今日Wall Street Journalが、北朝鮮による1月6日の核実験前、米国と北朝鮮が朝鮮戦争(1950~53年)の平和協定交渉開始の可否をめぐり非公式に接触したものの、折り合わず核実験で完全に決裂していたと伝えた(今日のヤフーニュースによる;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160222-00000011-jij-n_ame)。
朝鮮戦争終結を、60年以上経った今ようやく議論するのは誠におかしな話だ。ずっと前から、私はブログで北朝鮮をソフトランディングさせるべきだと書いてきた。また、具体的に国連事務総長が中心になって米国を説得して北朝鮮をなぜ承認しないのかと言ってきた。最近では、1月24日のブログ記事で、北朝鮮に核兵器を持たせたのはアメリカであると書いた。
今日のWSJの記事は、単に米国のアリバイ工作のようなものである。核兵器開発前に、朝鮮戦争の終結を考えておれば、北朝鮮の核の脅威は生じなかった可能性大であるし、拉致被害者の帰還も実現していただろう。
そして、飢えに苦しむ北朝鮮ではなく、ベトナム型の国が出来ていて、飢えなど無くなっていただろう。北朝鮮を承認せずに、東北アジアの紛争の種として残したのは、米国の犯罪的企みの結果である。
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