米国ニューヨーク市の議会において、12月9日、市民権の無い1ヶ月以上の在留期間しかない外国人、更に、不法移民として入国した外国人の若者に対してまで、市長や市議会議員の選挙権を与えることになったようだ。
これをyoutubeで報じた及川幸久氏は、「民主党は次回の下院中間選挙までに、不法移民にまで国政選挙の選挙権を与えるつもりだろう。つまり、このままでは共和党に勝てないので、民主党支持になると予想される外国人にまで国政選挙権を与え、自分達の政権を安定させる為である」と言う。
https://www.youtube.com/watch?v=Af5jThLmP8k
ニューヨーク市のこの異様な方針は、民主党を中心に進めているもっと大きな戦略の準備、つまり、堤を崩壊させる為のアリ穴の穿孔だろう。民主党政権下での国内政治の安定化というレベルの話で終わる筈がない。(補足1)
この譬え話で堤とは、主権国家がその存立を懸けて守る国境や国土のことである。グローバリストらは、不法移民の流入歓迎から、主権国家としての米国を崩壊させ、国境を超えた専制国家(世界帝国)を目指す企みを持っているのだろう。
日本においても、外国人に参政権を与えるかどうかの問題が、最近話題になっている。今日のテレビ「ザ・プライム」でも、武蔵野市において、外国人に住民投票の権利を与える条例が、議会本会議で可決される見込みだと論題になっていた。
この件に反対する自民党の新藤義孝衆議院議員(元総務大臣)に対して、レギュラー解説員の橋下徹元大阪市長が、条件付き賛成論を展開していた。橋下氏の理屈は日本で税金を納めているのだから、相応の権利附与は当然のことだというものだが、それは詭弁である。
https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12624713557.html
外国人が収める税金に対して、日本国に滞在するという特別の権利が附与されている。そして、日本のインフラの恩恵を受け、行政サービスを受けている。日本の将来を決定するのは、日本国民固有の権利であり、税金(行政メリットへの支払い)とは無関係である。
日本にも米国民主党系グローバリストの影が見える。例えば、小泉内閣の時から米国グローバリストの意向を日本の政治に持ち込んだ人、現在は世界経済フォーラムの役員としても知られるパソナのCEOなどがいる。更に、米国から新しい強力なグローバリストと思しき人が送られてきた。
2)エマヌエル新駐日米国大使
今回、駐日米国大使に決定したRahn Emanuelは、シカゴを不法移民の聖域都市とした前シカゴ市長である。https://jp.reuters.com/article/usa-immigration-sanctuary-chicago-idJPKBN1AN2LJ
この人の考え方やこれまでの政治における業績は、昨日のyoutube・カナダ人ニュースの解説が非常に参考になる。それによると、シカゴ市長在任期間後期の支持率は18〜27%、同不支持率は67〜62%というひどい状況だったようだ。
https://www.youtube.com/watch?v=TROM2t_kojw
このことから、シカゴ市民の反対を押し切って、シカゴを不法移民のサンクチュアリーとして育てたことがわかる。
駐日大使となるエマニュアル氏は、元民主党下院議員でもあるユダヤ系の大物で、クリントン、オバマ、バイデンの大統領選挙での資金集めなどで特別の功績があった人だと言う話である。民主党の国政上の方針も、国民の反対を押し切って、米国をまるごと不法移民のサンクチュアリーにすることだろう。
エマニュエル氏の赴任は、米国からではなく米国大使館からより正確に、日本のグローバル化に圧力をかけるためだろう。
3)世界に陰謀が存在するとすれば、陰謀論が正論に旧正論は愚論に転化する?
