あまり整理や校正せず、書き下した初稿をそのまま掲載します。12日の米朝会談だけでなく、その後の議論に落胆していて、エネルギーがありません。
1)トランプの自画自賛の評価は兎も角として、日本でも大成功だという人と、失敗だったという人が半々である。成功だったという人の中には、佐藤優や北野幸伯などの人がいる。北野氏は、メルマガで:
彼が本気で「完全非核化」を決意したかどうかを判断するのは時期尚早だろう。しかし、「非核化」が「不可逆」な段階まで進むまで、「制裁を続ける」とトランプは言っている。だから共同声明に「CVID」という言葉があったかどうかは、それほど大きな問題ではない。
と書いている。この方はトランプの「制裁を続ける」という言葉をそのまま受け取っている。トランプが「米韓軍事演習はとうぶん止める」というのは、制裁一部解除ではないと言うのだろうか?
また、佐藤優氏は、金正恩とトランプの間には強い信頼関係が出来上がったと言っている。外交の専門家の佐藤氏は、人の心を読むことには全くの素人のように感じる。https://www.youtube.com/watch?v=EtrGo3In2LE & https://www.youtube.com/watch?v=RUlqjpMmPz4&t=946s
トランプにとって、北朝鮮の核など全く恐ろしくない。あの金正恩に対する親密な関係に見える対応は、その余裕のせいなのだ。トランプには、自分の選挙の票とノーベル賞しか頭にないことが分からないのだろうか?
何よりの失敗は、金正恩と習近平との間を近づけ、金正恩に中国に従っていれば、核を保持したままでも自分の政権は安泰だという安心感を与えたことである。中国の飛行機でシンガポールに行ったのは、習近平との打ち合わせ通りであると思う。
トランプは安倍の日本に金を出させることで、北朝鮮の経済を立て直すことに協力するだろう。その結果、核保持大国としての統一朝鮮が完成する。そこで日本をいじめる段階になっても、米国は日本に核保持を許さないだろう。トランプは回想録に書くだろう。「戦後米国は精一杯日本経済の復興に協力した。その後、あれくらいの苦労があったとしても、それは日本の責任だろう」と。
2)その悲劇的シナリオが始まっても尚、チャネル桜でも拉致問題を議論の中心においている。拉致被害者の家族会は、自分たちの活動が日本からまともな外交を奪っていることに気づいていないのだろうか。彼らは要求の相手を間違えている。既に何度も書いたように、家族が拉致された責任は、北朝鮮というよりも日本政府にあることが分かっていない。
日本は韓国を朝鮮半島唯一の政府と認めており、北朝鮮を正当なる国家と認めていない。米国とともに今まで敵国として扱ってきた。拉致の被害はその敵国による仕業である。戦争で戦死した若者の家族は、決して敵国にその責任を押し付けようとはしない。その責任追求の方向は、自国を戦争に導いた政治家に向かうはずだ。拉致被害者の家族が、拉致の責任を敵国である北朝鮮に求めるのは、全く理解不足である。
その拉致問題の理解が、反日マスコミにも都合が良いので、そのまま採用されている。それを覆す発言を政治家をすれば、たちまち落選するだろう。そして、日本の外交は拉致問題に拉致されているのである。
そのことを知的な西岡力氏は分からないのだろうか? チャネル桜の番組を見てそう思った。https://www.youtube.com/watch?v=BOoJm4FMAZU&t=1433s
この動画のはじめの20分程聞いた。其れ以降は、くだらないので聞く気になれない。出席者が最初に2-3分述べた言葉についての私のコメントは、以下の通りである。
高山さんの最初の言葉は、素人っぽい。核の威力というのはそのとおりだが、金正恩が殺人犯なら、歴史上の偉人はすべて殺人犯である。宮崎さんの最初の意見は素晴らしい。米中の衝突が問題なのはそのとおりだと思う。それを前提に日本は将来を考えるべきだと思う。加藤さんの米朝会談の評価はそのとおりであるが、何故そうなったを言わないと評論家らしくない。要するに、トランプは馬鹿だということなのだ。民主主義の弱点がそのままクローズアップされる。最後のメディアに対する意見は支離滅裂である。西岡さんの意見、核問題はまだ勝負はついていないという意見には賛成。拉致問題だが、皆さんの理解は間違っている。拉致は日本国の失敗である。何故なら、熊に我が子をさらわれたとしたら、その責任は親にあるからである。外交関係の無い国家は、太古の昔から熊というべき((”熊”と理解すべき))である。
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