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人類史の本流は中華秩序なのか、それとも西欧型秩序なのか

1)米国が露呈させた中国共産党政権の真の姿と日本の課題   日本が抱えている最重要な課題は、コロナ問題や拉致問題等ではなく、表題の問に対して明確な答えと姿勢を持つことである。短期的な経済的利益に囚われないで、現在が世界の歴史の方向が決定される時なのかどうかを考えるべきである。...

2022年3月29日火曜日

自民党中堅議員の知的レベル

松田学元衆議院議員のyoutubeサイトで、自民党中堅議員の城内実氏をゲストに招き、ウクライナ戦争などについての議論している動画が配信されている。それを観て、自民党の中堅議員のレベルがあまりにも低いのにびっくりした。それと、自民党の公式見解を出てはならないという姿勢は、党議拘束という日本の政治の悪弊とともに、ウンザリさせられる。

 

城内議員は、自由民主党所属の衆議院議員(6期)で元外務官僚。現在、衆議院外務委員長で56歳。父親は元警察官僚で、1992年警察庁長官、1995年 在ギリシャ日本国大使館特命全権大使。親子代々の霞ヶ関住民なのだろう。

 

 

『城内実議員に訊く!ウクライナ危機。与党議員としてどう見ているのか?』

 

城内議員のウクライナ戦争に関する話の中に、オレンジ革命(2004)やマイダン革命(2014)と言われる米国のこれまでのウクライナ政治に関する関与が全く出てこなかったことに驚いた。

 

それとなく米国資本のロシア権益を握ろうとする姿勢に反発したプーチンと、NATOの拡大とロシア潰しを考える米国の話は出てくるが、それもyoutubeで俄勉強をした成果だろうと疑う。城内氏の杓子定規なプーチン攻撃の姿勢は、9割方「ウクライナ侵略は国際法違反であること」を根拠にしており、さすが警察官僚の子であると思う。国際法は、個人で言えば口約束レベルのもので、権威も権力も無いことは知っているのだろうが、その知識の底は非常に浅いと思う。

 

「泥棒にも三分の理」とは、安定で豊かな国の不幸な逸れ者を、富者である支配者が裁く論理である。その同じ論理が、貧困で世情穏やかならざる国では、「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人おや」に変化することなど、想像すらしていないだろう。

 

つまり、国際社会は豊かで安定な国内とは程遠い。しかし、日本は豊かな安定な現在という瞬間を享受しているので、今回のプーチンの国際法違反には、「泥棒にも三分の理」を恥ずかしながら適用させてもらう位の後ろめたさがあるべき。

 

そのくせ、プーチンの視点で考えることも大事だと政治家的言い訳をおこなっている。グローバリストとナショナリストの戦いという面にも触れているが、新聞の表題だけを読むように、youtube動画を予習した成果なのだろう。

 

2)日本のデフレ経済について

 

城内議員は、「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の幹部だそうだが、自分が若手なのに「若手の人が頑張っているので、なるべく口を出さずに色んな形でサポートしせていきたい」なんて言うのに呆れる。(動画の終わり近く)


「自国通貨だての国債が発行でき、それを日銀が引き受けてくれる限り財政破綻はない」なんて、「借金の証書に、返金は俺の財布から出来るだけする」と書くのと同様である。もし、日銀がまともな株式会社なら、社長は今でも日本国債は値下がりの危険が大きく買い取りませんと言うだろう。

 

国民の預金が紙切れになるようなインフレが起こることなど、どうでも良いのだろう。松田議員(元財務官僚)も民間銀行での信用創造が大事だなんて言っているが、利率が低いのだからお金に対する需要がないことを忘れているのか? 重ねて言うが、これ以上の財政拡大は、猛烈な円安とインフレで国民の預金が紙切れになる道である。そんなこと、お金持ちにはわからんのだろうか?❗️ そこで以下のようなコメントを書いた。

 

積極財政で日本の経済成長が再開するなんて、バカの言うことです。労働生産性の向上を忘れて、安易な MMT(注:米国左翼の貨幣理論)のような道を考えるのは、財政破綻はしないが途上国へ逆戻りだ。自民党中堅議員のレベルはこの程度なのか。

 

