2016年2月8日月曜日

北朝鮮のロケット発射を米韓が批判する資格が論理的に存在するのだろうか?

北朝鮮のロケット発射に対して、日米韓が国連決議違反だとして安保理事会に提訴した。北朝鮮に対する脅威として存在する国である米国と韓国が、その脅威となる政策を変えないで、その脅威に対抗する手段の開発に向けた準備を理由に、北朝鮮を非難するのは論理的におかしいのではないか(補足1)。

2006年に国連は加盟国である北朝鮮にたいして、同年行った核実験を非難し、核拡散防止条約加盟とIAEAの査察受け入れを要求し、それと同時に経済制裁を決議している(補足2)。この提案も北朝鮮がNPTに参加していないこともあり、何かおかしい。何故なら、1)核拡散防止条約に加盟していないで、核兵器を保有していると考えられている国が複数存在するからである。それらは、インド、パキスタン、イスラエルなどである。それにもかかわらず、これらに国々に対して、国連が非難決議や経済制裁決議したという話を聞いていない;2)韓国、米国、中国、北朝鮮は朝鮮戦争の当事国であり、その戦争が終結していないこと;などである。

つまり、北朝鮮を国家として承認しておらず、しかも朝鮮戦争の当事国である米国と韓国が、北朝鮮という国家を公的機関に非難要求する資格がないと思うのである。そして、国連をつかって北朝鮮を制裁しようというのは、国連を朝鮮戦争に巻き込む行為であると思う。

国連が行うべきは、朝鮮戦争の終結ではないのか。

なお、筆者は北朝鮮には何のゆかりもない、政治の素人である。そして、拉致被害者たちの命の心配をしている一人である。北朝鮮を追い詰め、日本が北朝鮮の敵国として明確になれば、彼らの命が危ないのである。拉致被害者の命は、日本に対する取引材料としての価値が保障している。そのことを拉致被害者の会の方々は承知しているのか?

上記議論が、何か論理的(感情的ではなく)におかしいというのなら、お教えいただきたい。

補足:
1)それが、日本が提案者に含まれる理由だろう。そのような役割を日本がしていることを韓国は理解しているのだろうか。
2)https://ja.wikipedia.org/wiki/国際連合安全保障理事会決議1718 これは日本が非常任理事国の立場を利用して主導的役割を果たしたと書かれている。

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