元日、能登半島近辺で最高震度7(M7.6)の強い地震が発生し、愛知県でも長周期の強い揺れに恐ろしい巨大なエネルギーを感じた。今年は日本を含め世界にとって激動の年になるという啓示かも知れないと思った。
1月13日には台湾総統選挙が行われ、総統の椅子が現在の民進党から国民党に移るかどうかは、中国習近平政権の台湾に対する姿勢を決める。民進党側が総統を出せば、中国は台湾の背後に米国と米国の同盟国である日本と韓国の存在を強く意識するだろう。https://www.youtube.com/watch?v=uToCdtfwG_4
また、11月5日には米大統領選挙が行なわれる。共和党と民主党の全国大会(7月~8月)で両党の候補者が決定され、選挙日までに大統領候補者による討論会が開かれる予定である。そこまで無事進んでも、候補者決定から選挙までの間に何か重大なことが起こりそうな気がする。
米国内が混乱し、大統領選挙中止が決定される可能性を考える人も多い。その時、現在の2箇所での戦争の他に、中国による台湾進攻が加わる可能性がある。米国バイデン政権は同盟国も使ってそれを妨害するだろう。その目的は台湾擁護ではなく中国の弱体化であり、ウクライナ戦争と同じ構図だろう。この世界政治の運びは、米国政治におけるトランプ排除も兼ねている。
この文章は、論理的ではないと感じる人は多いと思う。それには、以下の様に答えたい:「これらは予定された出来事であり、ワンセットの出来事である」と。昨年一年の本ブログでは、これら全体の指揮は米国ネオコンとその背後のイスラエルロビーが執るという風に書いて来た。つまり政治におけるグローバル化であり、グレートリセットもその別名だろう。(補足1)
言いたいことは以上だが、少し詳しくそして中国の動きを含めて書く。以下も、理系人の思いっきり深読みした結果で、参考にしてくださればと思います。
2)グレートリセット的動き
今回のハマス・イスラエル戦争だが、イスラエル側の残忍な行為がガザ地区及びパレスチナ西岸地区で繰り返されても、アラブ諸国は世界戦争を避けるためにイスラエルに宣戦しなかった。しかし、今後その時が、他の二カ所の戦争の本格化とともに来る可能性があると思う。
中東とウクライナでの戦争は、中国習近平にとって台湾進攻のチャンスである。前回記事に書いた様に、中国共産党政権の経済政策失敗により、習近平の権威はがた落ちである。そこで、台湾併合に成功すれば、習近平は「祖国統一の偉業」を成し遂げた英雄となり、或いは毛沢東を超える存在となり、中国は巨大な北朝鮮的国家となる。その後の世界はどうなるか、予測不能だろう。
昨年5月~7月に、イーロンマスクとビルゲイツという米経済人が、その後数日を経てブリンケン米国務長官、更にそのあとキッシンジャー元国務長官が中国を訪問している。何が目的でこれほど米国の人たちが中国を訪問するのかについて、日本では詳細には分析・報道がされていない。
実はその数ヶ月前に、中国は農業政策を大きく変化させ、戦争準備とも思われる主食の増産に向けての対策をとっていた。一つは数万人の農業管理部隊を農村に送り込み、農民にあまり儲からない穀物生産を強制している。(補足2)もう一つは、農地の流動化(大規模化、法人化)の為の法整備をおこなったことである。
これについて日本では、ウクライナ戦争でウクライナやロシアからの穀物輸出が十分でなく、世界は食糧危機になる可能性があるので、それに備える政策であるとして報道された。台湾進攻など戦争の準備と考えた人は居なかった。
一方、香港や米国在住の中国人の方々のyoutube チャンネルで語っているのは、戦争に伴う米国側からの海路封鎖に備えるためという分析である。中国政府の強引な農民無視の政策として理解するには遥かに説得力がある。 https://www.youtube.com/watch?v=k0p6lmyfyqU
米国要人の中国訪問の目的も同じく台湾進攻との関係を考えるべきではないだろうか。今しばらく台湾進攻を思いとどませる為、つまり、米国にとってあの時点での台湾進攻は、時期尚早なのである。
