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2016年4月11日月曜日

原爆ドーム碑文の意味を考える:米国国務長官と日本国外務大臣と原爆ドーム

G7外相会議は、広島宣言を出して終了した。ニュースには、広島宣言の中で“原爆投下を「極めて甚大な壊滅と非人間的な苦難」と表現し、核軍縮の必要性を訴えた”とある。そんな宣言を日本が中心となって出して何になるといいたい。日本語もラリっている。「非人間的な苦難」とは、どこの国の言葉だ。そんな日本語はない。「非人間的な(米国による)攻撃」だろう。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160411-00000053-mai-int

それに、核廃絶などできるわけがないし、核兵器を持たない日本が中心になって出すべき宣言ではない。格兵器廃絶宣言を出するのなら、多数の核兵器を保持している米国、ロシア、中国などが集まり、明確に廃絶プログラムを示してから出すべきだ。http://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42726855.html

拡散は物理現象であり、それに歯止めをかけるのは不可能に近い。世界政府が出来れば別だが、できるわけがない。そんなことで、カッコをつける外務省や外務大臣の行為は、日本国民から核兵器保持の権利を奪い取り、日本国民を永遠に核兵器の脅威の下におく裏切りである。

岸田外務大臣は、ケリー国務長官の提案で原爆ドームを見ることになったとニュースは報じた。そして、その場面をテレビで見た瞬間に、私は原爆ドームの碑文の意味がわかったような気がした。

碑文は、「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と書かれている。多くの人は、この碑文を見て、「原爆を落とされた側が何故詫びなければならないのか」という疑問がわくという。しかし、広島市から依頼を受けてその碑文を書いた広島大の雑賀教授(ご自身も被爆者である)は、その時の気持ちをそのまま碑文としたのだろう。「過ちはくりかえしませぬから」の主語は、当然我々日本人である。

敵軍が残酷な殺戮をするのは、大昔から歴史の常である。備えもなく無謀な戦争を始めたのが、原爆犠牲者を生んだ原因である。敵軍に「市民を殺戮するな、紳士らしく戦争をしろ」というのは、そして、国際法違反などという丸暗記した教科書の理屈を声高に持ち出すのは、歴史を真面目に考えない者たちの行為である。現在でも、国際法など守られてはいない。

戦争に負けた側が、敵軍が卑怯な方法を用いたと思う場合には、それを心の中に仕舞い込み、民族のエネルギーの源とすべきだ。その事実をそのまま碑文になどにして、卑怯な敵軍の行為を宣伝し非難するのは負け惜しみというものであり、卑しい行為である。従軍慰安婦の像を世界の至る所に設置して、併合された悔しさを嘘を創造してまで世界に宣伝する卑しい行為と同じ類ではないのか。

雑賀教授は、そのような卑しいことを避けて、武士らしく自分たちを責める碑文を書いたのだろう。しっかりせい、日本人と言いたい。

昨日の敵は今日の友というのが、国際社会の厳しい現実である。米国は現在日本にとって大切な同盟国である。米国の国務長官や大統領が、広島で何か発言すれば、それは一部の米国人を反日感情を起こさせるだろう。http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160411-00000296-fnn-intそれは、慰安婦問題を創り出して、本来同盟国である筈の日本人の感情を逆なでする韓国の行為に似ている。(最後の節は、4/12朝追加)

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