ウクライナ戦争でも、プーチン側の視点も大事だとか、グローバリズムとナショナリズムの対立などとおっしゃるが、それらは習わぬ経を読んでいる感じ。グローバリズムと民主主義の関係は? グローバリズムと言っても、ワシントンコンセンサスとかいうものが背景にある経済体制で、単に経済の地球規模化ではない。

 

youtubeのコメント欄だが、ヨイショコメントばっかりでウンザリする。私のコメントに同意してくれる人は1%以下だろう。

 

補足: ウクライナ戦争の件、佐藤優氏により、外交官としてロシアに長期滞在した経験を基にした、ロシアの大国主義が一つの原因であるという説得力のある解説が、月刊誌「Hanada」5月号に掲載されている。同じ国際法違反でプーチンを裁くのなら、この程度の議論が欲しい。中国も似た様な大国主義(中華思想)を持つので、日本とウクライナは、本当に地政学的に類似している。

<以上>

<以上>

2022年3月26日土曜日

ゼレンスキーに国会で演説させたことの愚

今回のウクライナ戦争の本質は、バイデン政権がウクライナ市民の命を武器にプーチンのロシアを潰す企みである。そしてその手先としてユダヤ人のゼレンスキーがウクライナ国民を犠牲にして、協力しているだけである。昨年10月、ゼレンスキーがミンスク合意に違反してドンパスの親露エリアをドローン攻撃したのがそもそもの始まりである。https://mainichi.jp/articles/20220221/k00/00m/030/153000c

 

日本の国会議員たちはやる気の無い政治家のあつまりだ。ゼレンスキーは自分の利益のためにロシアを挑発し、戦争をしている。もしゼレンスキーが中立を守る姿勢を取れば、今回の戦争は防げた。勿論、それは彼の勝手である。それを賞賛する日本政府と議会が異常なだけである。

 

米国に国家の安全保障を完全に頼る非武装中立の愚(補足1)を、吉田茂以降自民党売国政権は続けているので、吉田茂、池田勇人、宮沢喜一などに続く宏池会・岸田政権にとっては当たり前なのかもしれないが、米国ベッタリの姿勢では、ロシアの一撃を食うのは日本かもしれない。日本は攻めやすい。米国に同盟国を守る覚悟が無いことを示すのには、絶好のサンプルだからである。(補足2)

 

1%程度の低い確率かもしれないが、そんな危機的状況が頭に浮かばないのは、彼らは家業として国会議員の職を継いだだけで、特別な動機も政治に関する本当の意味での関心も無いからである。

 

ゼレンスキーは、自分の人気下落(補足3)を一挙に挽回しようとしたのか、上述のように米国のバイデン政権の裏側からの指示なのか、恐らく両方の利益が一致したというのが本当かもしれない。しかし明確なのは、この戦争の導火線に火をつけたのはゼレンスキーだということである。

 

このような人物に国会で演説させて、最後に全員立ち上がって拍手するというのは愚かだ。

 

ロシアは国後島などで軍事演習を始めたようだ。

 

 

国後島では、島に上陸した敵兵を迎え撃つ演習をしているという。

https://www.ytv.co.jp/press/international/140888.html

 

しかし、理由なく国後に日本或いは米国が攻め込む訳が無い。国後を日本や米国が攻めるのには、その裏に、ロシアが米国に原潜を向かわせるとか、上述のように北海道へ侵攻するなどの計画がある筈である。非常に気味が悪い。

 

前者の場合は、ウクライナでの核使用が前提だろう。

=>19日のブログ参照:

 

川口マーン恵美さんが、ゼリンスキーは英雄か?という題で記事を書いているので、それをリファーしてこの文章を閉じる。https://gendai.ismedia.jp/articles/-/93698

 

(10:00 編集、補足1、2の追加)

 

補足

 

1)マッカーサーの日本統治が始まったときに、吉田茂とマッカーサーの間に何らかの約束があったのかもしれない。早期の講和をすること、日本の復興に協力することなどが、米側から提案された可能性がある。

 

2)日本と米国の安保条約が単なる紙切れだったとわかると、NATO諸国は不安になり、米国の思うままには動かなくなる。プーチンはそのことを良く知っている筈。

 

3)3月2日に「ウクライナのゼレンスキー大統領は英雄なのか?」という題で記事を書いた。そこに引用したように、ウクライナのジャーナリストAnna Myroniuk氏がゼレンスキーの人気下落とそこからの回復について述べている。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12729658563.html

 

