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2024年7月23日火曜日

本当は米国なんかどうなってもよいと思っている米国のグローバリストたち

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ロシアの哲学者アレキサンドル・ドゥーギンによる米国ネオコン政権批判について、チャネル桜の水島社長がニューヨーク在住で国際政治評論家の伊藤貫氏に意見を聞いている動画がアップされている。https://www.youtube.com/watch?v=NRYaqWRUT2o

 

 

水島氏よって紹介されたアレキサンドル・ドゥーギンの言葉を短くまとめると以下の青色文字で示した文章のようになる。

彼らグローバリストたちは、アメリカやヨーロッパを含む全ての国々を材料にして、世界政府を作ろうとしている。

ここでグローバリストとは、文字通り世界政府の実現を目指す人たちであり、その後の伊藤貫氏の解説の中の構成を定義文中に入れれば、「ウォールストリート、金融業者とイスラエルロビー、そして米国ネオコンたちが中心を為す地球全体主義者」となる。

現在、そのグローバリストの作戦は最終段階に近づきつつあり、彼らは「“自由”は民主主義の上にある」と警告している。彼らの“自由”(つまりリベラリズム)は、望ましくない政治家を直接殺害することを含め全体主義になりつつある。

トランプはそれに反対して、アメリカは世界を統治する国ではなく、多極化が進む世界の中の一強の国として繁栄すべきだと考えている。そのトランプMAGA勢力を強敵と考えたグローバリストたちは、遂に直接的なテロ戦術に転じた。タッカー・カールソンはモスクワで「私やトランプは、グローバリストによる暗殺を本気で恐れている」と語った。

グローバリストたちは、アメリカなどどうでもよいと思っている。彼らに必要なのはこの惑星の力、超国家主義の絶対的な力である。そして、アメリカやヨーロッパを含むすべての国は、世界政府をつくるための(道具や)材料に過ぎない。


グローバリストのネットワークに反撃するときが来たのです。神よ、アメリカと全人類をリベラルとグローバリストの犯罪集団からお救いください。もし我々が彼らを止めなければ彼らは我々全てを破壊するでしょう。

このアレキサンドル・ドゥーギンの言葉に伊藤缶貫氏は完全同意し、傲慢で邪悪な米国のエリート層を批判している。

この考え方は、最近の当ブログサイトの記事内容ともほとんど同じである。(補足1)前々回には彼らグローバリストとトランプ暗殺未遂事件との関連について、前回のブログは、グローバリストの力の拡大メカニズムが金融経済を巨大化させ支配することであると書いた。


2)グローバリストによる作戦遂行の例

世界政府の樹立つまり世界帝国を作るためには国家から主権主張を無くす必要がある。NATOとその同盟国などは、同盟強化やパンデミックの協調防止などの名目を利用して徐々に国家主権の範囲を狭める(補足2)と同時に、内政干渉などで国の内部を分裂させて手下として育てる。

そのような手段は、中露にはとれない可能性が大きいので、米国の軍事力を温存しながら同盟国を利用すること等を含めあらゆる手段でそれらを弱小国に分裂させる。ウクライナ戦争は2022年2月ではなく、その様な目的で米国ネオコン政権が2014年に仕組んだクーデターによって始められたというのが正しい理解である。

中国相手には、台湾に独立意志を高める形の挑発をし(補足3)、日韓を台湾防衛に協力させる形で戦わせることで、中国共産党政権を疲弊させる。中国にとっても日韓にとっても危機的な作戦である。最早手遅れかもしれないが、このような図式を日本の官僚は学ぶべきである。そして、国民は自民党を政権から追い出し、一日も早くまともな政治家を育てるべきである。


補足:

1)過去のブログでは、伊藤貫氏、馬渕睦夫氏、川添恵子氏など多くの人から得た知識を用いて、独自にモデルを組み上げた。

 

2)この件、以下のブログ記事に書きました。

 

 

3)2022年8月のN. Peloci下院議長の台湾訪問は、そのような意図を含んでいた筈である。その後、それに協調する形で、米国や日本を含め様々な国の要人が台湾を訪問している。に

 

(7月26日13:00,セクション2の文章を修正しました。)

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