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人類史の本流は中華秩序なのか、それとも西欧型秩序なのか

1)米国が露呈させた中国共産党政権の真の姿と日本の課題   日本が抱えている最重要な課題は、コロナ問題や拉致問題等ではなく、表題の問に対して明確な答えと姿勢を持つことである。短期的な経済的利益に囚われないで、現在が世界の歴史の方向が決定される時なのかどうかを考えるべきである。...

2024年3月29日金曜日

風雲急を告げる米国と欧州

 

モスクワの劇場で322日にテロがあり、10010人が死亡した。その事件の後、世界の政治情勢が極めて怪しくなってきた。このテロの直前にRon Paul議員(テキサス選出下院議員)がタッカーカールソンとの対談で、ブラックスワン(大事件のこと)が来るので準備が必要だとの発言をしていた。下にそれらを纏めて紹介している動画を引用する。

 

 

このテロの2週間ほど前に、モスクワの米国大使館が大規模テロの可能性を示唆し在露米国人に退避を勧めるアナウンスがなされていたが、それが現実となったのである。更にその2週間程前にフランスのマクロンのウクライナへのNATO兵派遣の話が出される(2月下旬)など、将に風雲急を告げる事態になっている。

 

もっと遡れば今年初め、NATO 将軍のBob Bauerは情況は情況は1年前と全く違うという発言とともに、望むと望まないとにかかわらずこの戦争に社会全体が巻き込まれると発言していた。そして、スウェーデン政府が言及したように36時間生き残るために水、バッテリー式ラジオ、バッテリー電灯、食糧のセットを準備しておくべきだと言ったようだ。https://www.youtube.com/watch?v=aoQAyYdRrMY

 

 

 

もっとも後迄聞くと、今後20年という言葉とともに、全て計画通りに行かないのだという言葉もあり、あくまで最悪の予想を語ったものだろう。このバウアー将軍の話を聞いて感じたのは、視野にあるのは米国からヨーロッパであり、東アジアではない。こんな折、日本の岸田内閣はウクライナに数兆円という大金を使って、自ら火事場の中に飛び込んでいる。本当に愚かだと思う。岸田だけでなく、それを放置する国会と国民もである。

 

ところで、今朝のニュースで大谷選手が米国で始まった野球公式戦でヒット2本を放った。前回まで大谷選手の通訳の件でいろいろ書いたが、それは米国が仕組んだ上記政治の雲行きに対する煙幕の一部なのかもしれない。被害妄想かもしれないが。

 

尚、最初に引用のロン・ポール議員と自身との対談をアップロードしたタッカー・カールソンのX上の動画を引用する。そこに、2014年の米国の工作でヤヌコビッチ大統領をウクライナから追い出した事件の時、ロン・ポール議員が今日の事態を予想し話している場面の動画が挿入されている。

 

 

この事件が西洋のそして全世界の歴史の曲がり角であった、しかも悪い方向への曲がり角である。

 

(最終稿 11:40)

2024年3月28日木曜日

大谷翔平選手は大リーグに残れるのか?

 

水原通訳の違法賭博を大谷翔平選手がほう助したのではないかという疑惑が報道されて一週間が過ぎた。一昨日にはこの件について大谷選手による声明発表があった。大谷選手は、「水原氏が勝手に大谷選手のアカウントにアクセスし、胴元へ450万ドルを送金した。そのお金は盗まれたのである」と話した。

 

ただ、その会見は「水原氏が許可もなく、大谷選手の銀行アカウントにどのようにアクセスし、その大金を振り込んだのか?」という疑問を残した非常に不明瞭なものだった。疑惑を100%否定した様に見えて、疑惑の中心が残ったままなのである。

 

日本の民放TV「めざまし8」(フジテレビ系)は、比較的真面目にこの件の放送をしたのだが、大谷選手の声明を100%受け入れるという前提で、話がなされていたように思う。どうして日本ではこのようになるのか? これも日本病の一つの典型であると思う(補足1)。https://www.youtube.com/watch?v=rZaCQT3YqZA

