19日の日曜日のそこまで言って委員会で、
丸山茂徳東京工業大教授による二酸化炭素による地球温暖化説は誤りであるとの解説があった。その根拠として、過去1940年から40年間CO2濃度が急激に増加しているが温暖化は全くなかったことや、地質学的データであるが、CO2濃度が現在の50倍であるにも拘らず赤道まで凍った時期があるなどの事実が紹介された。また、地球の気温を決めるメカニズムとして、1)地球表面の雲による被覆率が太陽光の反射率を決め、2)その雲の量を決めるのは、水蒸気凝縮の核となる宇宙線(宇宙から降り注ぐ放射線)の量であり(注1)、3)宇宙線量は太陽活動により変化する磁気が決めるという、1)ー3)の3つのプロセスが考えられることが、過去1000年間の太陽活動、宇宙線量、気温のデータから判るという。3つのデータの時間的相関から結論された以上1)ー3)の理論は、非常に説得力がある。
また、 アラスカ大学教授(地球物理)であった赤祖父俊一氏の講演をyoutubeでみた。それによると、地球温暖化は起こったとしても1度以下だろうとのことで、大した問題ではないとの話であった。更に、地球温暖化などの問題は時間的余裕もあり、まだまだ学者の研究する領域であり、政治的問題ではないと指摘している。日本はCO2による地球温暖化に関して、世界の中でも特別でヒステリックとも云える状態になっている国とのことである。(注2)そして、イギリスの4チャンネル(テレビ局)により、ゴア氏の“不都合な真実”のインチキはあばかれているということであるが、日本ではそれほど大きく報じられていない。実際同じことが、他の人によっても 解析、指摘されている。アル・ゴア氏とIPCC(学会ではない)のノーベル賞受賞は、同賞が偏った政治的活動の道具となっていることを示している。
ここで、ローマクラブによる “成長の限界等”の出版(1972;1992年)によっても指摘された、資源の枯渇や人口の増加により、近い将来、人類の成長の限界が来るということを思い出すべきである。具体的な図が、赤祖父氏の講演の中で、示された(下図)。それによると、資源枯渇と環境汚染などにより2030-2050年の間に、世界人口の激減が予想されている。地球温暖化説は、この資源枯渇と環境汚染を抑えるという動機で”闇のなかから”出された可能性が高い。(注3)そして、判りやすく二酸化炭素がその象徴として採用されたのだろう。
これらのことから、我々に課された火急の課題は、1)如何にして食料を確保するか、必要な資源を削減するか、2)上記2030-2050年の人口の急減の際に、何が地球上で起こるのか、それへの対策として最善なのは何か、などについて考察することである。また、原子力は資源やエネルギー枯渇の将来を考えた場合、確保しておくべき技術であることは明白である。日本人であることのリスク(橘玲著、講談社プラスアルファ)を最少にすることに、今こそ政治は着手すべきであると考える。
注釈:
1) 放射線の最初の検出は、ウイルソンの霧箱を用いて行なわれた。これは、まさに雲の放射線による発生と同じ現象である。
2) 日本は、ダイオキシンが話題になった時と同じように無駄な金を使うべきでないとの指摘もあった。
3)赤祖父氏の講演では、アメリカの経済を牽制する目的で英国により工作された可能性がサジェストされていた。どこかで、発展途上国の更なる経済発展と資源消費を抑える目的でだされたとの仮説をみたことがある。
(2014/1/23; revision: 1/24)
仰るとおりだと思います。
返信削除私も、温暖化宣伝に立腹しています。
一年以上前になりますが、チェコの大統領、ヴァーツラフ・クラウスの「環境主義は本当に正しいか」を詠んで同感したことを思い出しました。
利権が絡むと、当事者以外には本当の姿が見え難くなります。日本を含む東アジア全体では尚更です。
返信削除