上に述べたように、不法移民に寛容な米国民主党の政治は、ニューヨークなどに限ったローカルな現象ではない。米国民主党の大部分は、計画的に米国の国家としての崩壊を目指している様に見える。例えば、バイデン就任後メキシコ国境からの不法移民を取り締まるのは表向きだけで、実質的には積極的に受け入れている様にさえ見える。
我那覇真子さんの現地レポートやHaranoTimesさんの報告などによれば、不法移民は一端警察に逮捕されるのだが、裁判の日程と出頭命令の紙を手渡された後、すぐに釈放されるという。不法移民は100%裁判には出頭せず、その後はうやむやになる。移民側もそれが分かっていて、警察に簡単に捕まるという。(補足2)
民主党支配下の都市では、彼らにも選挙権を与えることで民主党の勢力拡大を図っているようだが、この移民歓迎の動きは、主権国家としては極めて異常である。これも既に述べたが、米国という国家共同体の崩壊も計算の中に入れた動きの筈である。
もし、聖書の予言のような世界の崩壊を自ら計画しているのでなければ、近代の主権国家体制を否定し、国境の無い世界、単一の政治権力による全世界の全体主義政治を目指していると思わざるを得ない。従って、民主主義や個人主義は否定され、中国のような不要な個人は臓器摘出のための牧場に移送されることになるだろう。この点は正に旧約聖書の世界である。
米国崩壊のプロセスは、本来のシナリオでは未だ先の話だったと思う。しかし、トランプの米国の主権と利益を追求する動きが、反グローバリズム的運動となったため、彼らネオコンと称される人たちの根っこの部分に居るユダヤ人(資本家や学者たち)の長期計画が暗礁に乗り上げた。
更に、このトランプ支持が米国での大きなうねりとなり、民主主義の衣装や主権国家体制維持の衣装などもカナグリすてて、これに対抗する非常手段に出たのだろう。
国際関係において、主権国家体制は近代西欧が作り上げたよく出来た国際政治文化である。これを嫌ってきたのが、国家を持たないがプライドの高いユダヤ人であった。英国(将来性が限定的)から米国に軸足を移した彼らは、第一次大戦後には大統領選挙を完全に乗っ取り、ウイルソンを当選させ、FRBを設立して米国の金融支配を完成した。(補足3)
その後、マイノリティの権利拡大という左派思想を用いて、黒人奴隷の子孫や南米からの移民等を巻き込んで、米国の政治を支配した。米中国交回復の1971年から、世界の金融を支配したユダヤ人たちと、世界の軍事を支配しようとする中国共産党とが暗黙の結託をして、世界支配を企んできた様に見える。彼らの使用人として働いているのが、現在では、米国民主党とメジャーなマスコミである。
4)米国ネオコンが演じる世界戦略:
https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12553015761.html
繰り返しになるが、米国が世界の経済を支配し、それにより世界の政治を支配する。その後、米国の主権国家体制の内部崩壊と、軸足を中国共産党支配の国に移して裏からそれを制御し、世界革命を達成する。それが、米国ネオコンの影に身を潜めるユダヤ人たちの計画だったのではないだろうか。(補足4)
彼らは、米国の政治を支配した後、米国の経済的地位を高めるための政商的政策、軍産共同体的政策をおし進めた。20世紀の世界規模の戦争の背後にほとんど常に彼らが存在したのではないだろうか。生じた国際的トラブルを解決するという名目で、国際政治機関を設立し、グローバル経済を発展させた。
全ての主権国家を破壊するため、その基礎に存在する民族主義の破壊、国々の伝統的文化の破壊、更には人類共通の伝統的思考の破壊などで、世界を知的混乱に陥れる方法を用いる。具体的には、あらゆる性的マイノリティーを含めて男女の概念を破壊すること、大人と子供の境界も破壊すること、人種の境界を破壊すること、あらゆる民族の歴史を破壊すること、などである。
そして、中途半端な知性の理想主義者を先頭に立てて、人類共通の文化を作り上げると信じさせるのである。そのように考えると、米国でのBLM運動、キャンセルカルチャー運動、不法移民歓迎政策、反トランプ、反プーチンが理解できるだろう。
トランプが大統領のとき、上記図式を多分意図せずにあきらかにした。それは、没落した米国建国の民であるアングロサクソン系白人の地位を取り戻そうとしたからであった。
追補:外国人の政治参加の権利について、12月23日、茂木誠さんが解説しています。(youtube動画)たいへん参考になりますので、引用します。https://www.youtube.com/watch?v=sSmr6Lw6r3k
補足:
1)民主党政権維持だけなら、主権国家体制の崩壊につながる不法移民増のような方法を摂る筈がない。この比喩だが、中国の韓非子に「千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰ついゆ」という言葉があり、それから「蟻の穴から堤も崩れる」ということわざができたという。因みに、マイノリティの権利を保障するという小ささ正論から、米国という大国の政治をひっくり返すユダヤ人のやり方は、人類の古い知恵(多分、タルムードか何か)に学んでのsophisticatedな戦術だろう。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12674960725.html
2)多分健康状態や米国で安い労働力になるかどうかなどのチェックを受けるだろう。ただ、子供を連れている場合には、無事不法移民として米国に滞在できるようで、場合によっては子供を借りるなど具面するそうだ。
3)再選が確実視されていた共和党タフト大統領から政権を奪うために、民主党からウイルソンを立てたのだが、当選が危ういと思ったので、あのセオドアルーズベルトを三人目にたてて、共和党支持者の分断を計った。その時の手法は、新党の設立である。
4)ウィキペディアのネオコンの解説を引用する。「アメリカ合衆国における新保守主義(英: Neoconservatism、ネオコン)は、政治イデオロギーの1つで、自由主義や民主主義を重視してアメリカの国益や実益よりも思想と理想を優先し、武力介入も辞さない思想。1970年代以降に米国において民主党のリベラルタカ派から独自の発展をした。それまで民主党支持者や党員だったが、以降に共和党支持に転向して共和党のタカ派外交政策姿勢に非常に大きな影響を与えている」
保守でありながらイデオロギーが前面に出る、その名称自体に形容矛盾を抱えた不思議な勢力である。つまり、操り人形のこころを読むことは諦めて、系を発見してその出どころを探すことが、理解には必要だろう。
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