 

 

この番組では、米国での銀行振込におけるセキュリティは日本と同様に厳しいという説明があった。その後、それを搔い潜って水原氏が無断で50万ドルのお金を9回、合計450万ドル送ったとしている。しかし、その方法については大谷選手設立の法人の口座にアクセスする権限を水原氏が貰っていたのではないか等の推測を話しただけである。客観性に欠ける内容だった。

 

一方米国では、この大谷選手の会見にたいして多くの疑問が日本における様な前提なしで出された様だ。それらを紹介する動画があったのでここで紹介する。https://www.youtube.com/watch?v=c6Zv32tdVV0

 

 

 

疑問点は以下の4つに纏められていた:

 

1)大谷選手は、自分は全く知らない間に水原氏にお金を盗まれたと話したが、それなら何故質問を受けないことにしたのか。完全に無実を主張するにしては奇妙だ。

 

2)大谷選手は自分の口座から送金されたことを知らなかったと言うが、どうして水原氏が勝手に送金できたのか、また銀行はその事実を大谷選手に知らせなかったのか? 大谷選手の知らない所で自分の巨額の金が消えたという話は常識に反している。

 

3)どの様にして水原氏は大谷選手の銀行口座にアクセス出来たのか。大谷選手が、個人口座へのアクセス権限とその方法を水原氏に与えているとは、通常考えられない。

 

4)何故一日で、「大谷が水原を助けた」から「水原が大谷から盗んだ」という風にストーリーが変化したのか?

 

この4番目の疑問だが、日本のヤフーニュースも書いている。それによると、19日に大谷選手側の代理人事務所の危機管理担当がスポーツチャンネルESPNの記者に『大谷が水原の借金を肩代わりした』と伝えた。代理人事務所は勝手にそんなことを言わないので、大谷氏に連絡をして本人から事情を聞いている可能性が高いとしている。https://news.yahoo.co.jp/articles/8df5a0467eef881a12364e559fdf82489d853348?page=2

 

尚、今回ケースでは大谷選手は明らかに闇賭博サイトの関係者ではないので、この動画の5分以降の話は直接関係はない。しかし、現在、連邦政府は犯罪ネットワークに関係した人は著名人でも国外退去や入国拒否をしているという話は気になる。(補足2)

 

今回の大谷選手の声明発表は、報道関係者に多くの疑問を抱かせた。従って、これまでの大谷選手がESPNの取材対応に際して代理人事務所などと行なってきたやり取りなどを十分考慮しないで、ドジャーズの弁護士と担当者が声明文を作り上げ、大谷選手はそれをそのまま読んだのだろう。何故そのような拙いことになったのか? これが私の5番目の疑問点である。何かにつけ、ドジャーズという球団に対して疑いが持たれる。(補足3)

 

今回の会見前後で話が替った件などが大谷選手が会見で嘘をついた結果だという話になれば、今後大リーグでプレイできなくなる可能性が高くなる。それは元々この疑惑を仕組んだ人たちが居たとすれば、その目的ではないのかというのが、このシリーズの最初の投稿(3月23日)の主旨であった。

 

 

2)前回記事へのコメントとそれに対する返答

 

前回記事について在米の方よりコメントがあった。そのコメントとそれに対する返答を少し編集して以下に再録します。

 

大谷翔平の会見は必要最小限の情報を確認したのみで終わりました。他の方の記事に、これはドジャース側の弁護士が書いたものだ、というのがありましたが、私も同感です。

 

(今回の声明は)大谷選手は無罪だと思いたいと願う方々の願望に沿ったものです。確証の一つも出さなかったので疑惑は残ったままです。このままシーズンを乗り切るつもりです。これがドジャース側の戦略のようです。

 

個人的には大谷翔平のパフォーマンスに感心している。違法賭博は業者に責任がある。これは麻薬問題にもあてはまる。麻薬使用者より業者を取り締まらなければ問題は拡散するばかり。この点は日本の方がはるかに先を行っている。米では業者の方がはるかに先を行っている。

