武漢で発生した新型コロナウイルス(nCoV2019)の人—人感染が日本でも明らかになった。そこで、我々は防御をしっかりする必要があるだろう。及川幸久氏は、米国のジャーナリスト ローリーギャレットさんの記事を紹介している。https://foreignpolicy.com/2020/01/25/wuhan-coronavirus-safety-china/
ギャレットさんは、SARSウイルスが流行した時、多くの感染者に取材しているが自身は感染しなかった。その方法を紹介している。
1)外出の時に手袋をする。電車、地下鉄、バスの中でも。
2)手袋をとる時、顔や目をさわらないこと。手袋をする前に手を石鹸であらうこと。
市販の手を洗うジェルなどは使わない方が良いだろう。
3)手袋は複数持って、使った後には洗うこと。
4)マスクは室外ではあまり役立たない。室内でもそれほど役立たない。マスクを外出後捨てなければ、役立たないというより有害ですらある。マスクをするよりも、人混みを避けるべきだが、最低でも人から50cm離れること。クシャミや咳をしている人がいれば、マスクをするように依頼する。
5)家の中では、キッチンとバスルームの全てのタオルを取り除く、キレイなタオルに交換する。個人別にタオルを用いる。
6)ドアノブに注意。ドアノブに触る時には、手袋をするか、触った後に手を洗う。手摺、他人のパソコンや携帯に触ったら、直ぐに手をあらう。
7)食事の皿は個別にする。同じ皿から料理を取るときは、各自のはしや用具を用いない。
上記ギャレットさんの記事には無いが、多分他の記事にあったのだろう、及川氏は以下の項目も追加している。
8)自宅や職場の窓を空けて換気する。ウイルスは通気の良いところを好まない。
9)感染者の世話をする時、自分も感染者もマスクをする。手袋をして感染者のマスク交換をする。
補足: インフルエンザと同様の対策が有効。考えられる感染には、飛沫感染、接触感染、空気感染の三種類がある。マスクは飛沫感染を防ぐが、その後マスクの中にウイルスを含んだ飛沫(つばきなど)が存在することに注意が必要である。マスクは空気感染には、効果が限定的である。ウイルスの付着したサブミクロンサイズの粒子はマスクを素通りするからである。換気は病原菌を排出する意味で大事。外気は太陽光で殺菌される。
接触感染を防ぐには手洗いが大事だが、洗った後のタオルが汚れている可能性があるので注意が必要。
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