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2020年1月31日金曜日

武漢に国際社会は注目すべき(現地からの動画発信の紹介)

以下に、武漢在住の若者や恐らく日本在住だと思われる中国人の若者が配信した3つのyoutube動画を引用します。本記事の目的は、これらを動画を引用することです。彼らが国際社会へ訴える言葉、「武漢に関心をもってください」に対する「せめてものレスポンス」です。
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武漢市は1月23日午前10時に閉鎖された。その時、既に春節(旧正月)の人の移動が始まっていた。東京新聞によれば、武漢市の周先旺(しゅうせんおう)市長は二十六日夜、武漢が二十三日に事実上の「封鎖」となる前に、約五百万人が帰省や旅行ですでに武漢を離れていたと明らかにした。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202001/CK2020012802000130.html

一体何のための封鎖なのか?情報の封鎖なのか? 感染の封鎖にはもはや役立たない。若者たちは、youtube動画で、武漢市民の窮状を訴えている。武漢市の病院は患者で溢れているという。病院で長時間待たされた後に看てもらっても、武漢市衛生検査委員会に報告され、許可が降りた人のみが病院の治療を受けることができるという。

病院に行くことは、自分を感染させるために行くようなものであるという。彼の予想では、政府発表の100倍の感染者が出ているだろうと言う。

交通が遮断された武漢市には、野菜などの食料はない。ガソリンスタンドも閉鎖され、自分では何もできないと訴えている。(補足1)公安を怖れながら、世界に助けを求める為に動画を公表していると言う。武漢の件が国際的に注目されることで、中国政府への圧力につながることを期待しているのである。
https://www.youtube.com/watch?v=pj45VVHBfPA

別の若者も、真実を世界に発信するために、youtube動画をアップロードしている。それを日本語に翻訳した人が、日本語字幕を入れて転送したので、我々にも真実の別の一片をしることができる。窮状は上記動画と同じだが、最後の方で、以下のように言っている。

皆が洗脳されている訳ではありません。我々も民主主義、自由、開放された社会を望んでいます。助けてください。我々武漢人には国際社会の関心が必要です。我々だけでは何もできません。
https://www.youtube.com/watch?v=Mcfn5Eh5OVE

更に、日本語で武漢の窮状を訴える若者もいる(日本からかもしれない)。彼もまた、武漢は地獄だという。「政府は、武漢をあきらめたのだろうか」と嘆く。千万人レベルの人の命を雑に扱った武漢市長を、犯罪人だ糾弾する。
https://www.youtube.com/watch?v=zaNgOwuQJxw

補足: 1)中国の街は恐らく城壁で囲まれているだろう。従って、封鎖は完璧にできる。それは、例えば山崎豊子の小説「大地の子」の人民解放軍による長春封鎖を描いた部分を読めばわかる。読んではいないのだが、遠藤誉の「チャーズ」にもっと詳細にかかれているかもしれない。勿論、今回の武漢封鎖の光景は「大地の子」の中の地獄ほどではないだろうが、性質としてよく似た恐怖感に苛まれているのだと思う。本当に気の毒である。

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