 

このコメントに対して、私は以下のように返答した。

 

大谷選手の声明文は、ドジャーズ側の弁護士が書いたものという考えに同意します。ただ、その弁護士が大谷選手の為に内容を考えたのかどうかは分かりません。完全白の会見文(=今回の声明)を書くことは簡単ですが、その後の展開によっては、大谷選手は大リーグから追放される可能性を残すことになります。

 

大谷選手は賭博には直接絡んでいないのですから、友人(水原通訳)の借金を肩代わりしたのなら、そのように正直に話すべきです。大谷選手なら、水原氏が賭博の借金だと言えば、その肩代わりを断った筈です。それでも処罰するのならすれば良いと構えることが最高の戦術だと私は思います。従って、このケースでは正直は最高の政策(honesty is the best policy)だと思います。 

 

直接関係があるかどうか分からないが、現代史研究家の渡辺聡樹氏が3ヶ月程前に彼の動画サイトで、ドジャーズは民主党ネオコン政権の意思で動くトンデモない球団であり、大谷選手が心配だという話をした。それは民主党政権の政治に利用されるかもしれないという意味だろう。

 

 

補足

 

1)日本の文化は、論理よりも情を優先しがちである。事実を時系列で並べて論理を展開するよりも、大谷選手は100%潔白であるという結論が話の玉座(原点)に鎮座してしまっている。それは異国には通用しないだけでなく、あらぬ濡れ衣を着させられることにもなりかねない。例として適当かどうかわからないが、例えば日本の領土問題でも、サンフランシスコ講和条約が原点にある筈だが、それより前に鰹節工場があった(尖閣)とか、北方4島は”固有の領土”だとか言う主張が動かせない話の原点に存在する。

 

2)メキシコ国境から不法入国した人は、国外退去処分の対象者ではないようだ。それは、不法入国者は近い将来民主党政権に味方し、次期大統領選挙でもバイデンに投票する可能性が高いので、彼らは犯罪者とはしないのだろう。不法入国者は、今では書類を持たない入国者(undocumented immigrants)と呼ばれるのである。これがアメリカ民主党政権の凄い所である。

 

3)3ヶ月ほど前、近代史研究家の渡辺聡樹氏が、ドジャーズへの移籍が決まったことに対して、大谷選手が変な話に巻き込まれないか心配する動画を発表していた。つまり、ドジャーズは民主党政府機関とのつながりが濃いと言うのである。渡辺さんが話した内容は、今回の賭博云々とは無関係だったが、民主党政府FBIなどとの関連でドジャーズがどんなことを企んでいるか分からない。

 

(12:20 編集;翌早朝編集あり)

2024年3月26日火曜日

大谷選手の賭博疑惑:やはり、大谷選手は無罪だと思いたい

本朝、朝日テレビ系で大谷選手の会見の様子が放映されていた。その中で、大谷選手は全面的に水原氏の発言を否定した。つまり、「スポーツベッティングをやったことも無いし、水原氏がそのようなことを行なっていたことも知らなかった。口座からのブックメーカー(胴元)へのお金の振込は、水原氏が勝手に大谷選手の口座にアクセスして行った」という主旨の発言を行なった。

https://www.youtube.com/watch?v=VcuvM8y5JvI;

 

 


ただ、どのようにして水原氏が大谷選手の口座にアクセスしたのかという点への言及はなかった。その疑問は、水原氏への捜査で解明されなければ、事件は終息しない。通常の選手と通訳の関係では、水原氏が無断で大谷選手の口座へのアクセスし、送金することなど出来ない。問題はこの一点に集約されることになった。

ご存じの方も多いと思うが、通常のオンライン振込の手続きを紹介したい。先ず、アカウントとキーワードの入力を行って口座へアクセし、振り込み先と金額など必要事項の入力のあと、銀行から与えられている端末に確認番号を要求する。その端末に表示された6桁程度の数字を、例えば2分程度の間に入力する必要がある。米国でも同様の手続きが必要だろうから、この手続きを本人の承諾を得ないで行う事は容易ではない。

