昨日TBSニュースのネット版によると、国連総会の委員会で2日、核兵器廃絶を目指す決議案が採択された。この決議案は日本が主導したもので、今年は新たに、世界の指導者や若者らに被爆地の訪問や被爆者の証言を通した理解を促すことが盛り込まれた。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2627085.html
この決議案には、中国、ロシア、北朝鮮が反対した。核兵器廃絶の提案に対して反論は難しいが、被爆地への訪問を促す項目を入れることにより、中国などに反対し易いように配慮したようだ。
何故、広島と長崎への訪問を促すような項目を入れたのか、その戦略はさっぱり理解できない。中国の反論を聞いて、不愉快な思いを多くの日本人は持つだろうし、多くの米国人は密かに喜ぶだろう。普通の頭脳を持っておれば、中国の憎々しい演説など予測できないはずはない。
核兵器など廃絶できるはずがない。そのような無駄な提案の主人公になって、日米の火種を再確認するようなこと、更に、地下深くでの米国と中国の繋がりを仲介するようなことを何故するのは非常に愚かなことだと思う。
そのような無駄な努力をするよりも、日本も有事の際、幾つかの既存の核兵器保有国と如何に連携して生き残るかをシミュレーションすべきである。なぜなら、地球は世界の全人口が豊かに暮らすには狭すぎるからである。22世紀に優先的に生き残るのは核保有国の国民だろう。
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