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2014年6月14日土曜日

明快&正直は最善の策&高村副総裁への提案

 言葉の使い方から議論に入ります:サッカーでわいていますが、初戦のコートジボワールとの試合は絶対にまけられない試合だそうです。
 この「絶対に負けられない」という表現は、受け身なのか?それとも、”絶対に負ける訳にはいかない”の省略だとしたらどういう省略なのか?日本語も苦手な私にはわからない。何故、「絶対に勝たないといけない」或いは「絶対に勝ちたい」と言わないのか?何故、日本人の言語表現は複雑なのか?日本文化そのものが、受身と被害妄想が複雑に絡んだところに特徴があるような気がする。「嫌よ嫌よも好きのうち」ということばがあるが、これも同様で、論理もなにもあったものじゃない。理研神戸ではないが、All Clearしてからでないと(性根から叩き直さないと)、この文化は治療不能なのかも。遡っても純粋な(と言っても人種と言う意味ではない(注1))日本人の私には、天につばをはくようなものだが。
 最近議論になっている、高村氏の集団自衛権行使を可能にする憲法解釈における、情況の定義も極めていい加減(いい加減という表現も、その元の意味からの転移は不思議だが、意味は通じる)。集団自衛権行使行使の要件として、これまで検討されてきた「我が国の存立が脅かされる」場合などに加えて、新たに「国民の生命、自由が根底から覆されるおそれがある」場合が盛り込まれているとのこと。満州は日本の生命線と言いながら、大陸に攻め込んだことを、政治家は記憶しているのだろうか? ”自由が根底から覆される”なんて持って回った様な、場合によっては無意味に転移するような言葉で、何を表わそうとしているのか?”外国により捕われる恐れ”ならそうはっきり言えば良い。おそれなら何の恐れでも何時でもある。家を出た瞬間から、交通事故で死ぬ恐れがあるに決まっているだろう。こんな言葉遊びして、何の役に立つのか?
 軍事力を持ち、且つ、用いるのなら、憲法を改正するしかないだろう。因みに私は、憲法9条を改正して、防衛軍を持つことには賛成だ。また、前文に絵に描いた様な理想論が書かれているが、そんなものに国民の命を託すことなど出来る筈が無い。
 理研のスキャンダルにも言えることだが、「honesty(and clarity) is the best policy」という言葉を日本社会は上から下まで、何度も繰り返して噛み締めるべきである。味が出てくるまでに時間がかかるので。

注釈:1)米国陸軍Intelligence Bulletin、1942年10月号の記事:「(日本人は)彼らが信じている人種的純潔性とは異なり、実際は少なくとも4つの基本的人種の混血である。それらは、マレー系、モンゴル系、満州・朝鮮系、アイヌのような日本の固有部族である。」

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