因み、最近の安倍派潰しは、岸田政権からの政権移譲のルートを潰す目論見だと思われる。裏金作りなんて話は、昨日今日明らかになった話ではない筈。何故今なのかを考えると、あと暫くは岸田を支点に日本を操りたい勢力の作戦だろう。
ここで、昨年2月に書いた記事を引用しておく。この記事ではイスラエルによるアラブ潰しを予想している。上記全ての戦争(そして安倍暗殺と安倍派潰し)が、米国シオニズム勢力の新しい世界の権力構造構築の一環だという主旨の文章である。
https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12787065995.html
3.以下一部再掲:
彼らの革命を邪魔する大きな存在は、ロシアと中国である。ロシアと中国は、綿密に計画しないとつぶせない。ロシアが強力だと思われた時代には、中国を武器にロシア(ソ連)をつぶそうと考えたのがキッシンジャーとニクソンが担当した米中関係の構築である。
現在は、①ロシアはウクライナと欧州の国々が前面に出て担当し、②中国は台湾、日本、韓国が担当するシナリオだろう。③米国は米国自身が担当して崩壊させる。④中東はイスラエルが担当する。そして世界中に戦火が拡大し、文明の壊滅プロセスがスタートし完了した後、新たな芽が自分たち(ユダヤの民)を中心に育つのである。
このモデルで必須の道具は、核兵器である。世界中で核兵器による猿に似た人間たちをSweep Awayするには、早い時期で自分たちの核使用の意図がばれてはならない。先ず第一段階として、ロシアに核兵器を使用させて、戦後原爆投下の後に出来た核兵器の封印を解かなければならない。
米国が使えば、既に広島と長崎で使って人類虐殺の訓練を終えている自分たちの正体がばれて、世界中の人たちが自分たちのシナリオを知ってしまう。(追補1)そこで自分たちは成敗されて、世界は元に戻る。数十年後に現れる文明の崩壊では、本当の意味での世界の大混乱が起こるだろう。
そこで生き残るのは南半球に住む第三者的な少数の人たちになる可能性が大きい。彼らは、それでは元も子もないと思うのだろう。
=== 以上引用(若干修正)終わり ===
終わりに一言
かれら米国のイスラエルを応援する人たち(イスラエルロビー)は、所謂シオニストである。そして、その手先のネオコンたちは、伊藤貫氏が言う様に非常に優秀な人たちだろう。彼らにとって、文明の崩壊は自明であり、最後の時は何れ来る或いは既にその真っ只中にあると考えていると思う。
キリスト教徒の一部とユダヤ教徒は、約束の地にユダヤの国が神によって再建されると考えている。その神に(人間の分際で)協力してユダヤの国をつくろうと考えるのがシオニストである。過激なシオニストは、神の裁きを先取して、自分たちで大イスラエルを手に入れようとする人たちである。
イスラエル建国から首都をエルサレムに置いているが、国際的には認められていなかったので、 実質的な首都はテルアビブであった。トランプは米国大使館をエルサレムに移動することで、イスラエルロビーを味方にした。デサンティスもポンぺオも同様のようだ。
現在では、イスラエルロビーからの発注に従順なネオコンたちは、恐らくかれらに地球全体を引き渡そうと考えているだろう。それがグローバル化の意味だろう。
補足:
1)このシナリオはすんなり進むとは限らない。これまでネオコン&イスラエルロビーの作戦は筋書き通り進んできた。しかし、インターネットが主要な情報&通信手段となり、彼らの作戦が一般民に読まれるようになった。余裕のない彼らが、急いで幾分稚拙に実行したのがウクライナ戦争であり、ハマス・イスラエル戦争だと思う。後者は、サウジアラビアに核開発という餌をぶら下げて、イスラエルとの和平を画策し、イランとサウジの間にくさびを入れ、ハマスを孤立させる作戦であった。
2)森を農地に開墾したり、最終段階に入った公園造成工事を中止して、そこを農地にするなど、非常時を見据えた政策に見える。また、この政策は、穀物は安く輸入出来るので経済的見地からは得策ではない。農家は収入が減りこれまでの生活が出来なくなるので、空しい抵抗をしているようだ。
(2024/1/02;1/03早朝編集)
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