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2023年6月10日土曜日

バイデン米国大統領いよいよ弾劾か?

ウクライナ戦争の背後に、世界有数の腐敗国家ウクライナに対する米国の内政干渉があった。ウクライナを反ロシアの軍事国家に改造する工作である。その任にあたったのが、オバマ政権の時のバイデン副大統領とケリー国務長官であった。

 

内政干渉は、対象国が腐敗国家のままである方がやりやすい。そんな情況下で、まともに腐敗捜査を始めたウクライナの司法長官を解雇する様にウクライナ政府に圧力をかけたのである。腐敗の主人公であるウクライナのエネルギー会社ブリズマとバイデンらの利害が一致したのである。(補足1)

 

オバマ政権の時の副大統領だったバイデンの息子ハンター・バイデンと、同じく国務長官だったケリーの義理の息子のデバン・アーチャーが、多額の怪しげなお金を受け取っていたのは随分以前から明らかになっていたのだが、米国下院の調査でバイデン自身もブリズマから賄賂を貰っていたことが明らかにされたのである。

 

これで本来ならバイデン大統領は弾劾される筈である。勿論、現在米国政治を牛耳っている国際金融資本とその下の政府高官(所謂ディープ・ステート、DS)にとっては打撃なので、その代わりにトランプをインチキ告発して(追補1)世論の集中を避けようとしている。もちろん日本では、こちらの方だけが大々的にマスコミ報道されている。

 

このウクライナという腐敗国家の実態と、そこに付け込んだバイデン家族らの汚職、それを明らかにしようとしたトランプ前大統領の話は、このブログサイトでは既に20191015日の記事に書いている。ただ、その時にはバイデン大統領本人が直接賄賂を貰っていたという情報は無かった。

 

トランプ大統領は、2019年、新しく大統領になったゼレンスキーに、祝福の電話の中で「ぜひバイデンらのウクライナにおける疑惑を明らかにしてもらいたい」と言ったのである。しかし、ゼレンスキーは完全に無視を決め込んだ。その理由は今更言うまでもない。

ウクライナを舞台にする米国政界の争い(編集あり) | Social Chemistry (ameblo.jp)

 

今回この話を分かりやすく解説しているのは、カナダ人ニュースという看板で活躍しているyoutuberのヤマタツさんである。その動画:https://www.youtube.com/watch?v=6CH9BrHWBRw

 

 

日系米国人のHaranoTimesさんもほぼ同じ角度から眺めた内容をyoutubeにアップしている。

https://www.youtube.com/watch?v=nUiy4j38ab0

 

 

この件、今後どのように米国政治を動かすか、非常に注目される。ただ、日本のマスコミに現れるのは、バイデン弾劾の本格手続きが始まったあとだろう。

 

(16:10、加筆編集、追補1の追加)

 

補足:

 

1)ブリズマがバイデン父子らに賄賂を贈る理由は、政治腐敗の調査を始めたウクライナの司法長官が相当優秀であり、このままでは事件化されることを恐れ、彼を米国政府の圧力で首にしたかったのである。この司法長官の解雇は、バイデン自身が「腐敗追放を進めているのだが、司法長官が無能なので、首にした」と米国での記者会見か何かで語ったという。このウクライナを腐敗国家のままに維持した内政干渉は、当然重大な国際法違反である。

 

追補:

 

1)機密文書の持ち出しは、多くの政府高官が行ってきた。バイデンも捜索を受け、副大統領時代の機密文書が自宅で発見されている。

バイデン米大統領の自宅からさらに6点の機密文書 司法省が発見 - BBCニュース

もっとひどいのが、ヒラリークリントン元国務長官のケースである。彼女は機密文書保持どころか、自分の私有するサーバー(ネット接続したコンピュータ)で国務長官としてのメイルのやり取りをしている。つまり、高官の公文書持ち出しは、スパイ容疑か何かと同時でないと罪に問うことは、慣例として無かった。

 

 

 

 

 

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