2022年3月25日金曜日

マスコミ報道の新型コロナ感染者数は真の値からほど遠い

前回、日本政府は新型コロナ死者数を誤魔化している可能性が高いという内容の記事を書いた。それをリブログされた方が、私の記事内容を疑わしい説として紹介されているのは意外だった。=>リブログ記事

 

前回記事で紹介した論文は、東大や慶応の研究者も参加している国際的チームが行ったデータ解析の論文であり、LANCET論文と雖も信憑性が高い。(補足1)そこで、補足記事を書くことにした。

 

新たに文章を書くもう一つの動機として、隣国韓国ではオミクロンに対する感染数が爆発的に増加しており、人口当たり日本の20倍以上だという事実がある。323日にも49万人(人口は5100万人)の感染者を出している。韓国は真面目に対応しているが、一方日本は非常に不真面目というか途上国的対応であり、この日韓の差が非常に気になるのである。 

 

残念ながら、新型コロナのデータに関しては、2年前から韓国の方が日本よりも遥かに国際的信用は高いだろう。ダイヤモンドプリンセス号での感染者に対する対応ミスで、「日本は先進国ではないのでは?」という疑いを世界に広げた。それに対する感情的反感が当時あったのだが、今年のオミクロン株への対応を見ると、日本政府や日本のマスコミには信用回復の気持ちがないようだ。

 

以下本論:

 

感染症対策の基礎には正確なデータが必要だが、そのデータ取得の段階で日本政府はまともな対応を放棄している。それにも拘らず、来年4月から4回目接種を始めるなどと話を発表する姿勢は、単に米国製薬会社に奉仕するためなのかと疑う。


下に示したのは、厚労省発表のPCR検査数と陽性者数のデータから陽性率を計算しグラフ化した図である。今回はこの図を示し、若干のコメントを追加することでこの補足記事を終わりたい。

 

データ元:https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.htmlにアクセスして、pcr_tested_dailyとnewly_confirmed_cases_dailyというファイルをダウンロードし、それを表計算ソフトにコピーして処理する。図の値は、各月の陽性者数の合計をpcr検査数の合計で割り算して求めた。(3/25/pm 2:40追記)

 

 

オミクロン感染が本格的になったのが2022年1月中旬であったが、検査数が感染者数に比例して増加していない。感染者数が100人程度の昨年11頃でも10万人程度を検査していたのだが、今年2月、感染者数7−10万人が続いていたにも拘らず検査数が30万人に満たない(平均27万余)。

 

勿論、オミクロン株では重症化の率が低いことや、病院が入院者数の増加で医療崩壊する可能性が高くなるという理由から、検査の範囲を抑えるのは、泥縄式対応としては分からないわけではない。しかし、感染者数を公表する際には、十分にその意味の変化を国民に説明しなければならない。その努力が全くなされていない。

 

このように陽性率の大きな変化は、多くの感染者を見逃していることになり、日本政府発表の感染数や死亡者数の信用度が、先進諸外国の発表値と比較して極めて低いことを意味する。(補足2)そのことに言及しないで日々感染者数を垂れ流すマスコミは、プロパガンダ機関なのかと疑う。

 

今回は、オミクロン株の流行以来の行政の対応変化とその根拠(法令や省令の改正など)の調査はしなかった。検査陽性率だけを示して、日々マスコミが発表する感染者数や死者数に関する信頼度が低いことを示す一つの証拠として提供することだけで終わる。

 

補足:

 

1)この論文誌は世界の一流医学誌であるが、コロナに関しては政治利用されたようである。従って、医療関係者以外には信頼度に疑問を持つ人も多いだろう。政治利用の例を以前の記事から示す。

 

ただ、医学誌としては5本の指に入る一流雑誌であることに変わりはない。

 

2)感染者数の信頼度は、被験者を無作為に多数抽出して、低い陽性率となった場合に大きくなる。濃厚接触者や症状を持つ者に限って検査する調査でも、陽性率が非常に低い場合には一定の信頼度があるだろう。しかし、症状を持つものとその周辺に限って行う検査で陽性率が高い場合には、得られた感染者数には信頼度はない。

2022年3月23日水曜日

日本政府はコロナの死者数を誤魔化している?

