ない。あのNASA(米国航空宇宙局)が公表した靴跡の写真は、アポロ11号の月面着陸がインチキだったことを明確に証明している。
砂地でクッキリとした靴跡ができるのは、水の表面張力の助けがあってのことである。水の表面張力とその働きの詳細は、以前に分かりやすく解説した。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12466516473.html
なお、気温が零度をかなり下回るとき、積もった雪を握っても固まらないのも、同じ理由で説明される。札幌の雪まつりでは、水を撒いて雪の粒子間に水を含ませてから、雪像を作る。
2)月面歩行の嘘:
地表で歩行を覚えた人間には、月面での歩行は慣れるまで相当むつかしい筈。何故なら、人間の歩行のリズムは、重力に支配されているからである。月面では重力が地表面の1/6であるため、月面で歩くには幼少期から頭脳に書き込まれた歩行のパラメータを完全に書き換えなければならない。
人間の歩行は、下図に示すような基本的には二重の振り子運動である。支点から25㎝の振り子の周期は、地表では約1秒である(補足2)が、月面では約2.46秒となる。そうすると、歩行の1周期(2歩)が、地表で1.2秒だとすると、月面では約3秒となる。この歩行のパラメータに慣れるには、相当の時間を要する筈。
下に引用の動画サイトはアポロ乗組員の月面での活動を映している。この52分30秒~53分20秒の歩行を見てもらえば、多少ジャンプがあっても、”月”での歩行の様子が見える。その振り子運動の周期は1秒ほどであり、動画が地表面で撮影されたことが分かる。
https://www.youtube.com/watch?v=S9HdPi9Ikhk
また、宇宙飛行士の言葉として、この歩行に慣れることの困難さについての話がどこにも残されていないのも、撮影が地表でなされたという証拠だろう。
二つの振り子の一つは大腿部であり、もう一つは脛の部分の振り子である。ただし足底で地面に触れることや、膝は後方にしか自由に動かないなど違いもあり、力学の方で議論される「二重振り子」とはかなり異なる。(ウィキペディア参照)
歩行における上記二つの振り子運動の位相は、90度ほどずれている上、膝部分の振り子運動の支点が上下に振動する。非常に複雑だが、振り子と同様に重力の影響を受ける点だけは自信を持って言える。
人が歩行に振り子運動を採用しているのは、出来るだけ歩行で消費するエネルギーを節約するためである。(補足3)昔居間にあった柱時計の振り子でも、その運動の継続にはほとんどエネルギーを消費しない。重力エネルギーと運動エネルギーを交換しながら、歩行は続き、摩擦などにより消費するエネルギーを最小限に抑える様になっているからである。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12495888028.html
以上、私が議論可能な部分を議論した。ロケット工学の方からの議論も昔の記事で議論している。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12466516151.html
補足:
1)シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、など砂の成分はほとんど親水性である。
2)歩行の1周期(2歩)が1秒で歩幅が70㎝なら、1分で840m歩くことになる。不動産屋の広告で歩いて何分と書かれている場合、1分80mが単位だという。25㎝は短いようだが、重心と支点の距離であり、足の長さが90㎝程度なら、ここに2つの振り子を配置すれば、同程度の値が出るだろう。
3)歩行の二重の振り子運動の概略について、一つだけ記事が見つかったので、ここに引用しておきます。詳細な解析も工学の研究者によりされているのだろうが、ネット検索では見つけられなかった。
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