2016年11月9日水曜日

人工知能(AI)とロボットに職を奪われる人間:資本主義体制から共産主義体制への移行

=以下の文章は、ためらいながら書いた素人のメモです。適当に読み飛ばしてください。コメントは歓迎します。=

1)AIを搭載することで、市内を自由に走れる自動運転車が2020年代の半ばには可能となるだろう。米国のフォードがそのように発表したという記事が先週の読売新聞経済面に掲載されていた。ポケモンGOをやりながらトラックを運転していた男が横断歩道で子供を跳ね殺した事件など交通事故の報道が多い昨今だが、自動運転車はそのような事故を起こさないだろう。車社会に大きな変化が予想される。

自動運転車との関連で最初になくなる仕事は路線バスの運転手だろう。その際に、運賃の支払いが全て電子マネーで行われるようになる。モニター用のカメラを搭載した自動運転車が街を走る日は近いと思う。それに続いて、タクシー運転手も同様になくなる。そして、自家用車の必要性も減少する可能性が大きい。自動車を持つコストに比べて、スマホなどから配車依頼した自動運転車を利用するコストの方が下がるだろう。

そのような時代には、食料調達もドローンでの配達が多くなるかもしれない。そして、各家にはドローンポートを置くことが常識になるだろう。買い物は家をはなれる動機ではなくなるだろう。そのような時代は、もうすぐそこまで来ていると思う。

2)インターネットを見ていたら、中部経済新聞の記事を人工知能が初めて作ったというニュースを見た。https://www.youtube.com/watch?v=2drThJkGSX8 現在は、データの入力が必要だろうが、AIが独自にネットから学習するようになると、人工頭脳に勝る知能を持つ人は皆無となるだろう。AIが小説を書いたという話もすでに存在する。http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1608/24/news129.html

上記のYoutubeで武田教授は、医者がなくなり病院で必要な患者を相手とする仕事は看護士だけになると発言している。医者の仕事の多くは、検査のデータや病気や体調に関する個人データから、必要な医療措置を決めることであり、それは人工知能で可能になるからである。外科医も医用ロボット(例えばダビンチ)が進化すれば、人間より上手に手術するだろう。ただし、これらを統括する医師は必要だろうが、徐々にそれも減少するだろう。

武田教授は看護士の方が必要だと言うが、その根拠としてあげた理由もそれほど説得力はない。人の情をシミュレートすることなど、ロボットには簡単なことだろう。同情や教唆までしてくれるだろう。最後まで面倒を見てくれる最高の看護士ロボットの仕事ぶりに、現在の看護士も敵わないだろう。

囲碁や将棋の世界では、天才棋士も人工知能に勝てなくなっている。特に将棋の世界では、プロがスマホで次の手をカンニングしていたことがわかり、一流棋士が出場停止になったことは、将棋の世界においてプロ棋士がもはや職業として成立する根拠がなくなったことを示している。http://www.j-cast.com/2016/10/13280636.html?p=all

もちろん、一流の人はどの分野でも一定数生き残るだろうが、生き残れる総数は徐々に減少するだろう。その代わり、AIとロボット及びそれを組み込んだ装置を設計したり生産したりする仕事が、主要な産業となる。そして、そのAI技術やロボットの誤動作を防ぐことが、産業界だけでなく政治の課題にもなるだろう。つまり、ハッキングやハッキング防止技術が国防の主要な任務の一つとなると思う。

大きな問題は労働市場が徐々にそして大きく減少することである。

3)社会はどのように変化するだろうか。
AIがなんでもこなすようになると、労働生産性は著しく上昇するだろう。そして、仕事にあり付いた人は富裕層を形成するが、仕事にあぶれた人は貧困層となる。しかし、ほとんどの人を貧困層に落としてしまっては、経済規模は縮小してしまう。そこで、政治の役割は今後益々重要になるだろう。経済学はお金を稼ぐ方法を教えるが、それを吸い上げたり分配したりする方法に関しては政治の役割である。

この変化に政治が対応できるのはしばらくの間であり、最終的には自由主義経済体制が成立しなくなると思う。なぜなら、完全雇用が手の届くところにあるという前提で、この政治経済的枠組が成立しているからである。これまで通りのやり方で資本家の存在を許すとなると、人は一握りの資本家階級、一握りの官僚、その他大勢の貧困層の3つの層に分類されるだろう。そのような社会が安定に存在できる筈がない。

如何にスムースに共産主義体制に以降するかが今後の大きな政治のテーマだと思う。あまりにも大きな問題なので、簡単には答えは出ない。

スムースな以降が可能になるプロセスも存在するかもしれない。例えば、共産主義を実現する途中段階として、全ての労働者が資本家になることである。労働者の代わりに資本家になった人々が、その企業の収益を分配することで、利益を得るのである。そうすれば、経済の縮小を防ぐことができる。つまり、会社の従業員は給与の一定の割合を自社株としてもらうことをシステム化するのである。そして退社する歳になれば、一応の生活ができるようになり、労働市場の縮小に対応できる可能性が出てくる。

この政治経済システムの変換は世界で不均一に起こる。その結果、国境はこれまで以上に大事になり、グローバル化の流れは再び100年ほど先に現れるまで消滅するだろう。移民の受け入れなど最も愚かな政治的判断である。

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