新型コロナの流行は徐々に収まりつつあり、118日に発令された蔓延防止等充填措置も321日に解除された。しかし、21日には未だ4万人余りの新規感染者を出しているので、再度の感染増が心配される。そんな中、気になるニュースがネットに掲載された。日本のコロナ関連死者数の値が政府発表のコロナ死者数より遥かに多く、10万人以上(政府発表の4倍)であるという記事が東洋経済ONLINEに掲載されたのである。https://toyokeizai.net/articles/-/540044

 

その記事が引用したのが、米国の一流医学ジャーナルのLANCETに掲載された論文である。その中に発表されているのが、20201月から2021年末までの政府発表の新型コロナで死亡した人数、その国の人口動態の発表数などから計算した同期間の超過死亡の人数、そしてそれらの比である。論文タイトルと掲載サイトは下の表に添えられている。オープンアクセスなので、誰でも見ることができる。(補足1)

 

 

ここで過剰死とは、それ以前の人口動態データから計算した平年値としての死亡数データと、注目する年の死亡数との差である。生死に係る主な出来事が新型コロナ肺炎の流行なら、その期間の超過死亡数は、新型コロナが直接的或いは間接的に原因となった死亡数と考えられる。

 

上の表によると、日本の2020/1/1~2021/12/31の間のコロナ死と発表された人数は、18400人である。同期間の超過死亡の人数は、約111000人である。誤差範囲としては、103000~116000が与えられている。(多分±2σの範囲だろう) 超過死亡の数がコロナで死亡したとされた数の6.0倍ある。日本のこの比例係数は、世界各国に比べて異常に高い。(補足2)

 

この比(コロナでの死亡数と超過死亡数の比)が日本においてが例外的に大きいのには幾つかの原因が考えられる。その一つは、この期間に自殺数が相当増加したことである。論文には、自殺数が目立って増えたのは日本だけであると書かれている。更にもう一つ重要な原因として、日本の新型コロナの検査体制が十分では無かったことが考えられる。

 

兎に角この結果は、改めて日本が世界の中の例外国であるとして注目されるだろう。

 

2)2022年の感染者数の過小評価

 

2022年からオミクロン株の感染が本格的となり感染者数が急増しため、死亡数もこれまでのアルファ株やデルタ株などの時よりもかなり多くなっている。しかし、死亡率がかなり低いこともあり、病床確保のために検査対象を絞ることになった。そこで、検査を受けた人に対する感染者の割合(陽性率)が非常に大きくなっている。

 

これは、本当の感染者を多く見逃していることを示している。そのため、おそらくデルタ株までの上記結果同様、新型コロナでの死亡者を多く見逃しているだろう。

 

日本は欧米に比べて、新型コロナの死者が非常に少ないことになっていたが、その一方でコロナ死亡者の数をかなり見逃していたことになるだろう。(補足3)これは先進国ではあり得ない恥ずかしいことである。更に、その期間の超過死亡数のかなりの部分が経済的困窮による自殺によるとしたら、日本の厚生労働行政は病的とさえ言えるだろう。

 

最後に、超過死亡数がコロナ死亡数の何倍かという比で世界を色分けした地図を示す。これも上に紹介したLANCETの論文から引用した。途上国の中に取り残された”先進国(?)日本”を確認し、危機感をもってもらいたい。

 

補足:

 

1)この論文は新型コロナ超過死亡共同研究者(COVID-19 Excess Mortality Collaborators)の著作となっている。その氏名のリストには、米国の大学や研究機関をはじめ世界中の研究者の名前がある。日本からも何人もの人(東大や慶応などに所属)が参加している。その筆頭に米国シアトルのワシントン大学にあるグローバルな研究機関Institute for Health Metrics and Evaluationの研究者が書かれているが、連絡先著者(corresponding author)の表示はない。

 

2)コロナ死亡数と超過死亡数の比(表のB/C)が幾つかの地域でマイナスになっている。その原因としては、その地域で非常に厳格な感染防止措置がとられ、且つ、感染予防の考えが市民の中に浸透したため、他の病気による死者数も減少したことが考えられる。日本でも2020年の3月頃には、超過死亡数がマイナスになっている。それは、インフルエンザの流行なども抑えられたからと報道された。

 

3)以前から日本は新型コロナの感染数などを誤魔化しているという疑いが外国から提出されていた。それについて記事を書いたことがある。

 

(3/22/11:59 編集、補足3追加;3/23/10:00過剰死亡数は超過死亡数に改め、前後の文も修正)