注目の投稿

人類史の本流は中華秩序なのか、それとも西欧型秩序なのか

1)米国が露呈させた中国共産党政権の真の姿と日本の課題   日本が抱えている最重要な課題は、コロナ問題や拉致問題等ではなく、表題の問に対して明確な答えと姿勢を持つことである。短期的な経済的利益に囚われないで、現在が世界の歴史の方向が決定される時なのかどうかを考えるべきである。...

2023年4月15日土曜日

アポロ宇宙船飛行士の記者会見:重苦しい表情の三人

 

1969916日、帰還した三人の飛行士に対するフランスのテレビ局のインタビューの様子がtwitter で公開されているという。その様子が下の動画の2分半から映されている。(多分、しばらくして削除されるだろう)

 https://www.youtube.com/watch?v=4bX17paELUA

 

 

宇宙飛行士三人は、最初に大きな拍手でもって迎えられ、インタビューの席につく。しかし、直ぐに会場は重苦しい雰囲気に包まれることになる。まるで重大事故の当事者に対する記者会見のような場面が映し出されている。

 

アポロ計画における月面着陸の意味について問われても、即答できず時間が経過する。そしてやっとこの計画は新しい時代の始まりであると答えるのだが、全く表情がさえない。

 

そして「空を見上げた時、実際に星を見ることができましたか」という質問には、”We were never able to see stars from the lunar surface or on the day light side of the moon by eye without looking from the optics”と答えているように聞こえる。

 

日本語では、「我々は月面から或いは月の明るい部分から、(光学装置を用いないで)星を見ることが出来なかった」となる。

 

装置を用いずには星は見えなかったという答は、宇宙服に包まれた環境下では星は見えないのかも知れないという誤解に期待したのかもしれない。しかし、宇宙服のガラス越しでも、星は鮮明に見える筈である。それは月の明るい半球からでも暗い半球からでも同じである。

 

テレビのフランス語字幕は、”Nous n'avons jamais a voir les etoiles depuis la surface lumaire, ou depuis la partie illuminee de la Lune a l’ceil, sans regarder avec les instruments”となっている。グーグル翻訳によれば、”We never have to see the stars from the luminous surface, or from the illuminated part of the Moon to the eye, without looking with instruments”である。

 

フランスのテレビ局は、宇宙飛行士の回答の「月を見ることが出来なかった」の部分を、「月を見る必要がなかった」と変更している。何故このようにわざと誤訳をしたのかはわからない。状況を察して、テレビ局の方で変更したのかもしれない。

 

なお、この月面着陸捏造問題については、過去のブログに議論しているのだが、その幾つかの問題点を簡単に再録する。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12548626547.html 

 

1)真空状態の月面の砂地には水がないので、飛行士が足を踏み込んだ時に一旦靴跡が出来ても、足を挙げた途端に崩れ、NASAが発表したような鮮明な靴跡は出来ない。

 

2)歩行は二重の振子運動の様に行われる(歩行の二重振子モデル)ので、夫々の振子の長さと重力の大きさで歩行の周期が決まる。重力が地表の6分の1になる月面では、歩行周期が約2.45(√6)倍になる。この地球上の歩行パラメータが脳内に記憶されているので、最初しばらくはうまく歩けない。そのような様子は彼ら宇宙飛行士の歩行に全く見られなかった。

https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12741405393.html

 

3)月面への逆噴射着陸の技術を持たなかった。それは地球表面への逆噴射着陸の技術もなかったのだから、当然である。それに、エネルギー的に月着陸船と母船の両方(約50トン)を月の周回軌道に乗せる技術などある筈がない。そこまで50トンの荷物を運ぶことはエネルギー的に当時のサターン型ロケットでは無理。これらの点は、英国からアポロ計画に携わった技術者が流した月面着陸捏造説の中心的ポイントだった。

 

この記者会見の様子がツイッターやユーチュブで流れることは、偉大な米国の終わりを示している。

(以上)

 

追補:(4月17日早朝追加)

 

アポロ11号の着陸地点は、月の静かの海の近くである。着陸時は昼間であり、写真には星条旗とその影が撮影されている。場面が昼間であったので、飛行士は星は見えなかったと言ったのだろう。

 

 


尚、月では、昼の長さが約半月で一日の長さが約一か月である。地球に向ける面は常に同じで、地球と月に固定された座標系では、月は月の地軸の周りに回転していない。太陽と地球を結ぶ線を横軸とした場合、月の自転と公転(地球廻り)の周期は等しく、約一か月である。

月の表面には大気がなく、従って宙を舞う微粒子もないので、太陽の方向以外の空には宇宙服のガラス越しでも明るく輝いている星が見えた筈である。本文の言葉は、月面に立った体験のない宇宙飛行士が咄嗟に地上の昼を思い出し口に出したのだろう。

NASAが事前に想定問答集をつくり、記者会見に臨む飛行士にレクチャーしていなかったことが不思議である。たぶん、宇宙飛行士たちも疲れ切っていたのだろう。このような会談をセットしたNASAに怒りを覚えていたとしても不思議はないだろう。

世界中を欺く仕事での精神的な重圧は、この記者会見の様子を見ればわかるように、想像を絶すると想像される。


(以上はchukaのブログさんのコメントを参考に追加しました。17日夜修正)



0 件のコメント:

コメントを投稿