2016年1月26日火曜日

野々村元県議問題と甘利大臣の問題の共通性

野々村元県議問題と甘利大臣の問題の共通性野々村被告の裁判のニュースが国民の娯楽として“特ダネ”などで朝から報道されている。司会者は野々村議員をバカにしたような発言をしているが、バカはどちらか私にはわからない。そのような娯楽を与えたことは、まあ、野々村氏の貢献と言えなくもないが、それは国家と地方の行政システムの欠陥による大きな国民の損失の上に乗った小さな虚しい貢献である。

つまり、政務調査費などの部分を全て給与とすれば、この種の犯罪は無くなるのである。わざわざ調査しなくてもパソコン一つで見識を広めることができるかもしれない。能率的に情報を集めることのできる有能な人は、政務調査費を余らせるだろう。無駄に使い切る隣をみれば、カラ出張などもしたくなるだろう。そのような罠をしかけるような法律は悪法だと思う。

これまでの報道を聞いた限りでは、ほとんど全ての県議などがこの種の犯罪行為を行っている(補足1)だろうから、地方政治の舞台に悪賢い政治屋的人物が君臨しておれば、正論を吐くうっとしい議員は全て犯罪人に仕立て上げることが可能となる。ただし、野々村氏が正論を吐いていたかどうかは知らない。

全く同じ類の問題が現在進行形で存在している(補足2)。甘利氏のあっせん利得疑惑もその一つである。これも昨日書いた様に、法律自体が受け取る側のみが罪になるという悪法であることも原因の一つだが、政治資金として十分な額が中心的な政治家に与えられていれば、防止できた可能性が高いと思う。更に、実際に行政での業績に関するレビューがネットなどでなされることが、働く議員とサボる議員の評価分けには大事だろう。 この件、政治問題より簡単でしかも「負け」がない恰好の攻撃材料として、野党に利用されている。そのようなくだらないことで点を稼ぐ野党議員の無能さに国民は気がつかないと政治の質は上がらない。小さい金額の問題で、国会が大揺れに揺れているこの国の情けない姿は、蚤一匹の出現で布団をめくって着るものも脱いで騒いだ貧しい時代の光景を思い出させる。蚤や蚊の問題は、豊かな時代に相応しく清潔な家に立て替え、衛生状態を良くすれば解決するのだから、国政もそのように法改正などすべきであると思う。

例えば、議員定数を半数くらいにして支給額を3倍増くらいにすれば、より優秀な人材が政治の世界に集まると思う。そして、政治資金に関する法律も、違反を誘うような悪法は排除して全体的に簡素な法体系にすれば良いと思う。 その結果、この種の事件は減少して国会も空転しなくなり、且つ、裁判費用や捜査費用などの節約もでき、全体としてみれば得になるだろう。

補足:

1)新幹線の自由席特急券などがカラ出張に使われるだろう。大都市に住んでいるものなら、大都市間の自由席特急券はチケット屋でかなり安く買うことができる。ある店で買った際、どういう経路でこのようなものが何時でも手に入るのかなあ?と店員さんに聞いてみたことがある。そんなことは聞くもんじゃない!と一喝されて終わりであった。

2)科学研究費の使い方についても同様の問題がある。翌年に持ち越せないので、融通の効く業者に日常的に使う品物で、領収書を書いてもらうのである。その額の金額相当の品物は次年度に購入するのである。これも違法であり、日本全国の大学を含む公的研究機関の研究員や教官たちのほとんどは、この種の犯罪行為をしていただろう。(現在の事情はしらない。)

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