会見で大谷選手は、どの様にして水原氏が大谷選手の口座にアクセスしたかについては、何も話さなかった。この点については、その場のマスコミ人たちには大きな不満だっただろう。

ところで水原氏の人格だが、学歴詐称していたことは既にしられているが、職歴についても詐称していたようだ。水原氏は自分の職歴として、2010年、レッドソックスに在籍し岡島選手の通訳をしていたと語っていたようだが、それは嘘だったというのである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/acea33e2b70677d5026ba367943b6b9b6ce0dfac

そのような人格を考えれば、今回の件が前回記事の補足1に書いたような詐欺事件の可能性もある。

 

詳細は今後の捜査などを待つしかない。そして水原氏がどのように大谷選手の口座に不法にアクセスし、スポーツ賭博の胴元へ送金したかという謎が解かれ、大谷選手の完全無罪が証明されればと思う。


2)6億円あまりのお金の振込先である胴元について


ところで、この胴元マシュー・ボウヤーという男は、FBIにも札付きのワルだと掌握されていた人物のようだ。この人物について、米国在住のブロガーの方が短い興味ある文章をアップロードされている。その主旨をここで紹介したい。


マシュー・ボウヤーという人物は、ニューヨークのマフィアから多額の送金を受けたり、カジノで多額の賭けをするなど、ものすごい人物である。更に、今年初めのFBIによるガサ入れ(2024年1月)の後も起訴されていない。その件、FBI、州は口を閉ざしている。(主旨を曲げずに短縮)

 


大谷ー水原コンビは、とんでもない人物と絡んでしまったという言葉で、この方の話は終わっている。
兎に角、問題解明はこれからである。大谷選手を応援し、その活躍から元気を貰っている一人としては、大谷選手が完全な白であってほしい。 

<以上とりいそぎ>

 

(12:50 引用動画を信用が高いと思われるサイトのものに入れ替え;これまでに追補として入れた信用の低い動画を削除;ここで最終稿とします。) 

2024年3月24日日曜日

大谷翔平選手が大リーグから追放される可能性

 

韓国での大リーグ開幕戦の最中、大谷選手の通訳である水原一平氏が違法賭博でドジャーズを解雇されたというニュースが流れた。びっくりしたのは、水原氏が賭博で膨らませた借金の返済に、大谷選手の口座から数百万ドルが胴元に振り込まれたという話である。

 

問題となった賭博は、スポーツの勝敗に賭けるもの(スポーツベッティング)で、欧米では合法とされる場合も多く、米国では40州位が合法のようだが、カリフォルニアでは違法である。ただ、合法とされる州でも、ブックメイカーと呼ばれる胴元はライセンスを受けている必要がある。もし、ライセンスを受けていないのなら、闇賭博となる。

 

大谷サイドの弁護人が「水原氏に資金を盗まれた」と主張する背景には、もし大谷選手が水原氏の賭博のことを承知の上で送金した場合、賭博幇助という犯罪が成立するからである。 

 

米国AP通信は「ピート・ローズ以来、球界で最大の賭博スキャンダル」と報道している。通算4256安打がメジャー記録のローズは1989年、野球賭博への関与で永久追放処分を受け、36年後の現在も処分は解かれていない。(中日スポーツ)https://www.chunichi.co.jp/article/871609

 

解雇される前日、スポーツチャンネルESPNの記者が “大谷選手があなた(水原氏)に借金分の金を渡したのか?”という質問をした時、水原氏は「大谷選手はお金のことに関して私を信用していなかったので、大谷選手が口座から直接送金した」という主旨の発言をしている。水原氏は翌日打消したものの、大谷選手側の上の主張は何れ否定されるだろう。

 

これは深刻な問題である。恐らく大谷選手は今後大リーグでのプレイが出来なくなる可能性が高いと思う。AP通信がこの件はピートローズ以来のスキャンダルであると言及したことは、MLB(大リーグ機構)が大谷選手の追放の方向に進んでいることを暗示している。

 

1)水原通訳は賭博中毒だったのか?

 

かつて日本ハムで打撃コーチをつとめ、水原一平氏の同僚でもあった柏原純一氏は、「水原一平氏は、日本で通訳をしていたころには、賭博の噂は皆無だった」と困惑した様子で語った。https://gendai.media/articles/-/126258

 

世相徒然ブログは、水原氏がギャンブルに手を出した切っ掛けから今回のケースまでの経緯について、以下のように想像を交えて記している。https://ameblo.jp/docomo1923/entry-12845296412.html

 

水原がギャンブルに手を出したきっかけは、カルフォルニア在住のマシュー・ボウヤーという男に2021年にポーカーで出会ったことから違法賭博に手を染めたという。マシュー・ボウヤーという男はブック・メーカーの運営者らしいが、賭博をめぐる多くのトラブルを起こしたり、マネー・ロンダリングをしたりと相当のワルでFBIに目を付けられていた男のようだ。

そんな男と水原はポーカーをしたという。もうアクションドラマを見ていればおなじみのシーンじゃないか。マシュー・ボウヤーは大谷翔平の通訳として知って水原に近づいてきたのであろう。そして美味しい酒や料理(女もいたかも)や美味しい言葉を掛けられて、ちょと慣れないポーカーをやってしまった

普通は最初は勝たせてくれて、後はぼったくるのであるが、ポーカーでも損をさせて、もっと儲かるよと違法賭博に持ち込んだのであろう。(下線、改行などのアレンジは本ブログ筆者による)

 

私もその想像を共有する。ここで大きな疑問点は、「マシュー・ボウヤ―が単に金目的で水原氏を罠にかけたのか?」ということである。直接大谷選手に罠を懸けるのなら分らないでもないが、通訳経由で大谷選手のお金を狙うなんてまどろっこしいことを、FBIに睨まれているワルが計画するだろうか? 

 

また、仕事が順調であり報酬もたんまり貰っている水原氏が、怪しげな人物の誘いに簡単に乗るだろうか? もっと念入りに計画された外国の政治家に使うような特殊な方法、つまりピンクトラップのような罠を、ある人たちが使ったのではないだろうか? 

 

以下は大胆な陰謀論だが、この事件はMLBか或いはもっと大きな米国の機関により仕組まれた可能性があると思う。その目的は大谷翔平を大リーグから追放することである。何故? 恐らく大谷選手は米国社会においては目障りな存在だからではないだろうか。

 

水原氏が2021年まで全うな人間だったのなら、そして水原氏の証言から、単純な誘いに乘り負け続けて借金が6億円になったという話はあまりにも不自然である。米国文化に詳しく米国で大学教育まで受けていたのだから、危険性も十分知っていた筈である。(補足1)

 

2)大谷翔平選手は米国大リーグにとって迷惑な存在かもしれない

 

大谷翔平選手は、不思議な程お金に対する執着心を示さない。今回の移籍でも、1000憶円を超えると言われる10年間の報酬の殆どを後払いにするなど、米国大リーグ 野球(MLB)が選手の移籍に関して新たなルールを作る必要性を感じている程である。

 

プロスポーツの世界は、選手の契約金や報酬に対する執着を前提に成り立っている。また、能力のある者は多額の報酬を得て、それをゴージャスに使って人々が憧れる生活をおくるということが、米国では自然な姿である。大谷選手は控え目であり、この米国文化にはあまり馴染んでいない。

 

そんな米国にあって、大谷選手は方々に多額の寄付金をバラマキ、金にあまり執着しないで、野球に全身全霊を打ち込む修行僧のように見える。しかもMLBの神様であるベーブルースの記録を塗り替えてしまう。そんな大谷選手は、米国社会とは水と油の関係かもしれない。他の有名選手らは、自分たちもあの修行僧のようにならないといけないのかと、ある種のプレッシャーを感じ戸惑っているかもしれない。

 

そして今、米国では以下のような言葉も聞かれるようだ。「オータニが100%賭博していたんだろう。通訳は代わりに罪を被っているんだ」とか、「オータニが賭博をして、彼の友人であり通訳でもある一平をスケープゴートにしているんだろう。オータニが何も知らないわけがない」等。https://bunshun.jp/articles/-/69750?page=4

 

この件、仕組んだ者がいたとすれば、願ったり叶ったりではないだろうか。或いは、そのような声を中国の五毛党のような人たちにネットを利用して配信させているのかもしれない。

 

このような“陰謀論”を語るのには理由がある。日本でも類似のケースが最近あったからである。それは大相撲からの白鵬追放の動きである。白鵬は、大鵬の優勝回数を上まわる成績を上げ、歴代横綱の最高の成績を残した。白鵬は、日本の相撲の神様的な大鵬の優勝回数を抜き、同じく神様の双葉山の69連勝の記録を塗り替えそうになった。
 

彼が40回目の優勝会見のときに、土俵の脇で万歳三唱の音頭をとった時、彼は大相撲を理解していないと感じた人が多いだろう。ネットなどでもこの白鵬の行動に違和感を感じた人が非常に多かったようだ。https://www.iza.ne.jp/article/20171127-BHQY7HYXWBLVVPROBCPXSZM7JA/

 

白鵬は日本の大相撲での偉大な成績とは裏腹に、相撲界から追放される危険性が高い。今回の北青鵬の暴行事件にたいする監督不行届への処分は、それを利用し白鵬の大相撲から追放することを念頭においたものだろう。白鵬の方にも責任のかなりの部分がある。白鵬は親方として実績を残し、将来的にはなんと相撲協会のトップを狙っている。そして、大相撲の大改革を考えているという。(補足2)そして現在、反社会組織との付き合いの告発も進行中である。https://news.yahoo.co.jp/articles/7ee3adc91f2de7a00fca0ff57f41e43a1af441d0


 

終わりに:

 

今回の大谷選手に予想される大リーグの処分と日本相撲協会の白鵬に対する処分との類似点は言うまでもないだろう。暴行事件の北青鵬は、賭博事件の水谷一平氏である。日本人の感覚では大谷選手に全く罪がないと思う様に、モンゴルの人も白鵬(宮城野親方)に全く罪がないと思うだろう。しかしスポーツベッティングが禁止されているカリフォルニアでは、大谷選手は賭博のほう助罪になる可能性が高い。税法上の罪も、あるかもしれない。一方の白鵬選手は、弟子の監督不行届きは日本では親方の資質が問われるのは自然。しかも、反社会組織との付き合いが取り上げられるかも知れない。大谷選手と宮城野親方はともに、日米両国のスポーツにおける歴史を書き換えた選手であるが、地元の文化には馴染まない存在である。

 

 

補足:

 

1)米NBCテレビが水原通訳が卒業したとされるカリフォルニア大リバーサイド校を取材、大学広報が学校に在籍した記録がないと報じた。(中日スポーツ)そのような男なら、本文に書かなかったが、もう一つの可能性として、ブックメーカーのマシュー・ボウヤーという男と水原通訳が組んで詐欺を働いた可能性もある。その場合、6億という多額の借金に対する不自然さ等多くの疑問が消える。

 

2)2021年10月7日のFlashの記事には、白鵬の取材を長年続けている大相撲ライターの以下の言葉が記されている。

「白鵬は、理事長のポストを目指しています。彼の理想は、相撲をワールドワイドにすること。モンゴルだけでなく、南米、欧州からも弟子の獲得を目指す。さらに、積極的に海外巡業もおこなうんです。その変革を助けるのが、元横綱の朝青龍と日馬富士。彼らを角界に復帰させるのが当面の目標です」https://smart-flash.jp/sports/159248/1/1/
私は、白鵬が大相撲を改革したいと考える気持ちは良く理解できる。しかしそれは、大相撲をスポーツと考えた場合である。大相撲が日本の神事であるという事実から離れて、尚国民から人気を集めることが可能かどうかは分からない。